ちょうど、尾崎豊の命日前ぐらいに、『尾崎豊&渡辺美里と「自分探し」「本当の自分」「自分らしさ」』と言う記事を書いてみた。
 
 
 その中で、尾崎豊や渡辺美里の曲の歌詞に、「自分らしさ」「本当の自分」「自分探し」等が登場し、それが1980年代メッセージソングの核を成していたのではないか、と推測した。
 
 では、「自分らしさ」「本当の自分」「自分探し」、それらと同一直線状にある「オンリーワン(和製英語)」「BE MYSELF」「ありのままの自分」「かけがえのない自己」「僕が僕であるために」等の対語は何であろうか?
 
 おろらくそれは、「ワン・オブ・ゼム(One of Them)」であり、「その他大勢」であり、「取り換え可能な自分」であり、「群衆の中の誰でもよい誰か」であり、「代わりはいくらでもいる社会の歯車」であろう。
 
 
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