おはよーございます!
恋多き人生の果てに、劣化した肥満体だけが残り、恋を捨てて久しき男、虫歯天使です。性格が良い嫁とか、稼ぎがある嫁とか、もう贅沢言うきは毛頭ありません。ただただ、うる星やつらのラムちゃんみたいな彼女がほしいだけです!
以前、オオカナダモについてこのような記事を書きました。
その後、配信のための調査などを通じて、更に確信を深めている事実があります。
やはりオオカナダモこそが、水草の王者であると。
今回は、それを裏付けるオオカナダモのスペックと1トン級ミニ地球「バイオキューブ」での状態に、ついて、いくつか重要な事実を紹介しておきまきょう。
まず、オオカナダモはかなりの耐陰性があり、室内照明だけでもゆっくり成長します。また、強い光と栄養と二酸化炭素があれば、本領発揮して爆殖するという両極端の顔を持ちます。
この点、陽当たりの良いエリアでしか繁栄していないアルテルナンテラレインキー •ミニに明確に勝る所です。また、逆にウィローモスなどは耐陰性は強くても、明るい場所で爆殖モードになることはありません。
明るい所でも強く、暗い所でも強いのが、オオカナダモです。
オオカナダモと同じように耐陰性が高く、また条件が揃えば爆殖するのがスクリューバリスネリアです。
スクリューバリスネリアの驚くべき生命力についても過去に取り上げてきました。
また、アルテルナンテラレインキー•ミニもスクリューバリスネリアも、非常に根をはる力が強く、それが豊かな土壌を育んでいるらしいということも紹介しました。
まず光合成について確認しましょう。
アルテルナンテラレインキー•ミニ(C4植物)やスクリューバリスネリア(CAM植物)は、進化の過程で乾燥に適応した特殊な光合成を行っており、特に二酸化炭素を濃縮する能力によって、二酸化炭素が低濃度の環境でも光合成が可能であり、おそらくこの点が、これらの水草の強さの理由の1つと考えられます。また、両方とも、属まで同じ近縁種が侵略的外来種に指定されています。
ではオオカナダモはどうか? C4植物やCAM植物の特殊な光合成と比較して、普通の植物の光合成をC3型光合成と言います。
C4型光合成やCAM型光合成は、低二酸化炭素などの過酷な環境に適応できますが、そのために余分にエネルギーを使っており、乾燥な低二酸化炭素などの制限要因がなければ、C3型光合成の方がエネルギー効率で上回ります。C4型光合成やCAM型光合成はもの凄い必殺技なのですが、全体的に見れば全てにおいてC3型に勝っているというわけではないのです。
そしてオオカナダモは、何とC3型とC4型を使い分けることができるというチート植物です。
また、水の中の二酸化炭素は、大きく分けて、遊離二酸化炭素と炭酸水素イオンがありますが、この二つの割合はPHによって大きく変動します。オオカナダモは、弱酸性のPH6.0から弱アルカリ性の8.0まで幅広く適応し、遊離二酸化炭素も炭酸水素イオンも両方とも利用できます。
また、オオカナダモは高温にも低温にも強く、どちらでも全ての水草の中でトップクラスの耐久力を発揮します。
根についてはどうかというと、浮かんでいるだけでも大増殖できますが、根を張ると更に手がつけられなくなります。根そのもは貧弱で、あまり「張り巡らせる」感じではないですが、れっきとした被子植物なので、単に体を固定するだけでなく栄養吸収や呼吸なども行うと推測されます。
このように、ほとんどどの性能を見てもトップクラスのオオカナダモですが、それだけでなく、アレロパシーによって他の植物の成長を阻害しているらしいことも分かっています。まさに鬼に金棒、弁慶に薙刀、エビフライにタルタル、ラムちゃんにトラ柄の如しです。
オオカナダモ。こやつが最強水草であることは、結果論からも分かります。バイオキューブの水圏の内、アルテルナンテラレインキー•ミニは陽当たりの良い場所のみ、スクリューバリスネリアは東側の半分のみが生息範囲です。
ウキクサ絨毯と、ミジンコウキクサとアゾラが勢力を二分しています。しかし、その間の領域は、ほぼ全域にわたってオオカナダモが何重にも範茂しており、
単純にバイオマスでも圧倒的な量で他の追随を許しません。
そして、アルテルナンテラレインキー•ミニやスクリューバリスネリアの近縁種が、侵略的外来種だと申し上げましたが、オオカナダモに至ってはご存じ通り、ソレそのものが侵略的外来種というか、すっかり日本に定着してしまっています。三面コンクリート張りの用水路でも大繁茂し、小魚やエビの隠れ家となっている姿を見たことがある人は多いでしょう。
1トン級ミニ地球「バイオキューブ」の、
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