INTERNATIONAL MUSIC FOR BIGINNER~初めての洋楽~ -8ページ目

コラム ~洋楽を聞き始めたころ~

以前にも書いたように、僕はビートルズから洋楽の世界に飛び込んだのですが、最初のころは全くといって

いいほど知識がなくて、何がなんだかさっぱりわかりませんでした。


洋楽にとっかかりにくい理由のひとつに情報が探しにくいといういうことがあるかもしれません。確かに邦楽

はボーっとしていてもテレビ番組なんかでたくさんの情報が手に入ります。でも洋楽の場合自分から進んで

求めなければ情報は得られません。


僕は聞き初めのころはとにかく「売れてる」とか「有名」、「大御所」などといった評判を聞きつけては、いいか

どうかも確かめずに、ツタヤでレンタルしていました。そうしているうちに、なんとなくいろんなことがわかって

くるようになりました。


ではもっとうまくやる方法はないのか。あります。それはこのブログを読むことです(笑)

きっとお役にたてることでしょう。


他にないのかといえば、たとえば、ラジオを聴く、チャート番組を見る、といったものがあります。


近畿地方(自分がそうなので)に住んでいる方でしたら、アルファー・ステーションというラジオ局で日曜に二時からやっている洋楽チャート番組や京都テレビで毎週木曜日の深夜26時半ごろからやっている番組がお勧めです。この番組は岩手、栃木、福島、三重、横浜のローカル局でも見ることができます。詳しくは番組のホームページ

でみることができます。


ラジオを聴いて気になるアーティストがいればAmazon で検索してみるのもいいでしょう。視聴できます。

AOL (英語のサイトですが、難しくはありません。)なら最近の曲のPVや視聴ができます。


他にもいろいろあるかもしれませんが、結局のところ自分から情報を探して回るしかないようです。

洋楽紹介 ~ローリング・ストーンズ~

ビートルズと同時代に活躍し、ビートルズと肩を並べるロックバンド、ローリング・ストーンズ。

メンバーが現在60歳という高齢にもかかわらず、ワールドツアーを発表したばかりの彼らについて紹介しま

しょう。


ローリング・ストーンズは1963年のデビューから常にロックシーンの第一線で活躍し続けています。ブラック

ミュージックの影響を受け、ロックにそれらの要素が取り込まれています。


メンバーは 

ミック・ジャガー:レコードデビュー時から在籍。担当:リードボーカル、ハーモニカ、(曲によってギター、キーボードなどを担当することもある) ※2003年12月12日、英国においてナイトの称号を授与される。


キース・リチャーズ: レコードデビュー時から在籍。担当:ギター、バッキング・ボーカル、(一部の曲でベースギター、リードボーカルを担当)


チャーリー・ワッツ:レコードデビュー時から在籍。担当:ドラムス


ロン・ウッド:1975年、ミック・テイラーの後任として加入。担当:ギター、バッキング・ボーカル(一部の曲でベースギター他) ※当初はフェイセズからゲストミュージシャンのような形で参加するが、1975年、フェイセズは解散し、ローリング・ストーンズにそのまま加入。いつから正式メンバーとなったかについては異説もある。なお、ブライアンの死後、彼は一度後釜として候補に上がっていたが、フェイセズのロニー・レインが、自らのバンドのために、その話をもみ消していたといわれている。


ブライアン・ジョーンズ:レコードデビュー時から在籍。1969年脱退。担当:ギター、ハーモニカ(他にダルシマー、マリンバ、シタールなど多くの楽器を演奏。一部の曲でバッキング・ボーカル) ※故人。死因については自殺説と事故説がある。


ビル・ワイマン:レコードデビュー時から在籍。1991年脱退。担当:ベースギター("In Another Land"1曲のみリードボーカル) ※ビル・ワイマン脱退後のベースギターはダリル・ジョーンズがサポートメンバーとして担当。


ミック・テイラー:1969年、ブライアン・ジョーンズの後任として加入。1974年脱退。担当:ギター


したがって現在は四人で活動しています。


彼らの代表曲は『サティスファクション(Satisfaction)』でしょう。

ローリングストーン誌が行った歴史に残る名曲の二位にランクインされています。

(ちなみに一位はボブ・ディランの『Like A Rolling Stone』)


