つる性植物の頭脳 1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

葛の花

 

 

つる性植物とは他の植物のように固い茎や幹を持たず、他の物に巻き付いて生長する植物だ。

朝顔やキウリなどの草類、アケビやフジなどの樹木類などその種類は多い。

 

一般的には・・

 

何故巻き付くのか・・

「茎だけで自立することが出来ない為」 ・・??汗 言葉遊びだな。

 

どうやって巻き付くのか・・

「接触屈性による 何かに触れると触れた面が伸びを止め、反対面が伸びて巻き付く」

 

間違ってはいないのだが、何故、どうやって巻き付くのかの答えにはなっていない。

常識で言う世界の「理由」と野人が使う「理由」とは最初から交わることがない。

 

生物学会では四苦八苦しながら研究を進めているが解明されていない。

生命の謎、植物の謎、野人理論ではたいして難しくはない。

胃を必要としない魚の謎も、巨大化する深海生物の謎も解いた。

 

植物の謎も同じことだな。

動植物問わず、原子・分子が電気で出来ているように、生命体と名の付く細胞も電気、当然動力は電気エネルギーであり、維持制御も電気の補充。

 

植物は脳を持たないが指揮系統は根から葉先まで行き届いている。

つるもまた意思を持って目標物に巻き付き、触れた面が伸びを止め、反対面が伸びることで目的を果たす。

 

葛やアケビのように本体のツルが巻き付く種もあれば、ブドウのように脇からヒゲつるを出して固定する種もあり、吸盤もあればカギで引っかける種もある。

それぞれが自らの意思で考え出した方法であり、神様が手伝ってあげたわけではない。

 

草類に茎のない種も多いのは、それに適した茎を必要としない環境で生きられるからだ。

しかし樹木は硬い幹も年々強度を増す年輪もあり、他よりも高く立ち上がり、枝葉を伸ばすことでテリトリーを広げて行く。

つる性の樹木・草類は木であろうが草であろうが周囲に巻き付いて立ち上がって生存しようとしている。

 

人間、学問、常識、さらには動物だけでなく植物の「弱点・利点」を明確に出来るのが野人理論であり、つる性植物の弱点・利点もよくわかる。

 

どのような生物にも意識があり、脳はなくとも頭脳とも呼べる知恵がある。 「触れたものに、こうしてこうやって巻き付く」という観察結果よりも、「どうやって触れたい方向へ向かっていくのか」のほうが重要ではないか。

 

つるの先は明らかに相手を選んでいる。

無機質よりも有機質、同じ有機質でも生命活動している方を選ぶ。

プラスチックや鉄の棒より木の杭、木の杭よりも生きた木を選んでそちらへ伸びる。

 

表土を破壊せず、肥料などの異物で育てなければ、キウリはすぐ側のネットを選ばず、乾燥竹の杭も選ばず、横の草に向かってつるを伸ばす。

耕して彼らが自力で生きる道を奪い、肥料で肥大させれば植物としての本質を失い人間に従うしかなくなる。

近代農業は植物の意思も頭脳も必要としていない。

不完全な食べ物は我が身に帰り、心身・環境をも破壊する。

 

つるが相手を選ぶのは偶然ではなく明らかな意思を持っているからであり、判断の指標は相手が有する生命の電気エネルギーを感知してその質で判断している。

 

つる性植物に共通していることだが、何故生命を持つ樹木や草に絡みつくのか。

丈夫な茎や幹を持たないので上を目指す目的もあるが、上に向いた杭やネットよりも低い草を選ぶことから、優先目的は「生命エネルギー」だ。

 

樹木がなければ草に絡みついて横に進む道を選ぶ。

だから「地這いキウリ」でも栽培が可能。

同時期に植えて無理にネットや竹杭に誘引したものより、キンカンなどの果樹に自らの意思で巻き付いたキウリのほうが茎は3倍から5倍生長して多くの実を付ける。

 

これらから、つる性植物は生命を感知、選べる条件なら相手を選び、巻き付いた樹木から草よりも大きなエネルギーを得て生長していることがわかる。

 

続く・・ 次回 つる性植物もう一つの謎を解く

 

 

 

腰の高さキウリブッシュ 下はツルだらけで入れん 以後放置

 

 

 

 

 

 

 

 

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