成分とエネルギーの関係と言うと難しそうだが難しく考えることはない。
成分の定義は・・
国語辞典では、「化合物や混合物を構成している純物質」
栄養の分野では、「物質が幾つかの性質の異なる物質で構成されている時、その一つを言う」
まあ・・単体の物質と考えればよい。
無機にせよ有機にせよ、それらを構成する特定の物質に変わりない。
化合物は元素から成り、元素とは教科書の裏表紙にある表で、番号が付いている。
全部で120もなく、天然から見つけたのは90もなく、今も定かではない。
元素の形は誰も見たことがなく、原子核があり電子が周囲を回っていると言うが、個々の性質の違いはあっても空洞のようなものだな。
野人理論に出て来る「成分は健康とは関係がない」。
厳密にいうなら、関係はあるが明確な答えを求める野人方程式上は関係がない。
野人理論はエネルギー論であり、活動、修復など、動物の心身を制御するのは「制御エネルギー」であり、このエネルギーは完全なバランスを持つ生命体・有機物から得られるエネルギー。
宇宙は見えない点から広がっているとするなら、元はすべて見えないものから成り立っている。
原子核も周囲に電子が飛び回らなければ物質ではなく見えず、飛び回り物質として存在しても人間には見えず、結局最終単位に突き詰めれば何も見えない。
電気など見えないものも物質も、エネルギーそのものであり、化合物、有機物と大きくなるほど無数のエネルギーの集合体になる。
栄養学、健康学で言う「必要な成分 体の働きを担う成分」は、亜鉛や鉄分などの単体元素や化合物など節操がないほど無数にある。
これらを考えなければ地球では健康に生きられないのだろうか。
食材となる有機物はエネルギーの塊なのだから、エネルギーは当然それらの成分から生まれたものだ。
こう考えれば成分と健康は関係あるのだが、そうではない。
野人理論で重要なことは、このエネルギーの質であり、「完全なバランスを持つ有機物」から得られるエネルギーという条件が付いている。
元素、つまり単体ミネラルや単純な化合物は食べ物ではないのだから難しく考える必要はなく、それらが道端に生えているはずもない。
地球環境で育つ食べ物以外の物質は、地球動物の食材ではないのだから削除して考える。
食材である肉や果物や野菜が完全なバランスを保っているかどうかが重要だ。
その成分が制御に作用するのではなく、その全体のエネルギーが作用する。
個々の有機細胞のエネルギーと考えてもよい。
肥料・異物や耕起など、人が余計なことをすれば細胞内に必ず取り込まれ本来のバランスは壊れる。
壊れれば自己分解能力は失われ、枯れるはずが溶けて腐りもする。
リコピン、コラーゲン、カテキンなどはどうでもよいものであり、そのエネルギーが作用の中心・重要であっても、完全か不完全ではベクトル・・つまり向きや強さが異なる。
だから野人は漠然とした成分論ではなく、エネルギー論を説いている。
どの成分がどのように作用するかと考える前にもっと重要なことがある。
何処吹く風で暮らしている猿を参考にした方が賢明だ。
自ら築いた環境から得られるもの以外は異物・廃棄物として排除するのが浄化槽としての植物の仕組みだ。
水は水素と酸素から成るが、水素の性質も酸素の性質も持たないまったく別のもの。
有機物とは炭素を中心にHやО、Nなどが複雑に繋がった高分子化合物。
土中の微量ミネラル以外は空気のようなもの。
有機が燃えれば水蒸気となって元の気体に戻る。
生命のエネルギーとはバブルのようなものだな。
意識なくして生命体とは言えない。
どのような小さな生命でも生命である以上、単細胞にも小さな意識はある。
野人理論では、食べる主目的は「意識のエサ」であり、意識に多様な成分は必要なく、必要なのは生命のエネルギー。 その食べ物が有する生命体としての完全なエネルギーだ。
少しは理解が進んだだろうか・・・
人は何を食べて生きて来たのか 食性のまとめ
https://ameblo.jp/muu8/entry-12433656359.html
動物の食性とエネルギー源 1
https://ameblo.jp/muu8/entry-12254101098.html
エネルギーとは何か 2
https://ameblo.jp/muu8/entry-12281262489.html
急いで書いたので、間違いがあれば追って修正する