190.草野球にエンタメ的要素を求めるならばどんな感じ?


直球回答
 草野球にエンタメ性を加えるなら、試合そのものを「小さな野球フェス」に仕立てるイメージです。プレイはもちろん、観客参加型アトラクション、演出、デジタル演出を組み合わせて、試合前~試合後まで飽きさせない演出を織り込むと、一気にエンタメ感が高まります。


1.演出&雰囲気作り
オープニング&セレモニー
選手入場曲を用意して、BGMに合わせて打順コール
両チームキャプテンによるフラッグ交換や始球式をセレモニアルに演出

ライトアップ&LED演出
ナイター化したらバッターボックス横にカラーLEDを設置し、打席ごとの演出照明
ホームランや好プレー時にスタンドライトがパッと回る演出

2.観客参加プログラム
ミニゲーム&チャレンジ
イニング間に「キャッチボール早投げ対決」「ストラックアウト」などを公開オーディション形式で開催
観客から数名抽選し、選手と一緒にベースランニング勝負

ファン投票&ソーシャル連動
「今日のMVP」「ベストプレー」をSNS投票で決定し、表彰タイムを設置
InstagramストーリーやTwitterで実況ハイライト動画を配信

3.アナウンス&演奏
プロっぽい実況&リポート
マイクを回してピッチャーやヒットを打った選手にインタビュー
得点シーンには派手なジングル(数秒の効果音)を流す

小編成ブラスバンドやDJコーナー
球場の外野席にミニバンドを呼び、ノリのいいスタンド応援曲を生演奏
クイックチャージ用のDJブースでジャンプアップBGMをキープ


4.フード&グッズ展開
地元グルメ屋台
ソーセージ、たこ焼き、クラフトビール…野球らしいメニューを出店

チーム応援グッズ
オリジナルTシャツ、マフラータオル、応援うちわを販売
応援カラーに合わせてペンライトをレンタル

5.ハイライト&アーカイブ
試合中のダイジェスト映像
タイムリーやダイビングキャッチを即編集して大型スクリーンでリピート

YouTube/TikTok連動
「#〇〇チーム草野球チャレンジ」でベストプレーを切り出し、SNSバズを狙う

 次は、草野球を地域コミュニティイベントと融合させるアイデアや、スポンサー企業とコラボしたマネタイズ戦略についても掘り下げてみましょうか?

 

190-1.野球で先発投手と指名打者を兼任する場合において。スコアボード上では9人制と同様に投手として表記するのか、あるいはそれぞれ別で表記すべきだろうか。


結論
 先発投手が指名打者も兼ねる場合、スコアボード上では「守備位置=投手(P)」と「打順欄=DH」の両方に同一選手名を別々に書きます。

理由
 OBR(Official Basiball Rules)5.11(b)の改正で、先発投手をDHに指名できるようになっています。このルールでは、守備位置は従来どおりPとして記載し、打順上はDH欄に名前を入れることで「投手兼DH」を表現します。

 今後NPBでもDH制導入後に同様の運用が予定されており、導入時には同じ書き方が採用される見込みです。「打順欄=DH」の両方に同一選手名を別々に書きます。


実は…
 9月3日分で9番DHと投手に同じ名前(遠藤淳志)が並んでいた。
(おわり)
 

 

2019年7月19日(金)午後9時1分 仙台市青葉区/仙台駅西口


 新幹線ホームと青葉通りが面する西口が、仙台駅の"正面玄関"なのだろう。ひとまず初日の行程はここまでとなっている。
めぐ「今日はこれ以上やめて。」
もも「ああ、また詰め込んだから早めに寝て備えようって?」

 今夜は"前乗り"も果たしたことなので、そのまま締めくくろう。向かう先は2年半前(2017年1月)と同じ"キャンプ地"。
なぎ「また、あのネットカフェでフラットな。」
さく「まあ結局そうなるんだよ。」

3.仙台21:14発→勾当台公園21:17着 泉中央行き 仙台市1309
 こちらは2年半前以来であり、今回も"メインイベント"の1つに組み込んでいる地下鉄。開業当時からの年季入った車両のはずが、リニューアルされて古さを感じさせない。車両そのものは後に触れておきたい。今夜は2駅乗るだけなので、立ちスペースで3分。


 着いたら見送って小休憩のち、仙台一番町のネットカフェへ向かおうか…。
もも「予定って朝、何時よ?」
さく「どうかな…?一応仙台の駅が朝7時だから、遅くても6時過ぎぐらい?」
なぎ「…早い時間とかあるけどいいのか?」
めぐ「…ちょっとまだ固まってないのよね。」


(S)仙台市地下鉄運賃:仙台→勾当台公園 200円
 やはり2年半前以来となる勾当台公園の駅通路。最寄り駅そのものは2つあり、1つ手前の広瀬通が該当する。同じ運賃で乗車時間を少々でも長くしたいと勝手に考えたのが、勾当台公園を"軸"にした理由だ。
さく「それと、距離もほとんど。」
なぎ「誰が決めた、あんま変わんなかったけどさ。」


