現在の農業は生態系の破壊。
耕すことは表土の破壊、耕し続ける限り本来の表土は復元出来ない。
農薬、化学肥料を使わず有機肥料、堆肥などを使おうが異物投入に変わりなく、植物は早期肥大、健全な植物とは言えなくなる。
動物や収穫期の鳥の侵入阻止はやむを得ないだろうが、虫を排除して単一栽培、量産・・
表土破壊、異物投入だけでなく昆虫まで排除すれば生態系は成り立たず、自然界の産物とは程遠い。
農薬、化学肥料を嫌い、有機・オーガニックを好む人もいるが、有機肥料は言葉を変えればすべて産業廃棄物であり異物投入に変わりない。
植物はそのようなものは必要とせず、自力でエネルギーを得る仕組みになっている、それが生態系だ。
耕して土中に有機物を混入すれば、化学肥料より生態系にはるかに悪影響を及し地下水を汚染する。
腐敗汁で汚染された畑の地下水が飲めるはずはなく、それは化学肥料も同じだ。
地下水汚染だけでなく、それら肥料は大雨の度に表土を流れ、河川から海へ土砂と共に大量に流れ込み泥は堆積して沿岸の海底を埋め尽くし、肥料成分の過剰な窒素はプランクトン異常発生など海の生態を狂わせている。
マリンビレッジのマリーナも泥で埋まり、桟橋に係船出来なくなりつつある。
海が綺麗な南西諸島でさえ、サトウキビやイモの栽培で剥き出しの赤土が海に流れ込み、白砂が茶色に染まり、肥料で沿岸の生態系が破壊されて磯から貝類の姿が消えつつある。 どちらも非常事態だな。
大雨の度に川が数日間濁るのは生活排水ではなく農業が原因であり、川の生態系を破壊し続ける。
表土が健全なら川は本来濁らない。
砂漠地帯や岩石地帯以外に、何故草が根を絡み合わせて密生するのか、その理由が明らかにされていない。
「養分を奪う」と言う人間の道理で草を忌み嫌うが、草が生えていない大地などはない。
草の根がびっしりと絡み合うことで表土の浄化槽の役割を果たしている。
草が陸に水を止め保水、通気性を保ち土中生物の活動を助け、地上に豊かな生態系をもたらした。
生命の誕生と消滅、消滅無くして誕生もなく、草が築き上げた表土がその重要な役割を担っている。
草があるから地球はゴミの山で埋まることがない。
その草を有用な野菜に替えればよいのだが、さらに大きく立派にと言う人間の欲が現農法を生み出した。
農業の発展は人間に大きな恵みをもたらしたが、環境悪化、健康悪化と言う負の遺産ももたらした。
表土は荒廃、今の農業が続く限り復元不能に陥り、川の水や地下水も枯渇、小規模農家は暮らしもままならなくなってしまった。
環境保護の農業へ転換しない限り負の連鎖は続く。
問題提議する人は世界中にいるが、具体案を持って解決出来る人はいない。
1人1人の力は大切だが、何をどのようにすれば解決するのか。
業としてだけでなく、環境、健康、この3つの必要十分条件を満たす理論が協生理論であり協生農法理論。
野人原人はこの10年間、農地だけでなく海も山も見続け、海底まで調べ続けた。
2人ともそれぞれの役割があり大きな目的に向かって着実に進んでいる。
世界の壁は厚く困難だが、この地球復元の大事業・・
人間が破壊したのだから復元出来るのは人間しかいない。 多くの人の参加を望んでいる。
宮川河口
種子島 2015年 原人
農法とは何か
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水を作る植物と水を使う植物
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微生物と農業の関わり 2
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パーマカルチャーと協生農法の違い
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シネコカルチャー土壌調査
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今夜富士市に入り、明日は朝から森林調査と富士協生農園の進行状況の視察。
森林調査は、サルナシとマタタビの探索、雌雄の判別、雌枝の採取。
東京講演と富士果樹園整備
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