お盆あたりからスーパーで米がなくなっている。
私は、前のコロナのや災害のときから、平常時に米を2袋買っておいて、1袋がなくなりそうなときに1袋買って最低限1袋以上は常に確保するようにしているし、トイレットペーパーも同じだ。独身なので大抵これで困ることはない。
ところで、米がなくなくなった要因は2つある。
「昨年は雨が降らずに、米の収穫量が落ちた」
「価格を一定に保つための国の減反政策」
ということだ。
昨年は特に東北では雨が降らずに、特に干ばつが相次いで米が生産できなくなったためだ。
ただ、国が減反政策を推し進めたために、ちょっとしたことで米がなくなるというのも事実だ。
減反政策の目的は米の価格を一定に保つためで、例えば家電製品なら10万円のものが半額になったとき、もう1台買おうかという人も出てくるが、米は半額になったところで、買う人はほぼいない。
米を大量に作ると余ってしまい、価格が安くなって農家の収入が減少するという声もあるが、米が多かろうと少なくなろうと農家の収入は同じで、大部分は農水省とJAが利権を握っているので、農家の収入は関係なく、農水省とJAの利権の問題という話もある。
何にしても、昨年は特に東北で雨が少なく米の収量が落ちたことに加え、農水省とJAの利権を得るための減反政策で、ちょっとしたことで米不足になり、在庫として持っている米もなかなか出さない、というわけだ。
あと、時々ニュースで出てくる、札幌でクマが住宅街に出没しているという話である。
クマが住宅街に出てくるというのは恐ろしいことだが、そもそも、熊もなんで住宅街に出てくるかということだ。
人間が少なくなったので人間を恐れなくなった、という声もあるが、その前に、北海道の川自体も、水量が落ちて、クマの餌となる鮭が取れなくなったり、ドングリがとれなくなっているそうなのだ。
よって、熊も生きるため餌を探すためにやむを得ずに住宅街に出てくることも多い。
テレビでは熊が住宅街に出てきたので捕まえた、撃ち殺した、熊と戦うには今の給料では安すぎる、とそっちの面で取り沙汰されているが・・・・
米がスーパーに並ばなくなった根本の原因は水不足、熊が住宅街に多く出るようになったのも根本は餌が少ない(川の水量が減って鮭がとれない)、ということが挙げられる。
そして、そこの元を辿っていくと、最終的に行きつくのは「地球温暖化による環境変化」というわけだ。
中国では実際に最大の淡水湖が干上がって、ほとんど水がない状態になっている。
日本では豪雨であるものの、まだ雨が降っているから、こういう干ばつの映像を見ても、他人事で実感がないだけだ。
いずれ、日本もこうなる可能性は十分にある。実際に愛媛県のダムは、昨年は貯水率がギリギリだったらしい。
その要因は、元を辿ると「地球温暖化による環境変化」で、それを作るのは結局は人間活動。
暑いからエアコンを入れ、さらに毎年暑くなるからさらにエアコンを入れる、ますますの悪循環。
私は家では極力エアコンは入れないようにしているが、車は乗る。私もその地球温暖化の一旦になっているということは否定できないが、原始人でない限り、誰だってそれは無理だ。
車に乗らない人から見れば私を含め車が乗る人が迷惑になるだろうし、
私は車には乗るが自宅ではエアコンは極力入れない、という風にはしているが、私から見て車に乗って家でもエアコン ガンガン冷やしている人を見れば迷惑だし、
でももっと先を考えると戦争でミサイルが飛んで石油の貯蔵施設が焼けて二酸化炭素大量に放出しているしで、それはうちらの個人の力だけではどうしようもなく。
米がない、熊が民家に出没する、その原因を深堀していくと、見えていなかったところが、見えてくるかと思います。