 地上に出ればやはり同じ道のり。金曜夜に閉まっているところは閉まっており、横目に見れば"飲み屋街"を形成している。
もも「初日から疲れてんじゃないの。」
めぐ「まあ、これ荷物あるからね。」


 そして一番町の歩行者用アーケード。ここまで来れば、目的地となるネットカフェはすぐ近い。
なぎ「じゃあ早いけど、今日はお疲れ。」

 いつもより到着も早いので、ネットカフェでは例によってフラット席を選択し朝までゆっくり過ごそう。
めぐ「で…、ちょっとやっぱ朝早くした。」
もも「早くなって…、いいんだけど遅刻とかない?」

 シャワーも1回15分目安に"短縮"されたものの、無料で使い放題になっている。仕組みとして伝票バインダーをフロントに預けることなく、そのままカギのかかっていないシャワー室(3室)に向かえばいいという。当然ながらカギをフロントに戻す必要もない。

(A)フルフラット席・祝前日9時間パック(快活CLUB仙台一番町店) 2484円
 このネットカフェはauPAYが使えるのもいい。今回は3夜連続で滞在する予定となっており、その1夜目。出発が早くなったため、朝食メニューなどは頂かずに出発する。


 仙台市青葉区、一番町で迎えた朝。昨夜までの天候や予測に反して晴れている。土曜日の午前5時52分、出歩く人はほとんど見かけない。
もも「…引き分け。」
なぎ「いいだろうよ、まだ1本ぐらいなんだし。」
さく「それでだけど、今日は左に沢で"あてらざわ"。」

 予定より早めて左沢へ向かい、仙台に戻ってからも空き時間が生じる。それを使用して利府へ向かうパターンを、今回は予め用意していた。
もも「それで詰め込んで後々ね…。」
めぐ「そうすると、3日目楽なるじゃん?」

(現)仙台市地下鉄乗車券:勾当台公園→北仙台 200円
 コインロッカーに大荷物を預け入れようとすると、小銭が足らないことに気づく。そこで先に乗車券を現金購入し、コインロッカーの400円を確保。
さく「要するに南千歳…。」
なぎ「今日はそんな遠く離れん。」


(現)コインロッカー小(勾当台公園駅) 400円
 改めて、大荷物を預け入れてスタート!


4.勾当台公園6:02発→北仙台6:07着 泉中央行き 仙台市1218
 僅かに時間的余裕を失っていたため、2本目の電車へ乗り込もう。この場合は接続路線が少なく単純であろう、北仙台に出たほうがわかりやすい。
めぐ「仙台だと…、なんかごちゃごちゃ。」
さく「わかる。地下も結構あるんだよね。」


 JR仙山線に乗り換えよう。地下鉄の駅からは案内表示が出ており、外へ出て歩けば近いはず。正面には大規模な集合住宅が構えている。
もも「…アンタら直結以外向いてないんじゃない?」
めぐ「いや、ここはたぶんすぐだよ。ほら着いた。」


 JRの北仙台は、モダンなデザインの平屋建て駅舎を持つ。駅前広場はあまり広く見えない中、タクシーが早朝から待機していた。今回はここから左沢線など、JRの未乗車路線を制していきたい。
さく「ま、ここでゆっくりする時間もないんだし。」
なぎ「いいから行けって。」

(現)青春18きっぷ(JRグループ) 11850円
 なお消費税率10%となった2019年度冬季からは12050円となった。また2024年度冬季からは5日用が連続使用に専用化されるようになったほか、同じく連続使用専用となる3日用が10000円で新規設定されている。


 仙山線の途中駅であり、1面2線の島式ホームで十分間に合うもの。曲がりなりにも主要駅であり、快速はすべて停車する。
さく「うん、やっぱ北仙台にして正解。」
もも「本当、そう?乗ってから仙台がよかったとかない?」


 現在はE721系のみで運用されている仙山線。セミクロスシートの4両はそれなりに乗っているので、適当に座って山形へ向かおう。
(杜の都仙台、野球の遊園地へようこそ!? つづく)


めぐ「ということで、2日目の冒頭まで見ていきました。そんな2日目に左沢線を制する計画が本命であり、利府は3日目にも回せると考えていました。それを2日目に集約させることで、青春18きっぷを使用するにも有能となります。それでは一旦、ここで失礼します。」
 

 

2019年7月19日(金)午後6時56分頃 さいたま市中央区/さいたまスーパーアリーナ付近


2.東京18:36発→仙台20:49着 新幹線やまびこ217号/仙台行き E621-19
 さいたまスーパーアリーナを横目に見ると、そのままもう少しで大宮に停車する。ここまでが3年半前(2016年1月)に、新幹線として見ていない景色だ。
もも「で…、今度は右見てないからってね。」
さく「あ、前って左だったっけ?」


 大宮までにある程度座席が埋まってきた。ここからは上越・北陸新幹線が分かれており、東北新幹線も線路容量に余裕が出てくる。外を見ると、どうやら雨が降っている模様。
さく「これ、野球も雨だったらどうしよ…?」
もも「さあ…?そのために2日続けたんじゃないの?」


