瞑想と迷走 2 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

何故野人には役に立たなかったのか、その理由は明確だ。

ストレスも緊張もないし、集中力も問題ない。

自己成長や向上やポジティブなどどうでもよいこと。

生きて暮らして成長向上しない方がおかしい。

 

盲点、弱点、アラ探しが得意なお野人から見れば、これらには明らかな弱点がある。

いくらやっても新たな発見とはさほど関係がないということだな。

他の人はともかく野人には無意味な事だった。

 

気付きと言っても、自分の意識の範囲、思考の範囲を出ないのだから井の中の蛙に近い状態。

既にあるものをかき回すようなもので、多少の整理整頓は出来るかもしれないが、意識・思考が安定しているなら必要がない。

あえてやらずとも人間も他の動物も日々考えながら生きている。

無理に考えようとすれば瞑想が妄想・迷走になりかねない。

いずれにせよどうするかは自分で選ぶことだ。

 

野人が思う黙想・瞑想の弱点を克服するには・・

自らの思考の領域から飛び出す糸口を探すことだろう。

その飛び出す出口・糸口は何処にあるのか。

 

今の教育、学習形態から、知識の大半は丸覚えが多く、自力で正確な判断が出来ないものばかり。

これまで野人が覆した数多くの常識・習慣もそれにあたる。

他にも省みることは個々いくらでもあるはず。

 

確信を持っていたことが、本当にそうなのか、根拠・道理はあるのか、そう考えれば、何もないことのほうがおかしい。

自らを省みる、そこから新たな思考が始まる。

自分の常識・良識が一つ変わるたびに生き方も少しは変わるだろう。

日々そのように考えていれば黙想や瞑想はあえて必要ないだろうな。

 

野人思考、泳法、武術、理論、すべて誰にも習わず参考にもせず自ら築いたもの。

それは一般的に言う黙想や瞑想から生まれたものではない。

弱点を見つけ出し、徹底的にこじ開け、弱点を克服した結果だ。

 

流行する方法に囚われず、五体の天性機能を駆使し、自由に頭を使いこなし、時には汗を流し、血も流して体得したほうが使いこなせるのではないだろうか。

集中して思い考えることはそれらの「始まり」に過ぎない。

 

人間は学問だけでなく、そんなことまで習わなければやれないのだろうか。

黙想や瞑想が悪いと言っているのではない。

目的があるなら、それに見合った方法は自ら考えたほうが効果的。

 

呼吸法も同じで、野人は大学の空手部でやらされていた方法はまるで役に立たなかった。

ゆっくりと呼吸を整える太極拳のような呼吸法も野人には役に立たない。

だから瞬時に汗が噴き出す独特の呼吸法を作ったが、効果は抜群。

こんなものは誰もやらないだろうし、野人も完全に出来ない時の方が多い。

 

結局、社会から習ってそのまま使いこなしているものを探すほうが難しい。 習ったことは使いこなせないものばかりだったな。

これが「知識・言葉」と「仕組み」の違いだ。

仕組みが間違っていなければ誰にでも使いこなせるはず。

 

世界に数多く氾濫する健康の知識、使いこなせるかな。

野菜果物で、ビタミンミネラル繊維質で、魚の成分で目的が果たせるのか。

全員結果が出なければ間違っている、役には立たないということだな。

 

現実の物理的な判断を、習った言葉や心で下す習慣は野人にはなかった。

現実の出来事で心の悩みや迷いが生じるのだから、それらを心でまとめ、自分に言い聞かせ、納得するのではなく、現実の道理で解決するしかないだろう。

 

野人の思考基盤は自然界であり、他の生き物達から学び現状と照らし合わせること。

動物は自らの体験から学び親からも学ぶが、人間は親と人と本から学ぶ。

動物は狩りや採取で生き、人間はそれが仕事に変わったが、生きる為に必要な活動に変わりない。

 

人間にはあって動物に全くない習慣は大きく3つある。

1に、トレーニング、柔軟体操、健康の為の運動などの類。

2に、使う予定のないお勉強、学びの為の学び。

3に、この黙想・瞑想だろうな。

そのどれも野人は受け入れられず、何も困らなかった。

 

学校教育、運動クラブ活動などの義務教育の分野では当たり前のように取り入れられているが、必要なことは基本的な算数と遊びやスポーツを兼ねたコミュニケーション・チームワーク、他は家庭自習で十分と思っている。 必要なら本を読むか社会に出て学べば済むこと。

 

大人になってそれ以外の学問が役に立ったという話は聞いたことがない。 進学の手段としてしか役に立たない学びだな。。

少年期は自己を形成する大切な時期、もっと大切なことを学ばせた方が良い。 大人になって悩み苦しみ迷走しないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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