我が子が救急車で運ばれた。命に比べたら全ての悩みなんてどうでもよくなるとき。 | 我慢なし!リバウンドなし!親子過食卒業レッスン 国家資格/公認心理師 オレンジ

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25年間何をやっても過食が止められなかった私が、もう二度とリバウンドしない過食の手放し方を見つけました!
過食で苦しんでるあなたが、もう我慢しないで、好きなものを食べられて、笑顔で「ごちそうさま」ができ人生へ生き方を変えるお手伝いをしています。

過食をしても、しなくても

笑って楽しく生きるために、

対人関係に向き合う最中の

オレンジだよ。

 

 

 

食べるとか、吐くとか、食べないとか

 

嫌われるのが怖いとか、そんなことを毎日考えているけど、

 

 

 

全ての悩みを吹き飛ばす出来事が起きました。

 

息子が救急車で運ばれたときのことを今から書きます。

(長いけど、最後まで読んでね)

 

 

 

先日、

 

私は、とある集まりに参加するために

 

一人で出かけたの。

 

 

 

その間、娘(5歳)と息子(3歳)は夫が見てくれることになり。

 

 

 

(よろしく頼んだよー)

 

 

 

私は、

 

久しぶりに集まった方と

 

マスクしながら飲んで話して、

 

わいわい盛り上がって、夕方前に解散したの。

 

 

 

(昔は女子会、今は婦人会)

 

 

 

そしたら、

 

帰りの電車内で、

 

「息子の様子がおかしい」

 

と、夫からLINE。

 

 

 

夫が昼間に公園に連れていったら、

 

息子がブランコから落下して

 

意識が朦朧としてる。

 

とのこと。

 

 

 

 

急いで家に帰ると、

 

息子がぐったり寝ている。

 

 

 

 

名前を呼んでも、

 

意識が朦朧としていて、

 

すぐまた寝てしまう。

 

ちょっと様子がおかしい。

 

 

 

 

 

様子を見てたらいいのか、

 

受診した方がいいのか分からない。

 

 

 

夫が

 

病院受診ガイドのようなところに電話をかける。

 

 

 

 

「すぐ救急車を手配します」

 

と言われた。

 

 

 

 

 

まじか。

 

そんなひどいの?

 

こんなときに母ちゃん、ちょっと酔ってて、ほんとごめんささい。

 

 

 

 

 

 

とりあえず、急いで

 

保険証や着替えや飲み物や

 

息子のお気に入りのトーマスなどをかき集める。

 

 

 

 

しばらくして、

 

救急車がやってきた。

 

 

 

 

状況をよく知る夫が、息子と同乗することになった。

 

息子は抱っこされて、一瞬、目を覚ますものの

 

またぐったりとして、夫に抱えられたまま、

 

救急車に入っていく。

 

 

 

 

救急車の扉が閉まる。

 

受け入れ先を探しているのか、

 

救急車はしばらく動かない。

 

 

 

 

外からは、中の様子が見えない。

 

私は、排気ガスの熱気を体に受けながら、

 

だんだん不安が増してくる。

 

 

 

 

今すぐ生死に関わるほどではなさそうだったけど、

 

もし、急変したらどうしよう。

 

 

 

 

つい先日も

 

子どもが亡くなる話が

 

身近であったばかりなので、

 

死は他人事じゃない。

 

 

 

 

もし、息子もそうなったらどうしよう。

 

この救急車の扉の向こうの息子が

 

最期の姿になったらどうしよう。

 

 

 

 

 

 

息子の姿が目に浮かぶ。

 

 

 

うっとおしいくらい「ママ!ママ!」って呼んで

 

全力でまとわりついてくる息子。

 

 

 

 

「ママ大好き」

 

って抱きついて

 

顔中にチューしてくる愛くるしさ。

 

 

 

 

そして、

 

毎日お風呂を嫌がる息子に、イライラすることも。

 

先日保育園の先生から、

 

息子の言葉の遅れを指摘されて心配になったことも。

 

 

 

 

私の悩みなんて、

 

全部どうでもいいことだったと気づいた。

 

 

 

 

生きているから悩めるんだ。

 

生きていればいいよ。

 

元気なら何でもいいよ。

 

