お久しぶりです!
ミニ地球世界のプチ神様になろうとする男、虫歯天使です。
最後にブログを更新してから今日まで、ずいぶん月日が過ぎてしまいました。その間に起こったことについては、また少しずつ記事にしていきたいと思います。
結論から申し上げると、今、こういう状態です。
これまでのあらすじ
そこから、次の段階として、目指すべきものは明確でした。
脊椎動物、つまり魚の世代交代に成功したい!
しかし、その道のりは容易でないことは明らかでした。
なんと、当時確認したところ、名古屋市科学館のミニ地球でさえ、プラティの「孫基準」での世代交代には成功していなかったのです。
その反面、「魚の世代交代」に必要な条件は何かというのは、意外と簡単であることは分かっていました。
それは「水槽のサイズ」です。
水槽のサイズが大きければ、酸素を生み出し水を浄化する水草も沢山生やせるし、魚のエサになりうるミジンコ、ヨコエビ、稚エビなども沢山容易することができます。
しかし、名古屋市科学館の100リットル程度の水槽で「魚の世代交代」が成功しないのなら、いったいどれほどの大きさにすれば確実に成功するのか?
ちなみに、100リットルの水の重さは100kgです。水槽自体の重さ(大型水槽ほど、水圧に耐えるため、壁面は厚くなり、加速度的に重くなります)や、ソイルの重さなどを考えると、120kgにはなるでしょう。
そして私は200リットルの、密閉可能な水槽を容易しました。
しかし、ここで私は、ふと思いあたりました。
マンションの床、大丈夫か?
まあ、背の高い本棚を置いて、それにミチミチになるまで本を並べるという行為は、通常の生活の範囲内として許されるのでは? と勝手に考えました。
そういう書斎環境での本の総重量や圧力くらいなら、床は耐える、と考えて良いはずです。
しかしながら、水槽の形状は細長く、床に与える圧力では、そのような書斎環境さえ上回る可能性がありました。
加えて、100リットル程度でダメだったものが、200リットルで確実に成功すると考えるのは希望的観測に過ぎるのでは? という疑いが頭から離れませんでした。
小さいヒメダカ一匹が、ギリギリ生きていける水の量が8リットル。エビが、たぶん10匹程度。
当たり前ですが、「魚の世代交代」には、ただ生き延びさせるだけでなく、ちゃんと繁殖可能な大きさにまで成長させる必要があります。
加えて、ミニ地球のような極限環境では、親魚による卵食い、小魚食いが深刻な問題となります。
できれば、プラティやグッピーのような「卵胎生」(卵ではなく小魚を産む)の方が良いでしょう。子供の生存確率は飛躍的に上昇する筈です。
しかし、それらは、メダカ、ヒメダカより体が一回り大きいのです。
グッピー1匹が稚魚から成魚まで成長するために、エサとなる十分な量のエビが、梅酒ビン実験の10倍として、100匹。水も比例して80リットル、この値が答えに近いことを仮定しました。
更に、「世代交代」の成否の基準として「孫基準」を用いるのならば、近親交配による弊害まで視野に入れて考えることになりました。
それに、例えオス1、メス1の最初ワンペアで始めたとしたら、どちらかの個体の偶発的な死だけで実験は失敗に終わるのです。
せめて5ペアくらいで始められないのかなあ?
しかし、そのためには数100リットルの水が必要となり、ここまでくると、床が心配というより、部屋に入らん!
そして、私、虫歯天使は不可避的に次の結論に達したのです。
家建てるしかねえなあ
そしたらこうなった。
この水槽台は家の基礎部分であるコンクリート塊を競り上げてつくられており、耐久性は最強。南海トラフ巨大地震どころが、付近に原子爆弾を落とされても耐えるかもしれないというほどの耐久性を誇ることとなりましたとさ。
おじいさんは、おばあさん候補もいないのに、返し終わるのが77歳という、果てしない闇の向こうに oh oh ! 夢を描こう! な感じのローンを組んでしまったそうな。めでたし、めでたし。
そして、本日(2023/09/30)、実験開始!
乞うご期待! 続く!
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