どうも!
ネコにもわかるギターの弾き方、ギター講師のヤスオです。
昨日の記事(『指板上で音程を確認しよう!』)に引き続き、今日も指板上で音程を確認してみましょう。
昨日は、ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド を、
6弦8フレットからと5弦3フレットからの2つのポジションで並べて、
それを、度数に置き換えてみました。
2つの違うポジションでも、「1」に対する他の数字の位置関係は同じでしたね。
今日は、4弦と3弦からド レ ミ ファ ソ ラ シ ド を並べて、それを度数で表してみます。
この画像↓の「8」が4弦の10フレットにありますね。
8度の音は、1度の音のオクターブ上の音でしたね。
(分からない人は、『音程合ってる?』を確認してください。)
今回は、この上の画像の「8」を「1」として、ド レ ミ ファ ソ ラ シ ドを指板上に並べてみます。
なので、1オクターブ上のド レ ミ ファ ソ ラ シ ド ということになります。
「ド」を「1」として並べてみると、こうなります。
残念ながら、今までと形が変わってしまいましたね。。
4弦から並べた場合はどうなるでしょうか?
5弦の3フレットからド レ ミ ファ ソ ラ シ ドを並べて、度数で表すとこうなりました。
3弦5フレットの「8」を先ほどと同じように「1」として、
1オクターブ上のド レ ミ ファ ソ ラ シ ドを度数で表してみます。
すると、こうなります。
残念なことに、また形が変わってしまいましたね。。
では、どこがどのように変わったのでしょうか?
6弦に「1」がある時、
そして、4弦に「1」がある時。
最初の2本の弦の位置関係は同じですね!
「1」~「5」までの位置関係は変わりありません。
2弦の「6」「7」「8」の位置が変わっています。
しかも、
不規則に変わっているわけではなく、1フレット分、右にずれていますよね。
では、
3弦に「1」がある時は、どのように変わったのでしょうか。
まず、5弦に「1」がある時。
そして、3弦に「1」がある時。
こちらは、「3」~「8」の位置関係は同じように見えます。
でも、度数を確認する時に大切なのは、「1」を基準にした位置関係を把握することでしたね!
「1」を基準にした他の数字の位置はどのように変化しているでしょうか?
先に確認した4弦に「1」がある時の変化と同じように、
「3」~「8」は、1フレット分、右にずれているのです。
では、
変化のあった数字は、何弦の上にありますか?
確認してみてください。
4弦に「1」がある時。
3弦に「1」がある時。
位置関係が変化したのは、すべて1弦と2弦の上にある数字ですね。
つまり、ギターの指板上の音の位置関係は、
1弦と2弦だけ、右に1フレット分ずれるのです!
「なんでそんなややこしい並びにするんだぁ~!!」
と思いますよね。。
でも、
このことが分かっていれば、指板上の音の並び方が把握しやすくなるのではないでしょうか。
ちなみに、この音の並び方にすることによって、コードが弾きやすくなっています。
ギターはもともと伴奏するための楽器ですから、コードを弾いて伴奏しやすいように考えられたことなのでしょうね。
ではまた!
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