 

 

 

 

そんなとき、救急車の扉が開き、

 

救急救命士のお兄さんが出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「遠くの病院になるかもしれません。

 

入院の可能性もあるかもしれないし、

 

帰りのことを考えると、

 

お母さんが中に入って、

 

お父さんと娘さんが

 

車で着いてくる方がいいと思うのですが、いかがですか?」

 

とのこと。

 

 

 

 

取り急ぎ、

 

家の中に戻り、

 

一人で待たせていた娘に

 

「一緒に病院行くから、準備して」

 

と伝えたところ、

 

 

 

 

パジャマ姿の娘が、

 

タンスの中から、服を何枚もひっぱりだし、

 

コーディネートをし始める!!

 

さらに、

 

ふだんしないカチューシャまでつけ始める!!!!

 

 

 

 

 

 

 

「こんなときに、

おしゃれなんて

しなくて

いいぃぃぃぃぃーーー!!」

 

 

 

 

 

 

私は今日一番の大声で娘を怒鳴ってしまった。

 

5歳の娘も、この非常事態に何かを感じているだろうに。

 

私の不安を全部ぶつけてしまってごめん。

 

でも、お願い、急いで。

 

ジュースとおやつを、リュックに入れておくから。

 

 

 

 

 

何か言いたげな娘を夫に託して、

 

私は救急車に乗り込む。

 

 

 

 

息子はストレッチャーの上で

 

コードにつながれて横になっている。

 

「〇くん、どう?」

 

と声をかけると、

 

黙ってじっとこちらを見てくる。

 

 

 

 

 

「頭いたい?」

 

と聞くと、首を横に振る。

 

「だるい?」

 

また、首を横に振る。

 

 

 

 

ん?

 

痛くもだるくもないらしい。

 

 

 

 

声は出さないけど、

 

話は通じるし、

 

表情がしっかりしている。

 

 

 

 

んん?

 

何か、よくなってない?

 

 

 

 

受け入れ先の病院が決まり、

 

救急車が出発する。

 

 

 

 

サイレンの音

 

救急車の揺れ

 

車内のいろんな機械や

 

垂れ下がる聴診器やコード

 

壁に貼ってある体温計や薬のケース

 

 

 

 

息子は、

 

ベルトで固定されて身動き一つしないまま

 

両目をしっかり開いて、

 

救急車の中を観察している。

 

 

 

 

 

普段から乗り物が大好きな息子。

 

救急車や消防車は特にお気に入り。

 

 

 

 

どんどん息子の目の色が力強くなっていく。

 

ん?

 

大好きな救急車に乗って

 

元気になってない?

 

 

 

 

「さっきより良くなってきましたね。」

 

と救命救急士のお兄さんも笑っている。

 

 

 

 

 

そして、病院に着いた。

 

 

 

 

ドクターが頭や首を念入りに触って確認してくれる。

 

息子は絶対にしゃべらないつもりなのか、

 

首を横に振り続ける。

 

どこも痛くないらしい!!!

 

 

 

 

 

 

 

ドクターがにっこりしながら

 

「大丈夫そうなので、もう帰っていいですよ」

 

と言った。

 

 

 

 

私が、

 

「お忙しい中すみませんでした。ありがとうございました。」

 

と頭を下げたら

 

 

 

 

「いいんですよ。頭は何かあったら大変だからね」

 

と、看護師さんが神様みたいに微笑んでくれた。

 

 

 

 

 

その後、手続きなどが終わり、

 

夫と娘とも合流して、

 

息子を抱えて車に乗った。

 

 

 

 

ようやく安心したのか、

 

数時間ぶりに息子がしゃべった。

 

 

 

 

「救急車、かっこよかった。

 

また乗りたーい♡」

 

 

 

 

もう、乗らんでいいよーーーー!!!!!

 

 

 

 

ほんと、生きた心地がしなかったけど、

 

楽しいも、うれしいも、好きも、幸せも、

 

悩めるのも、心配も、不安も、

 

生きてるから、感じられることなんだと改めて気づいたよ。

 

 

 

 

生きていることが当たり前じゃないなら、

 

何を選んで生きていきていくか、

 

そんなことを考えた一日でした。