かれらの音楽的影響、ファション(髪を伸ばし放題にする、普段着のような衣装)の影響には計り知れないも

のがあります。彼らはビートルズとともにロックの歴史の原点なのです。


もっと詳しく知りたい方はこちら


rolling stone ←これがローリング・ストーンズのトレードマークとでも言うべきもの。

洋楽紹介 ~イーグルス~

今回は名曲「ホテルカリフォルニア」で知られるイーグルスを紹介します。最近では平井堅が「ならず者」を

カバーしていました。CMでも使用されていますし、大ヒットした「世界の中心で愛をさけぶ」の主題歌「瞳をと

じて」のカップリング曲として収録もされていますので、ご存知の方も多いでしょう。


バンドのバイオグラフィを紹介しましょう。

「1971年リンダ・ロンシュタットのバック・バンドで顔合わせしたグレン・フライ、バーニー・ リードン、ランディ・マイズナー、ドン・ヘンリーの4人で結成。72年ファースト・シングル 「テイク・イット・イージー」、アルバム『イーグルス・ファースト』のヒットにより、 一躍ウエスト・コースト・ロックの代表的な存在となる。74年3作目の『オン・ザ・ボーダー』 完成後、レコーディングに参加していたドン・フェルダーが正式メンバーに。75年バーニー・ リードンが脱退、代ってジョー・ウォルシュが加入。そして76年歴史的名盤『ホテル・ カリフォルニア』をリリース。77年オリジナル・メンバーであったランディ・マイズナー脱退。 ティモシー・B・シュミットが正式メンバーとなる。79年発表の『ロング・ラン』発表。80年 ロング・ラン・ツアーを中心とした初のライヴ・アルバムをリリースするが、バンドは事実上 休止状態に。82年5月正式に解散が発表される。」


バンドメンバー全員がボーカルができるなどユニークな面もあるバンドです。現在ではデジタルリマスター

のベスト盤もあります。洋楽を聴くものはもちろんのこと、そうでない人もぜひとも聴いておくべきでしょう。

用語解説 ~グラミー賞~

洋楽界において非常に重要な賞であるグラミー賞。毎年2月中旬に授賞式が行われます。

日本で言うところのレコード大賞のようなものなのですが、大変重要な賞なのでここできちんと解説しておき

ましょう。


グラミー賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

グラミー賞(グラミーしょう)は、1958年に音楽業界において優れた作品を創り上げたクリエイターの業績を讃えるとともに、業界全体の振興と支援を目的として作られた賞。

現在は、ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ&サイエンス(National Academy of Recording Arts & Science)が主催しており、各年度ごとに、表彰の対象として設けられた部門別に受賞者が決定される。

「NARASアチーブメント・アワーズ」が正式名称だが、受賞者にグラモフォン(蓄音機)の形をしたレプリカが贈られることから一般にグラミー賞と呼ばれる。


グラミー賞にはさまざまなものがあります。

主なものに

最優秀レコード賞 

対象期間内に発表された最も優秀な録音に贈られる。
アーティストを始め、プロデューサー、エンジニア、ミキサーなどレコーディングに携わった人全てが         
授賞の対象。

最優秀アルバム賞 

     対象期間内に発表された最も優秀なアルバム作品に贈られる。

     アーティストを始め、プロデューサー、エンジニア、ミキサーなどレコーディングに携わった人全て

     が授賞の対象。

最優秀楽曲賞 

     対象期間内に発表された最も優れた楽曲に贈られる。

     録音したアーティストではなく、作詞・作曲したソングライターが授賞の対象。

最優秀新人賞

     対象期間内に楽曲を発表し、選考委員であるNARAS会員が最も優秀な新人だと思うアーティスト

     に贈られる賞。

があります。
その他にもジャンル別にいくつもの賞があります。

参照したページ

↑過去の受賞者も見れます。そこから新しい発見もあるかもしれません。


洋楽紹介 ~ロッド・スチュアート~

この間のグラミー賞授賞式でようやく悲願のグラミー賞を受賞したロッド・スチュアート(Rod stewart)。彼はグラミーに何度もノミネートされながらも一度も受賞に恵まれておらず、「僕はグラミーに嫌われている」といってあえて受賞式にあわせてオーストラリア公演を組んでいました。ところが今回で「GREAT AMERICAN SONGBOOK」ついに悲願のグラミーを手にすることができました。


