協生農園の適正地は少ない 「重要」 | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

協生農法は誰でも何処でも出来るが、協生野菜が出来るとは限らない。 アフリカでは問題ないが、日本は問題が多過ぎる。

協生農法で完全な植物を生産・販売するなら場所を選ばざるを得ない

 

協生農法発祥の旧むー農園は、隣接する非舗装だった農道が、合併新設された大型中学校の通学路になって舗装、自転車の通行量が増し、道から2m、長さ40mにわたり雨が降れば道路から異物が流れ込み汚染され、野菜の味が変わってしまった。

それが、撤退してビレッジにむー農園が引っ越した大きな理由だ。

 

同じ理由で新農園の道沿いは20m、隣接する新々農園隣の有機肥料・鶏糞に2m×50m汚染されその部分は使えない。

造成当時は問題なかった3カ所の実験農園が周囲の事情の変化でダメージを受けている。

 

強雨の度に人為的異物混入の確率が高い庭での協生農法も問題が多いが、宅地周辺や道端や平地の穀倉地帯も問題が多い。

過疎化した山麓部の荒廃農地においても、長期間有機肥料や堆肥を混入した農地は10年以上放置しても汚染が抜けず使えない農地が多い。 農地の前歴は重要で確認が最優先だな。

三重県は松阪牛の産地、多くの田畑に牛糞が積まれ、土中深く混入・堆積、臭いが抜けない。

 

最近特に感じることだが、どこも異物だらけで、すべての条件をクリアーする農地を探すことが困難、数項目の条件の何かが足を引っ張るからだ。 梅や柚子など、放任果実の収穫依頼で伺った数件も、生活・有機肥料汚染ですべて駄目だった。

これでは、誰でも何処でも出来る協生農法の大半は協生農園にならず、協生農産物の産出・販売が困難になってしまう。

 

しかし、「まあ少々はいいか・・」と、異物が混入した不完全な農産物を協生野菜・果実として世に出すわけにはいかない、〇か×しかないのだから。

 

何処まで汚染されたか、その判別は味の違いでしているがこれが一番間違いない。

それまで生食で問題なかったゴボウやニラやニンジンやシマラッキョウの味が変わり、エグ味や辛味が出て生食出来なくなるので誰でもわかる。 ミカンも味でわかるが、少しでも肥料など異物が入れば隙間が出来て皮が簡単に剥けるからわかりやすい。

 

ミカン同様に、本来のキャベツにも隙間はないが、肥料分などの異物が入れば市販のキャベツ同様に隙間が出来る

キャベツの葉間の隙間は常識だが、正常ではなく異常。

その理由は、巻く目的から考えれば隙間が出来るはずがなく、隙間があれば青虫に破られ花芯を守る目的は果たせないからだ。

(キャベツが青虫を養う理由11編に明記)

 

植物本来の味は異物によって大きく変わる。

化学肥料だろうが有機肥料・完熟堆肥・米ぬか・ボカシであろうが人為的な異物に変わりなく、植物の本質から大きく逸れて早期肥大、細胞バランスは崩れて当然生命エネルギーの質も異なる

野人理論ではそれらは心体維持復元には使えない

 

この状況を改善するには、一般社団法人・荒廃農地再生機構を全国に広げ、条件を満たして認定可能な農地を広域で確保、希望者に情報提供・斡旋したほうが早いだろうな。

 

協生農法波及の目的は、第一に農業として業の確立、それにより飢餓貧困の解消。

さらに環境復元、健康復元だが、破壊された表土の復元に時間がかかるのはやむを得ないが、大勢が最も関心を持つ体調の維持・復元には細胞に異物が混じらない「完全な農産物」が不可欠

 

協生農産物の定義「協生農法 協生農園 正常な細胞の産物

農法知識だけでなく立地条件、環境・天候の変化などの判断も必要になる。協生農法やれば協生野菜が出来るわけではない。

 

3つの認定審査の中で協生農法以外の2つは難関になりそうだな。 最初は可でも状況の変化で不可にもなる。

防止策が不可能なら、農園を移転させるしかない。

協生農法発祥のむー農園もそうしたように。

品質の維持が最も重要であり、理論の理解がないと困難。

 

不完全な植物は「協生農法」「協生」の名称では販売出来ない。

協生農法として始める前に考えていただきたい重要なことだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全11編

 

 

 

ささやかな クリックガーン 

         ダウン

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 健康ブログ 食育・食生活へ
にほんブログ村