最近、違和感を覚える広告が増えてきています。

それは、きれいすぎる広告。

きれいすぎる広告に私は違和感を覚えます。

良くないほうの違和感です。

 

AIでつくられたモデル。

AIでつくられたキャッチコピー。

AIで加工されて、修正されて、完璧なバランスでつくられた広告。

そんな広告が本当に増えています。

 

企業としては簡単に、大量の広告デザインが出来上がります。

しかも安価に。

何度修正してもAIだから大丈夫。

最終的にあがったものが違っていても、また作り直せばいいから大丈夫。

 

そんな広告に人はおもしろいと感じるのでしょうか。

非常に疑問です。

 

もう広告で人の気持ちを動かす時代ではないとも言われますが、それでも広告がなくならないのは、やはりいつの時代も、何かのメッセージによって、人を動かしたい人がいるからでしょう。

人も、判断軸がないと決められないので、それが広告ではなかったとしても、何らかの判断や決断のもとになるメッセージや情報を求めます。

だから広告的なものはなくなりません。

 

しかし、簡単だから、安いから、いくらでも作れるからと言って、すべてをAIにゆだねたら、おもしろくもなんともないと思います。

そこは人が考えようよ と思います。

 

そこにおもしろさがあるのではないでょうか。

企業が何をするか。

どんな戦略を立てるか。

どんな商品をつくるか。

どんな企画を打つか。

そんなことのネタだしにAIを使うのはいいと思いますが、それをどんな風に加工するか、何を選ぶかが人ならではの仕事。

そこに人のおもしろさがでてくるはずです。

 

焼肉きんぐ広告「おいしいやで」

(写真 面白法人カヤックHPより)

 

だからこの焼肉きんぐの大阪出店の交通広告に目がいくのです。

ここには焼肉のカタチをしたクーポンがはりつけられています。

それをはがすと下から、「おいしいやで。」というエセ関西弁があらわれて、さらにそれをみんなに拡散したくなる という仕掛け。

 

ポイントは「クーポン」ですが、それだけでは広がらないので、もう一つ、突っ込みたくなる仕掛けをいれています。

 

こういう工夫こそが人の考える価値です。

AIではなかなかでてこないのではないでしょうか。

 

本当の違和感はこういう広告です。

いい意味での違和感があると人は動きます。

 

しかし、よくない違和感では、反感をもたれてしまいかねません。

 

よい違和感をいだいてもらうようにするために、人が考えましょう。

人の価値を今こそ考えるべきです。

 

今日も人が考えていけるいける!!