 ここからは速度も上げていく。乗っているのは『やまびこ』なので、宇都宮まで最高速度は240km/hとされていた。夏至を過ぎた時期に午後7時を回っており、周囲もすっかり暗くなってきた。
なぎ「…食べようか?」
めぐ「じゃあ、そうする。」


(S)チキンカツオムライス~デミグラスソース~(エキュート京葉ストリート/東京京鳥) 900円
 持ち運ぶ際に型崩れしたのはご愛敬。少々高価格なものだけあって、さすがのレベルを見せてくれる。チキンカツは小ぶりながらも、厚みがしっかりして食べ応え十分。デミグラスソースはトマトなど野菜の酸味が強く、ラタトゥイユとかそういう系かと…。
なぎ「そういやあった、大阪のヘルメット。」
めぐ「またつながっちゃった。」


 小山は通過線を挟んで、2面3線式というホームの形。この区間は東北新幹線の"モデル線"として、先行完成後の走行試験に用いられていたらしい。
さく「なんでも、青いまま緑じゃなくって。」
もも「え、そうなの?東北に青なんか、全然。」


 宇都宮で結構な乗客が下りていく。相対式ホームに通過線という、新幹線の途中駅らしい構造。
もも「ここだったら下も、グリーン車とか使えるんじゃ…?」
さく「多分違うよ。時間短いほうとか、座りたいんでしょ。」


 ここからは『やまびこ』の最高速度が275km/hとなる。また2024年3月改正後は『つばさ』連結便もE5となり、一部は最高300km/hとなった。外の景色はすっかり見られない…。
なぎ「あきらめろ、さっきの話だって全部。」
もも「はいはい、失礼しました。」


(S)若鶏のチキン南蛮(エキュート京葉ストリート/ツカダファームトーキョー) 480円
 塚田農場自慢のチキン南蛮を、持ち帰りパックにてご提供。甘酢たれのかかった鶏唐揚げは、冷めてもそのままで個性をいかんなく発揮。そこへタルタルソースがかかれば、相乗効果でさらにパワーアップ!
めぐ「じゃあ次、ヘルメットの唐揚げをね…。」
なぎ「そんなん安直すぎ。」


 那須塩原も2面3線式に通過線というホーム構造であり、島式ホームはこちら側となる。通過を待つため少々停車するが、ここまででほとんどの乗客が下りていったらしい。
めぐ「ごめん、ちょっとゴミ捨て。」
さく「ああ、食べ終わったならついでに。」
なぎ「お前は自分で行け。」


 農家を"和モダン"にリノベーションし、その廊下のように仕上げたデッキはなかなか美しい。仕切りドアのガラスにも稲穂が描かれ、なかなか凝ったものだ。ゴミ箱はE3の0番台にあったとされる圧縮装置がなく、シンプルにして大容量なものとなっている。
めぐ「…これさ、やっぱり乗り足りなかったし。」
さく「ああ、やっぱ全部そうだよね。盛岡から仙台のノンストップ1回だけじゃ。」


 ひとまずメインはご馳走様。さあ、もう1品は何を選んだのか…?


(S)東京かみなりや5個入り(エキュート京葉ストリート/東京かみなりや) 700円
 2019年当時は東京駅限定で、通販もやっていなかった土産物。店頭の呼び込みに誘われて購入。米粉入りラングドシャとふわふわクリームが、ナッツやゴマとともに絶妙な食感を奏でる。東京銘菓『雷おこし』とはあまり通じておらず、雷様の角を形にしたもの。
もも「さーて、これをどうするのかしらね…?」
なぎ「食えってんだろ、今からどうせ。」


 手出ししているうち新白河に差し掛かっており、宇都宮と同様の相対式ホームと通過線を有している。反対側ホームには団体客が待ち構えていた。
めぐ「あそこ、なんか体育館じゃないけどオレンジの。」
さく「あー、なんか屋根も骨組みだけ。」


 小分けパック入りの『東京かみなりや』。箱から食する分だけ取り出し、残りは温存することもできた。
さく「だからって全部食べんでも…。」
めぐ「このクリームがね…。」
なぎ「わかったわかった。」

 その後は閉業したらしい。また2020年にどういうわけか、愛知県蟹江町の工場直売という形式で回ってきたことがある。


 郡山は那須塩原と同じホーム構成。福島は2面4線式に通過線といった組み合わせで、山形方向へ分かれる線路は実質単式といったもの。またやまびこ217号は不思議なもので、白石蔵王だけ通過する。
さく「そういえばそうだった。」
めぐ「前乗ったのって停まったし、そこが…。」

 もはや旅行班は自由な姿勢で過ごすことができ、残り短い乗車時間を各々好き勝手に。最高275km/hと微振動に揺られ、少々の眠りにつく。


 東京から133分かけて仙台にたどり着いた。隣はこまち37号がすぐさま入って、E6同士の並びが実現。連結するはやぶさ37号は青函トンネルをくぐって、北海道上陸を果たす最終便となる。
さく「これもなかなか壮観っていうか。」
なぎ「時間ちょっとかかるぐらいがちょうどいいもんだからな。」


 次に北海道へ足を運ぶ際も新幹線。実現するのは2022年5月になるのだが、当初からそれだけは決めていた。
(つづく)