彼は1970年にソロデビューするまで、さまざまなバンドに在籍していました。デビュー後は順調にヒットを

飛ばし、3枚目のアルバムからのシングル「マギー・メイ」ではイギリスとアメリカで同時に一位を獲得するという偉業を成し遂げました。


彼の最大のヒットは名曲「セイリング(Sailing)」でしょう。レコーディングの環境が悪くのどを滑らかにすること

もできなかったからか、すごいかすれ声で歌っているのですがそれが大変すばらしいのです。本国イギリス

ではまるで国歌のように誰もかれもが歌っていたようです。


rod stewart

洋楽紹介 ~ビリー・ジョエル~

ビリー・ジョエル(Billy Joel)は日本でもかなり有名なシンガーです。彼の名前が出るときにセットになって出てくるのが「素顔のままで(Just The Way You Are ) 」という歌です。年配の方(こういっては失礼かな)なら多くの方がこの曲を知っていることでしょう。


彼は70年代から80年代にかけて活躍したアーティストです。ビートルズに影響を受けてロックスターを目

指します。そんな彼を最初にスターダムへと押し上げたのが「ピアノ・マン(Piano man)」のヒットでした。そうし

て人気の足がかりを得た彼は「素顔のままで(The Way You Are ) 」でグラミー賞を受賞しトップスターの仲

間入りを果たします。


ほかに日本で有名な彼の曲は「Honesty(正直)」でしょう。少し前にもCMで使われていました。


どこか懐かしい感じの、黄昏時の黄金色の夕日が似合いそうな彼の名曲。ベスト盤も出ていますのでぜひ

聞いてみてください。


もっと詳しく知りたい人はhttp://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/BillyJoel/


コラム ~洋楽との出会い~

これまでに三組のアーティストを紹介してきました。書いてるほうとしてはビートルズが長すぎて三組以上

紹介した気分なんですが......


ここでちょっと休憩して、僕が洋楽を聴き始めるようになったいきさつを話したいと思います。


僕は今現役の学生です。ぼくは小学生のころは音楽そのものをまったく聞いていませんでした。まったく

興味がなかったんです。でも中学に入ってからどういうわけか音楽に関心を持つようになって、テレビでやっ

てる音楽番組をむさぼるように見ていました。最新の音楽チャートなんかもかなり知っていました。


しかし、それにもすぐに飽きてしまいました。というのはまずチャート自体があんまり変わらないからというの

もありましたが、最大の理由は曲が売れるのは何を歌ったかではなくて、誰が歌ったかで判断されていると

感じたからです。たいしたことのない曲でも人気の歌手が歌えばとりあえず一位になります。そして次の週

にはかなりランキングが落ちていたりします。そういうことに違和感を感じ、日本のミュージックシーンは退屈

だと感じていました。


ちょうどそんな時に僕が知ったのがビートルズです。実は学校の授業で一年間ずっとビートルズを習ってい

て試験にもビートルズの曲当てのような物が出ていたので、ビートルズを聴けば試験対策にもなると思って

レンタルしてきたのがきっかけでした。


ビートルズには退屈な日本の「音楽」と違ってそこには確かに音楽があったのです。音楽に魅せられた者が作った確かな音楽が。それ以来洋楽を聴き続け、今に至っているのです。 



