どうも!
ネコにもわかるギターの弾き方、ギター講師のヤスオです。
前回の記事(『ダイアトニック・コード 3』)では、
ダイアトニック・コードについて、
少し違う視点から補足的な解説をしました。
今回も少し補足的な説明をしていきます。
『ダイアトニック・コード 1』と『ダイアトニック・コード 2』を
読んでもらったことを前提に書いていきますので、
分からないところは以前の記事に戻って確認してくださいね!
(^O^)/
「ダイアトニック・コードは数字で表す」
「ローマ数字で表記する」
ということを、
以前の記事で書きました。
この「ローマ数字」に馴染みがなく、
理解しづらい人もいるかと思いますので、
「ローマ数字」について説明しておきます。
一般的に馴染みのある英数字で使われるアラビア数字では、
1~10までを表すのに
「0、1、2、3、4、5、6、7、8、9」
という10文字を使います。
同じく1~10までを表すのに、
ローマ数字では
「Ⅰ、Ⅴ、Ⅹ」
という3つの文字の組み合わせを使います。
「Ⅰ」が「1」を表し、
「Ⅴ」が「5」を表し、
「Ⅹ」が「10」を表します。
単純に「Ⅰ」を並べて表していくと、
「Ⅰ」=「1」
「Ⅱ」=「Ⅰ×2」=「2」
「Ⅲ」=「Ⅰ×3」=「3」
となります。
でも、
数が多くなると分かりにくくなってしまいますね。
なので、
「Ⅴ(5)」と「Ⅹ(10)」という基準を作って、
分かりやすくしているわけです。
「Ⅴ」と「Ⅹ」の右側に「Ⅰ」を付け加えていくことで、
数が大きくなっていきます。
「Ⅵ」=「5+1」=「6」
「Ⅶ」=「5+2」=「7」
「Ⅷ」=「5+3」=「8」
また、
「Ⅴ」と「Ⅹ」の左側に「Ⅰ」を付け加えると、
逆に数が小さくなります。
「Ⅳ」=「5-1」=「4」
「Ⅸ」=「10-1」=「9」
こうすることで、
「Ⅰ」を並べるのは3つまでで済むわけです。
1~10までをローマ数字で表示するとこうなります。
最初は「Ⅳ」と「Ⅵ」が分かりにくいかもしれませんが、
ローマ数字の仕組みを理解し、
上の図のような
左から右に数が増えていくイメージ
が頭の中に出来れば、
分かりやすいと思います。
そして、
この数字に「ドレミ~」を当てはめて
認識するようにするのがオススメです!
つまり、
こういうこと
↓
『ダイアトニック・コード 2』で、
ダイアトニック・コードは、
スケールの何番目の音の上に作られるかによって、
コードの形が決まっている
と書きました。
スケールの何番目のコードなのか
が分かる必要があるわけです。
そのため、
スケールの最初の音から数えていくわけですが、
その時に、
「1、2、3、4~」
と数えていくよりも、
「ド、レ、ミ、ファ~」
と数えていくほうが理解が早いと思います。
注意していただきたいのは、
この時の「ドレミ~」は、
音名ではなく、
数字の代わり
ということです。
キーが決まっていなければ、
「Ⅰ」が何の音になるか分からないのと同じように、
「ド」の音も分からないわけです。
でも、
キーが分かっていれば、
例えば、キーが「D」なら
「Ⅰ」が「D音」になるので、
「D音」を「ド」として数えればいいのです。
その場合、
「E音」が「Ⅱ」=「レ」、
「F♯音」が「Ⅲ」=「ミ」
となります。
キーが「E」なら、
「E音」が「ド」、
「F♯音」が「Ⅱ」=「レ」、
「G♯音」が「Ⅲ」=「ミ」。
キーが「G」なら、
「G音」が「ド」、
「A音」が「Ⅱ」=「レ」、
「B音」が「Ⅲ」=「ミ」
となります。
これは、
「度数」と同じことなので、
関連付けて覚えるようにしておくと良いと思います。
(度数について分からない時は、
『音程合ってる?』『指板上で音程を確認しよう!①』『指板上で音程を確認しよう!②』
などを読んでみてくださいね!)
度数で把握できるようになれば、
わざわざ数えなくても、
何番目の音か分かります。
ダイアトニック・コードは、
スケールの何番目の音の上に作られるかによって、
コードの形が決まっているので、
度数で把握できるようになれば、
すぐにコードが判明するわけです!
まずは、
「音名とは別のもの」
「数字の代わり」
ということを理解したうえで、
「ミ」は3番目、「ラ」は6番目
というように認識できるように覚えてみてくださいね!
ではまた!
( ´ ▽ ` )ノ
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