どうも!

 

ネコにもわかるギターの弾き方、ギター講師のヤスオです。

 

 

 

 

前回の記事(『ダイアトニック・コード 1』)では、ダイアトニック・コードについて、

7音で構成されたひとつのスケール(音階)の音だけで作られているコード(和音)

ということを説明しました。

 

また、

ダイアトニック・コードは

スケールの7音それぞれをルートにするので、

ひとつのスケールで7つのダイアトニック・コードを作ることができます。

 

それを、Cメジャー・スケールを使って解説しました。

 

 

Cメジャー・スケール

 

Cメジャー・スケールのダイアトニック・コード

 

 

 

 

 

前回はCメジャー・スケールで説明しましたが、

7つの音で構成されたスケールなら、7つのダイアトニック・コードができます。

 

なので、

他のメジャー・スケールでも確認してみましょう。

 

 

Aメジャー・スケールで確認してみます。

「Aメジャー・スケール」と言われても、構成音が分からない人もいるかもしれませんね。

 

まず、スケールの主音(トニック)は「A音」(ドレミで言うと「ラ」)になるのは、「Aメジャー・スケール」というスケールの名前から分かりますね。

 

譜面で確認する場合は、A音から上に7つ音を並べてみます。

このままではAマイナー・スケールになってしまいますね。

(よく分からない場合は『マイナー・スケール(短音階)①』を読んでみてください)

 

どの音に♯や♭を付けて変化させればいいのかは、キー(調)で考えてみると分かりやすいと思います。

 

Aメジャー・スケールの時は、キーがAの場合の調号を考えてみます。

 

キーがAの時は、♯が3つ付きますね。

(よく分からない場合は『調号について①』から読んでみてください)

 

調号の♯は

F C G D A E B (ファ ド ソ レ ラ ミ シ)

の順番で付きます。

 

キーがAの場合は#が3つなので、F C G (ファ ド ソ)に#が付くわけです。

 

なので、

Aメジャー・スケールはこうなります。

 

もしくは、音の間隔が「全音」か「半音」かで確認しても良いですよ!

 

メジャー・スケールは、音の間隔が

全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音

になっています。

 

ギターで確認する時は、間隔で確認したほうが分かりやすいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

元になるスケールが確認できたら、7つの音それぞれに3度音程(スケールの音をひとつ飛ばし)で音を重ねていけば良いわけです。

 

これにコードネームを付けるとこうなります。

これが、Aメジャー・スケールのダイアトニック・コードです。

 

 

 

 

 

同じように、Fメジャー・スケールでも確認してみましょう。

 

キーがFの場合は、♭がひとつB音(シ)に付くので、Fメジャー・スケールはこうなります。

そして、3度音程で音を重ねるとこうなります。

これが、Fメジャー・スケールのダイアトニック・コードです。

 

 

 

 

ぜひ他のメジャー・スケールでも確認してみてくださいね!

 

まだよく理解できていない内は、なかなか面倒くさいだろうとは思いますが、

(^▽^;)

色々と発見があると思いますよ!

 

 

 

 

では次に、

今まで確認したCメジャー・スケール、Aメジャー・スケール、Fメジャー・スケールのダイアトニック・コードを並べてみましょう。

 

Cメジャー・スケールのダイアトニック・コード

 

Aメジャー・スケールのダイアトニック・コード

 

Fメジャー・スケールのダイアトニック・コード

 

 

並べてみると、共通点に気づきませんか?

 

どのメジャー・スケールでも

〇M7 〇m7 〇m7 〇M7 〇7 〇m7 〇m7(♭5)

の順番になっていますね。

 

ダイアトニック・コードは、

スケールの何番目の音の上に作られるかによって、

コードの形が決まっているのです。

 

 

メジャー・スケールの1番目4番目の音の上に作られるのは

メジャー・セブンス・コード(M7)」、

 

2番目3番目6番目の音の上に作られるのは

マイナー・セブンス・コード(m7)」、

 

7番目の音の上に作られるのは

マイナー・セブンス・フラットファイブ・コード(m7(♭5))

 

ということです。

 

 

 

そのため、

ダイアトニック・コードは数字を使って表すことができます。

 

ⅠM7  Ⅱm7  Ⅲm7  ⅣM7  Ⅴ7  Ⅵm7 Ⅶm7(♭5)

というようにローマ数字で表記するのがポイントです。

 

また、マイナー・コードの場合は、分かりやすいように数字を小文字にする表記法もありますので、覚えておくと良いと思います。

ⅠM7  ⅱm7  ⅲm7  ⅣM7  Ⅴ7  ⅵm7 ⅶm7(♭5)

 

 

 

 

このようにコードに数字を付けることで、コード進行を数字で把握することができるようになります。

 

例えば、下のようなコード進行があります。

キーがCで、Cメジャー・スケールのダイアトニック・コードが使われているので、

この場合は「C」を「」として、

ⅠM7  Ⅵm7  Ⅱm7  Ⅴ7

と表せるわけです。

 

また、

このコード進行は「イチ ロク ニー ゴー」と呼ばれる、

よくあるコード進行です。

 

このように数字でコード進行を把握していくわけです。

 

ぜひ知っている曲のコードを数字に変換してみてください。

 

まだダイアトニック・コードについて説明の途中なので、よく分からないところや上手く変換できないこともあると思いますが、それでも良いので「試しにやってみる」という気持ちでチャレンジしてみてくださいね!

 

次回も引き続きダイアトニック・コードについて書いていきます。


ではまた!

( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

 

ギターに関するご質問、お悩みなどありましたら、

お気軽にお問い合わせください!

↑この画像をクリックするとフォームが開きます。