https://www.jreast.co.jp/press/2025/20251007_ho02.pdf
 JR東日本の新幹線では"ドクターイエロー"が継続することとなった。


 今回発表されたのは新型検測車両『E927』で、現在使用されているE926(East-i)の後継となる。現行のベースは秋田新幹線開業時に登場したE3(初期型)であり、最高速度は275km/h。E3は後期型(山形新幹線)の退役も進められており、後継など対応が注目されていた。

 以前に触れただろうか。新規投入する際の車両要件は最高320km/h運転対応,在来線車両規格対応(ミニ新幹線),両周波数対応であり、今回の発表ではこれらを満たしている。むしろ座席定員を考慮する必要がなく、新技術を投入できるのだろう。

 JR東日本系統の新幹線車両は線区によって車両規格などが異なり、営業用車両へ検測機器を搭載して行う方式では全ての対応をしき切れない。これが東海道新幹線系統と大きく異なる要素であり、新規で投入する理由にもなった。

 

 合わせて今回のベースとなる、次期秋田新幹線用車両の計画も公表された。現行のE6と同等となる最高320km/h運転を想定しており、形式は"E11"が有力とされる。ただ実際は東海道新幹線系統のN700Sよろしく、"E6をE6で置き換える"と考えるのがよさそうか。


 実車の登場は2029年を予定している。
(おわり)

 

 

2025年9月27日(土)午後4時28分 愛知県新城市/三河東郷駅


 今回は飯田線で本長篠へ向かう途中。せっかく停車時間があるのでホームへ出て、三河東郷の駅を軽く見ていこうかと。待合所程度の駅舎があり、三角屋根となるなど駅舎らしい外観をしている。3月からICカードに対応することとなったため、新しく簡易端末が設置された。


 1面2線の島式ホームであり、幅がなかなか狭いため表記類は位置をずらしている。方向別に乗り場は決められており、始発や終着がないためイレギュラーな扱いはないのだろう。


 駅の外へ出るには構内踏切を介することとなる。新城を経て豊川まで、引き続き単線で山から下っていく。
(本長篠駅につづく)

 

 

2025年9月27日(土)午後2時13分 名古屋市中村区/名古屋駅

8.名古屋14:16発→豊橋15:10着 新快速5334F/豊橋行き モハ313-5303
 予定より1本早い新快速が入っている。6両でそこそこ乗っているものの、早めてもいいことだろうか。とりあえず東海道本線は過去に多数乗車しており、適当に通路側へ座ったところで軽く流してもいいのだろう。

 刈谷で左側がまとまって空いた。ここまで美濃赤坂,津と回っており、結構な眠気も誘ってくる。ここからさらに本長篠を目指すため、寝られるうちに寝ておくのもいいはず。


 岡崎を経て寝ており、幸田を通過している。そのままかつての国道23号が踏切を渡り、並走する箇所へ。バイパスの開通に伴って国道から外されており、表記も県道528号と改まった。バイパスはバイパスで対面通行のまま、流れがよろしくない。


 飯田線が並走してくると、もうすぐ豊橋。下地の駅は待合所程度に簡素となり、構造体には東海道新幹線車両由来の再生アルミが使われている。


 豊橋の5番線に到着し、新快速として大垣へ折り返す。7番線に入って隣から乗り換えられるようになったのだが、浜松への乗り換えは以前と変わらず8番線まで階段を介している。


 先に進めず時間が空いただけなので、とりあえず駅の外に出てみるとした。

 改めて、豊橋からは飯田線で本長篠に向かいたい。今回は青空フリーパスを初めて使って20周年の記念として計画し、一方で同じ2005年当時はまだフリーパスの範囲外だった飯田線を目的にしている。当時飯田線で使ったのは『新城・本長篠往復きっぷ』である。


9.豊橋15:42発→本長篠16:45着 普通535M/本長篠行き クモハ313-3028
 乗り込む本長篠行きはワンマンでないのだが、1番線に入ってきたのはワンマン用となる3000番台。退役の進む213系と比べて編成数に余裕があるためか、共通運用となっただけなのか。


 まあまあ乗ってきたところで豊橋を発車し、船町と下地は通過。豊川までは複線であり、利用が多いことから本数もそこそこ確保されている。


 豊川で一気に降りていった。ここからは単線となっており、終日の有人駅も天竜峡までないらしい。


 三河一宮からは次第に山へと分けいるような、飯田線南部らしい沿線風景になってきた。江島からはホーム1面のみの駅が出てくる。


 田舎らしい風景と共に、沿線にはソーラーパネルが見られる。遊休地や自主保有地の有効活用ならばともかく、わざわざ設置するために開発することはないはず…。


 新城までは30分間隔で運行されており、手軽に乗っていくことは比較的容易だろう。終日の窓口営業は行っていないものの、飯田線では数少ない"まともな有人駅"となる。


 東新町はかつて通常の有人駅であり、ホーム1面のみながら駅舎らしい駅舎を有していた。現在は比較的簡素なモノとなり、窓口は有しているものの改札が省略されている。


 三河東郷で交換待避のため、少々の停車時間がある。反対側に入ってきたのは、2ドアで転換式クロスシートの213系。車内にトイレを設置した後は往年の119系みたく、まさしく飯田線が最初から"天職"だったかのような活躍を見せていた。


 道の駅『もっくる新城』も気になっているものの、鉄道利用ならば駅からなかなか遠い。原付で出向くにもより遠いため、なかなか向かないのだ。新東名高速のインターが近いため、土曜日の夕方にしてなかなか賑わっている。


 新東名高速は飯田線と上空で3回ほど交差する。そんな飯田線は並行する道路らしい道路がなく、三遠南信自動車道は一般道路区間を挟みながらようやく全線が事業化されたぐらい。


 本長篠まで来れば、周囲はすっかり山々の風景になってきた。ということで豊橋から乗ること63分で本長篠に到着する。そのまま豊橋までそそくさと折り返すこととなるため、しばし過ごそうかと…。
(つづく)