洋楽紹介 ~ボブ・ディラン~

今回はビートルズと同時期に活躍したシンガー、ボブ・ディランをご紹介しましょう。


彼はフォークやカントリーからロックと大変幅広く音楽を生み出しています。


フォークシンガーとしての代表曲は「風に吹かれて(Blowin' in the wind)」でしょう。

ベトナム戦争という大きな戦争にアメリカのみならず世界が揺れていた時代に反戦のメッセージをこめて

歌い上げられたこの曲は現在のイラク戦争や各地で起きている紛争が絶えない昨今でも十分に共感できる

ものがあります。


ロックシンガーとしての代表曲は「Like a rolling stone」でしょう。ローリングストーン誌が特集した歴史に影響

を与えた曲の第一位にも選ばれた彼の代表曲でもある曲です。6分にも及ぶ長い曲で短い曲(ビートルズ

も短いですよね。)が主流だった当時の音楽界に衝撃を与えました。


彼の音楽のすばらしさは歌詞の中にも見て取れます。たとえば「時代は変わる(The Times They Are A-

Changin' )」はアメリカのテレビ番組に彼が出演したときに、40年前に作られた歌なのに歌詞が現在に通じ

る物を持っている、と絶賛されました。


彼はビートルズのジョンにも影響を与えている、偉大な<孤高の天才>なのです。


詳しい軌跡はhttp://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/BobDylan/history/ をどうぞ。

洋楽紹介 ~クイーン~

四回にわたってお送りしてきたビートルズにお別れを告げて、今回はクイーンです。

彼らは1970、80年代に目ざましい活躍をしたロックバンドなのですが、彼らの業績が最近日本で見直されてきています。

木村拓哉主演のドラマ「プライド」では「Born to love you」が使用されていましたし、現在放送中のドラマ

「anego」では「We Will Rock You」が使われています。

最近発売されたベスト盤「クイーンジュエルズ」は1,2ともに好調な売れ行きを見せています。

特に1はミリオンヒットで去年のゴールドディスク洋楽部門に輝きました。


ではクイーンのメンバーは

 フレディー・マーキュリー(ヴォーカル)

 QUEEN1

 

 ブライアン・メイ(ギター)

QUEEN2

 ロジャー・テイラー(ドラム)

 queen4


ジョン・ディーコン(ベース)

QUEEN3


の4人です。


1973年にデビュー。以来オペラの要素を取り込んだ『ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)』

や「We Will Rock You」 「伝説のチャンピオン(We are the champion)」等の名作を世に送り出します。

しかし不幸にもヴォーカルのフレディがHIV感染で1991年に亡くなってしまいます。


実はクイーンには日本に特別な思い入れがあります。それは彼らをスターダムへと導いたのは日本の

ファンだったからです。その感謝の気持ちから、ジュエルズの中には日本語が登場する歌があります。 


彼らの最近の活躍としては自分たちの名曲を使用したミュージカル「We Will Rock You」があります。


クイーンの独自のオペラのような、それでいて変幻自在の音楽性を知るには実際に聴いてみるしかない

でしょう。


ベストから入るならジュエルズシリーズかグレイテストヒッツがあります。



洋楽紹介 ~ビートルズ~第四回

ビートルズは解散後もさまざまなアーティストに多大な影響を及ぼし続けています。


オアシス(今年のサマソニに出演)は大いに影響を受けており、自身でも「ジョンとポールを超える」

と発言していますし、「I am the walrus」をカバーしています。

エアロスミスも「Get Back」をカバーしています。

今年のグラミー受賞式(日本のレコ大にあたる)では出演者全員で「Across the Universe」をカバーしました。


映画「アイ・アム・サム」(現在公開中の「ハイド・アンド・シーク」に出演している天才子役ダコタ・ファニングちゃんがでていた)ではすべての映画音楽がビートルズで作られています。


僕自身も、ビートルズを始めて聴いたのは5年ほど前なのですが、その現在にも通じる音楽性に感動しました。ぜひ皆さんも聞いてみてください。


初めての方は下にあげた、赤盤、青盤(この二つでセットと考えていいでしょう。僕のおすすめ)

または「1」(こちらのほうが音がいいかも)のベスト版がお勧めです。

  ←通称赤盤
アーティスト: The Beatles
タイトル: 1962-1966
 ←通称青盤
アーティスト: The Beatles
タイトル: 1967-1970
アーティスト: The Beatles
タイトル: The Beatles 1