山の食いものを漁るゴリラとサル
ブルーベリーより甘くて美味しいシャシャンボ
原人と猿人は真冬の木の実を食いまくった。
木の実の季節と言えば秋だが、真冬だって結構食えるものは野山にある。
代表的なものは11月から2月まであるフユイチゴだが、12月から1月は暖地性ブルーベリーのシャシャンボがあり、旨いとまではいかないがシャリンバイやグミもある。
11月に熟すアキグミは一斉に小鳥に食べられるが、渋味があれば真冬でも残っている。
鳥が酸味も渋味も感じとれるのは、そもそも木の実は鳥に食べさせ種を運ばせる植物の知恵の結晶であり、酸味と渋みは種が未熟ゆえ「まだ食べちゃ駄目よ」と言う植物からのメッセージ、甘味は許可証のようなものだ。
植物の甘い実は草食だけでなく肉食動物も好む必要糖、それを植物は知っているから作ったのだ。
あの手この手で渋抜きして早々と食うのは人間しかいない。
山の渋柿でも熟し切れば甘く食べられるからそれまで待てばよいのだ。
原人と猿人は鳥も敬遠してたっぷり残っていたこのアキグミも食ったが、渋味も弱く何とか食べられるようになっていた。
今回は山の土壌サンプルや有用植物の苗のサンプル採取が目的だったが、食の実習を兼ねて食いまくった。
協生農法の波及だけでなく、古代食、木の実の山「クラシックパーク」を作らなければならないのだ。
クチナシの苗のサンプルを求めて山に行くとシャシャンボの木を見つけた。
クチナシそっちのけでゴリラと猿はシャシャンボに食らいつき熱中した。
甘味と酸味のバランスのとれた天然ブルーベリーのシャシャンボはブルーべリーよりはるかに本能に響く。
木にぶら下がる猿とゴリラは放って置いてクチナシを探そうとしたら・・・
シャシャンボの木の根元に大小合わせてたくさん生えているではないか。
クチナシの実は湿布などにも使われる漢方の生薬だが、天然着色料として餅やお菓子、染料にも使われる。
花は美しく甘酸っぱい香りで食べられ、花酒やジャムにも用いられる。
実をつけるのは花が一重の自生種で、園芸用に改良された八重のクチナシは実をつけない。
このクチナシの実でクチナシピラフを作ったのだが「原野の猿」トリオが作ればそりゃあもう旨くて豪快な・・それは次回に。
食いまくったシャシャンボの木の根元に~
食うのに夢中で気付かなかったゴリラとサル・・
上に吊られず 下向いて歩こうね
アキグミ収穫隊
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山のブルーベリー シャシャンボ
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野人原人猿人の食卓 今月5日
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農村活性ビジョン 「開け村」 クラシックパーク