世界の侵略的外来種ワースト100 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

生態系や人間への影響が大きく、世界中で手こずっている動植物の外来種を「侵略的外来種」と国際自然保護連合が定め、「世界の侵略的外来種ワースト100」が指定されている。

 

その多くは動物であり、指定された陸上植物は32種。

一般には聞き慣れない種が大半だが、在来種としてはイタドリ、クズ、チガヤが入っている。

そのどれもが世界では評判がよろしくない。

 

クズは1週間ほど前に解説したが、チガヤの評判がすこぶる悪い。

イネ科の多年草のチガヤは地下深く頑丈な根を張って縦横無尽に密生、重機で掘っても除去が困難で「世界最強の雑草」という称号もいただいている。

東南アジアなどでは1度森林を破壊すると広範囲、恒常的にチガヤの草原となり森林が回復しないのだ。

 

山菜として利用されるイタドリは日本、台湾、朝鮮半島、中国に分布している。

根は漢方生薬の「虎杖根メラメラ」、その名の如く地下茎の繁殖力は凄まじく、コンクリートやアスファルトを簡単に突き破る。

 

持ち込まれた当時は重宝していたイギリスでは、土地にイタドリが生えていると銀行がその土地を担保にローンを貸してくれないビックリマークと言うから、これはもう・・怨霊のようなもんだな

笑ってはいけないが、笑える。

 

野人が認定する総合力「世界最強」はクズであり、次がイタドリ、チガヤと続く。

生命力」が凄まじいということは、チョイと考えれば「活用」出来るということであり、人間に災いどころか恵みをもたらす

簡単なのだが視野が狭ければその道理に気付くことはない。

 

チガヤはむー農園の一部を占領、たしかにまともにぶつかれば駆除は困難。耕運機で耕しリセットしてもすぐに復元する。

面倒だから実験も兼ねて放ってあるが、たまにチョコチョコちょっかいを出していると・・根が深く潜伏するチガヤの凄さもよくわかるが弱点も見えて来る

最近は愛着ドキドキも沸き、何だかチガヤが可愛く思え、共に生きる活用法を考えている。

懸命に頑張っているチガヤを根絶やしにはしたくないのだ。

 

イギリスでは忌み嫌われるイタドリも、クズと並んで草刈り人には非常に迷惑だが、日本では古くから山菜として親しまれ、地域によっては集落中で重宝されている。

 

野人はこのイタドリを荒廃農地に増やそうとしているが、手に負えないのだから畑に植える人などまずいないだろう。

しかし超有望な食材であることは間違いない。

放っておいても草にも負けず増えて量産出来るのだから。

 

勝算なくして語らず、やらないギャンブラーむードキドキ

勝つ必要はなく、負けずに手懐けて見せよう。

クズや竹は生命エネルギーを、イタドリは膨大な食材とエネルギーを、チガヤは根とエネルギーを上手に活かせばよい。

 

植物は植物を持って制す。

チガヤはイタドリに歯が立たず、イタドリはクズに歯が立たず、そのクズもまた竹の前では柳にタコ・・叫び

タコの頭のようにツルリと滑り、しなやかな枝からも払い落される。  しかしそれぞれの特技も魅力も十分クラッカー

 

しかし・・このワースト100

歯が立たず忌み嫌う・・と言うことは

人知がいともかんたんにあしらわれた・・と言うことではないのかな。  百戦錬磨メラメラ・・ではなく、百戦百敗汗・・だな。

 

他にワースト100に入る生物は

水生植物5種の内 身近な種が

日本と朝鮮半島しか食べないワカメ・・ゲッソリ

各国では迷惑者扱い・・

 

それに観賞用として親しまれているホテイアオイ。

巨大化して水面を覆い尽くし、枯れると腐敗して悪影響、青い悪魔と呼ばれているらしいが、せめて青い布袋様ラブラブとか・・

 

ワースト100には

ブラックバスはともかく、コイやニジマス、イエネコ、シシ、ブタヤギまで入っているのだから何とも・・

元を正せば人間が悪いのであり、彼らはちっとも悪くないではないか。 ワ~~ストドクロ最低最悪・・なんて付けちゃってパンチ!

 

野菜・果物・肉・・海外からどっさりこ色んなものを持ち込み、人間の都合で命の選別をしているようなもの.。

人間のほうがはるかに侵略的だ。

 

アメリカ先住民、アイヌ民族、インカの民、植民地にされた多くの国の人達・・ 人間は人間までも侵略、征服しようとする。

侵略・外来種という言葉を使うなら・・人間が

この100種のトップに立ってもよさそうなものだが。

 

鳥が種を運ぼうが船が運ぼうが大差なく、種はそうやって遠くの地で繁殖を続け、その地で進化してきた。

ジュラ紀と比べれば現在は野山の様相も随分と違う。 

 

生態系は常に移り変わる。

自然とは、生態とは何か、解不足ではなかろうか。

生態系の保護・・という言葉も、野人にはうつろに聞こえる。

 

古今集で小野の小町子さんもうたった

 

花の色は うつりにけりな いたずらに

      刺身世にふる ながめせしまに

 

これは・・

 

花の色もあせるように 刺身も・・

もったいないから後で食おうと眺めている間に・・

腐って とても食えない 残念・・ と 言うことだな

 

 

多年草の中で最強のクズ1

https://ameblo.jp/muu8/entry-12308374441.html

 

痛みをとるイタドリの旨さ

https://ameblo.jp/muu8/entry-10235864577.html

野人エッセイす

草が土を作る イタドリの役割

https://ameblo.jp/muu8/entry-10115718038.html

 

 

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