昨年の今日に、こんな記事を書いていましたが
それから一年の間に、浜松支部でFTMの方の手術要件なしでの性別変更許可に続き
広島高裁でMTFの方の手術要件なしでの性別変更が認められました
※「手術要件」とは
特例法第二条4項の生殖能力の停止要件と
同5項の外観を近似させる要件で
いずれも基本的には手術を行うことで実効させることによります
この”手術要件なしでの性別変更”については
わたし達当事者間でもいろいろな意見が出てきましたが
わたしは基本的にはこれまで通りに
手術要件、少なくとも(MTFにおける)外観要件は必要だと思っています
そして(新聞記事等で取得した情報の範囲では)
先日の広島高裁の申立人の理由では手術要件の排除はしてはいけないと思っていますが
ただ身体上の問題とか何らかの理由により
※金銭面での理由は保険適用の見直し等で考慮すべきだと思っています
どうしても手術が馴染まない時には
何らかの例外規定を設けるのはやぶさかではありません
※ある期間のRLEを必須条件にするような動きがあります
性別変更を考えているトランスジェンダーの人は
この”手術要件なし”というのはどうなのでしょうか?
もちろん高額な手術を行わないで性別変更できる可能性が出てきたのですから
費用を工面して、手術を行って、やっと戸籍の性別変更をするのではなく
先ずは性別変更をしちゃって
それから時間をかけて費用を工面して、想いの身体にしていく
という手順も考えられるようにはなります
それでも多くのMTFの方々にとっては
出来ることなら竿と玉は早く取ってしまいたいものではないのでしょうか?
そしてこのことはFTMの方の胸と同じなのではないかな、と思います
♂の場合は、たまたま玉が生殖要件にも関わりますが
実際には見てくれの問題と生理的な事象にかかわることでの
排除欲求に繋がっていくのだと思います
そうした時に、生き方/考え方そうして年齢等いろいろなことを考慮したうえで
SRSが100~200万の費用が掛かるのに対して
除睾手術なら20~30万で済むことを考えると
将来SRSまで進むにしたって
先ずは除睾をしてしまうというのも
一つの考え方だと思っています・・・・わたしはそうしました
チョッと話がそれますが
除睾してもおいたをすれば出るものは出ます・・・もちろん中身の種はないですが(^O^;)
わたしの場合、除睾からSRSの間は二年弱ほどありましたが
SRS直前でもそうでした
そして先日にもHRT診察での記事で触れましたが
わたしの場合ばいぶでの刺激をあるポイントに”気持ちとともに”送り込んでいくと
いくことがあるのですが・・・感覚は男の子の時の感覚に近しいです
この時にはもう以前の様には噴射液が出てこないのです
なぜかなぁ~??と、先日HRT担当の泌尿器科の先生にお聞きしたのですが
取り敢えずは「身体には問題ない」ということなので
一応の安心はしつつも、なんかモヤモヤしています(^O^;)