人類最大の知性は火と道具を使いこなすことであり、狩りによってさらに知性は磨かれた。
地球では動物の頂点に立つその知性が何故衰退したのか・・
衰退と言うより、何故使い方を誤ったのか・・
7年前の記事だが色褪せることなくその理由を明確に述べているので再読を。
2012年11月の記事
ニュースの見出しと記事だが・・
ヒトの知性 6千年前ピーク?
米教授・・「狩りをやめて低下」
人類の知性は2千~6千年前ごろをピークにゆっくりと低下し続けているかもしれない。
こんな説を米スタンフォード大のジェラルド・クラブトリー教授が米科学誌セルの関連誌に発表した。
教授の論文によると、人類の知性の形成には2千~5千という多数の遺伝子が関係しており、ランダムに起きる変異により、それらの遺伝子は動きが低下する危険にさらされている。
一瞬の判断の誤りが命取りになる狩猟採集生活を送っていたころは、知性や感情の安定性に優れた人が生き残りやすいという自然選択の結果、人類の知性は高まって行った。
「こんな説を発表した」・・とあるが、今さら驚くことでもないだろう。
ブログを始めた頃からそれを前提に記事を書き続けたが、実験室ではなく自然界の簡単な道理と人類の歴史から出るべくして出る答えだ。
知性が磨かれた原因を求めるのは物理であり、可能性の薄い余計なものを削除して行けば最後に残る最大の原因は「狩り」しかなく、子供でもわかる。
他の動物との違いは、道具を使う狩りだ。
だから幼少から積み木、おもちゃ、武器などに関心を持ち、使いこなそうとする本能が引き継がれている。
家畜の飼育、農業で狩りをやめれば徐々に衰退して行くのも道理だろう。
人類最大の知性は火と道具を使いこなすことであり、知性の源は創意工夫。
家族の生き残りをかけて「野生動物」を相手に磨く体力に密着した知性と、自分のペースで磨く知性は異なる。
あくまで道具は道具であり、知能だけでなく集中力と体力、「心技体」が揃わなければ狩りの成功は見込めず、数日間で家族が滅ぶことになる。
大量の穀物を得られない時代、四季の恵みで生は繋げず、周年得られる食べ物は肉しかなく、胃液は肉を溶かす為のもの。
ライオンやチータはその厳しい現実の中で今も生を繋いでいる。
狩る側の知性が磨かれれば、狩られる側の知性もそれに応じて磨かれるからだ。
切磋琢磨がすべての動植物の進化の原動力なのだが、他の生き物を制圧した人類にはそれがなくなった。
人間文明はさらに進むが、それと並行して知性の一部と本能は退化して行く。
その退化によって知性のバランスを失い、地球と人類自ら抱える悲惨な現状を招いた。
肉食獣の最も多い死因は病気ではなく餓死だ。
人間の知性は餓死の崖っぷちから這い上がって培われたものと言える。
農業は多くの人々を餓死から救い文明の基礎にもなったが、病と共に本能と知性の衰退を招いたとも言えるだろう。
病は急激に加速しているが、知性の衰退と言うより知性の使い方を誤ったからであり、まだ幾らでも修正可能。
知性が数千年で極端に低下するはずもなく学び方次第だ。
人は何故知性の使い方を誤ったのか。
自然界・動植物と向き合う暮らしが全てだった長い時代から、機械文明の発達とともに自然界と向き合うことが減少、思うようにコントロールしようとしたからだ。
言語の発達とともに本能も退化、便利な情報が溢れれば自ら考え判断する能力も衰える。
本、人、ネット情報、それらから学ぶ現代の学び方は完全な他力本願。
メリットも大きいがデメリットも大きい。
そう考える人はどれほどいるのだろうか。
「学び方が間違っている」
野人はそう言い続けている。
同じ学び方では野人理論の理解は困難だろう。
起点も基盤も異なるのだから。
知性と本能 それさえあれば魚は突ける
野人は小学4年でモリと弓を自作 海山の狩りを始めた
獲物は魚・タコ・アナゴ・ウナギ・サザエ・アワビ・・キジ・野ウサギ
小学6年生でもそれだけ自力で獲れて解体調理出来る
それから毎年今日まで 狩りと木の実採取をしなかった年はない
小学生から今日まで毎年 山菜もとりまくったが・・
本能が求めるのは野生肉と野生果実 生命を繋ぐのは肉
半世紀の実践から 生命の道理から 答を出した
誰に習ったわけでもない やれば誰でもわかるはず
人の知性 6千年前ピーク?
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参考になった人 ポチ
クロダイ 50㎝