異物は完全には避けられない | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

協生農法に最初から登場し続けている「異物」。

異物とは人為的に抽出された成分のことで、自然界の循環の中には単体で存在しないものだ。

 

化学肥料や農薬など薬物や食品添加物の成分であり、それらを含む食べ物で育てた家畜も体内に異物を含み、卵や乳製品も同じように含む。

肥料で育てた植物の油かすや、鶏糞、牛糞などの有機肥料も異物を含み、それらを肥料にした農産物も同じように含む。

 

現代生活において異物は氾濫、

人間と人間が関与した動植物の中を常に循環。

家庭の生ごみを肥料にすれば最悪で、無数の異物は野菜や肉や他の食品を通して永遠に循環する。

人間もペットも家畜も、人間が関わる農産物すべての細胞に異物が混入している。

 

この食品の細胞に大きな影響を与える異物。

地球上何処であろうが異物は避けられず、自然界の食べ物も多少の異物を含んでいる。

人為的異物は粉塵や排気ガスなど大気中にもあり、黄砂やチリを含む雨には酸性雨もある。

つまり奥深い山も渓流も山も異物からは逃げられない。

 

海洋生物も野生動物も植物も体内に本来のもの以外の異物元素を含むが、許容範囲にあるから生きていられる。

さらに限界を超えれば心身に支障を及ぼし、さらに異物が増えれば細胞は正常を保てず、やがて絶滅に向かう。

 

地球上で最も異物に浸食され病不調に苦しむ人間、ペット、家畜、関わった野菜果物などの植物がそれを示している。

これらの異物は学問の間違いから自ら持ち込んだ異物であり、修正次第で解消出来る。

 

今でさえ手に負えないのに、異物が入らない野生動植物、異物を与えない協生農産物、畜産酪農まで大量の異物が混入すれば体調の復元は不可能になる。

極度の大気汚染がもたらす最たるものだな。

 

現状の野生動物や魚貝類に、人間やペットのような異変がなければ自然界の異物は許容範囲にあると言える。

それ以上の異物は人為的に避けられるが、海山共に異変は既に起こりつつあり急がないと手遅れになりかねない。

 

農園に肥糧や堆肥などの異物を持ち込まず、家畜に異物を含んだ穀物農産物を与えず、大雨や川の氾濫・汚水による冠水を防げば大量の異物は混入しない。

つまり野山・野生と同じものになる。

 

肥料分を含む苗や薬品処理された種も異物を含むが、根を張って大きく成長すれば異物の影響はほとんどなく味も正常、草に埋もれて成長出来なければポット内の異物は残存する。

処理された種の影響はほとんど見られない。

心配ならポットの土は使わず、種も自家採取すればよい。

 

カラスや猫や犬の糞などによる異物の影響は大きく、明らかに植物は変質する。

雨天時に道路から流れ込タイヤカスなどの異物も植物を変質させる。

つまり、協生農園すべてが完全な植物で埋まることはなく、山間部よりも市街地の方が必然的に異物の量は増える。

 

病不調の原因は、完全な細胞の肉や野菜果物がまったく体に入らないからであり、肥料・機械技術の進歩と、スーパーのような均一サイズパック販売形式が招いたもの。

適度に完全なものを食べれば良いのであり、基本条件を満たす協生農園は少々の異物を気にすることもない。

近代農法、有機農法・堆肥混入は全面異物で埋まり完全な植物はほとんど得られない。

 

異物の量と質によって細胞は変異するが、その境界は誰にも分らない。

雑味や味の変化、心身の変化、枯れるか早期腐敗か放置実験でしか判断出来ない。

 

協生農産物の適・不適は協生農法講師が判断するが、農地の選択から考えなければ後が大変、何とかなるものもあればどうにもならない場所もあるからだ。

協生農法はどのような場所でもやれるが、状況によっては完全な協生農産物が出来るとは限らず、協生農園とも言えなくなってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

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