最近、東京の街中でよく見るようになったのが、電動キックスケーターに乗る人たちです。

渋谷駅周辺などに専用の貸し出しスペースなどがおかれていて、それぞれの主要駅についた人たちが、駅から目的の場所に向かうための手段の一つとして、電動キックスケーターを選びやすくなったからです。

 

明らかに以前より乗っている人が増えていて、自転車の代わりに日常使いしている人も増えているなあと実感しています。

 

そんな中で、米国の電動キックスケーターシェアリングサービス事業の最大手、バード・ライズが日本に本格的に進出することになりました。

 

(写真 CNET japanより)

 

このキックスケーターはパソコンでの遠隔操作で走行できる範囲や速度を変えられるという機能をもっているのが特徴です。

日本でも規制緩和されて、21年度は走行時のヘルメット着用が任意ですが、時速15キロ以下なら免許不要で路側帯での走行を認めるようになってきています。

そこで国内の電動キックボードシェアリングサービス事業を行うBRJ が400台からサービススタートするということです。

当面は東京などの大都市での実証実験をしてからスタートとなりますが、電動キックボードを都内で使う人がますすま増えそうです。

 

バード社の仕組みには特徴がありすま。

それは、外部企業へのスクーター販売によつて、外部企業はバードのソフトウエアとネットワークシステムを活用できるようにしている点です。

各地の企業が独自ブランドでスクーターサービスを展開することができます(日本でも同様かどうかはまだわかりません)

バードは自社システムを使って1回貸し出されるごとに20%の取り分を得るというものです。

 

つまり、電動キックスケーターのプラットフォームビジネスを展開するのがバード社なのです。

これによって、キックスケーターを利用する人を世界中で一気に広げていくことを可能にしています。

 

この「バードプラットフォーム」によってニュージーランド、カナダ、中南米の企業で、バードは設備投資をおさえて展開をし、ついにそれが日本にやってきたということです。

 

バードの創業者は

「クルマによる移動と二酸化炭素(CO2)排出量を減らす」

ことを真剣に考えています。

 

世の中でカーボンニュートラルの動きが出てきている中で、ガソリン車やバイクなどを利用しない人が増えることを前提に、この事業に力をいれています。

 

自転車よりも気軽に、さっと乗れてさっと降りられる点がスマートで、利用者は増えるだろうと思います。

さらにこの仕組みでは損傷感知センサーなどを装備するモデルも開発したり、GPSでの位置情報を装備できるようにしたり、走行を決めた道路以外では走行できないようにしたりと安全確保を第一にしている点が各国で評価されているようです。

 

電動キックスケーターの一番の懸念点は「危険である」ということ。

乗る人もけがをしやすく、ぶつかる危険性も高く、事故も世界では相次いでいます。

日本でも危ない乗り方をしている人によく出会います。

そのようなことを軽減できるような取り組みができれば広がります。

同社の参入で安全意識が高まれば、一気に広がるかもしれません。

 

今後の新しい乗り物として認知されていくか。

ポイントは環境にやさしく、人にも安全な乗り物になれるかです。

見ていきたいと思います。

今日も環境にやさしく安全を確保した乗り物でいけるいける!!