サ◯トリーみたいに言ってみる。

いつもありがとうございます(^-^)
MCFWit の masa です。
今回は既存のお客様のご紹介にて、
新規のお客様からのご依頼。
CBR1000RR-Rのステアリングステム周りのメンテナンスとブレーキ周りの不具合解消のメンテナンスでございます。
ひっそりこっそり営業スタイルですので、
ご紹介はありがたいですね。
いつもありがとうございます(^-^)
という事で作業のほうを進めます。
(ました。)

作業前に試運転を行って、
フロント周りがかなり頼りない症状なのを確認しましたので、それらを踏まえた上で現状確認をしながら作業を進めていきます。

フロントフォークはガス圧低下
左側に関しては2kpaまで落ちていたので電サスの反応はかなり悪いかと。
右側は4kpaはありましたが、
ギリギリかと。
それぞれガス補充はしておきましたが、
ガス圧が下がっているという事は、内部のフルードのエア噛みなどが考えられますので、
なにかのタイミングでメンテナンスを行いましょう。
当店では作業実績がございますので、
カートリッジ分解までのメンテナンスは対応しています。

スプリングのイニシャルは、
左側が全抜きから三回転締め
右側が全抜きと、左右で異なるのと抜き過ぎですのでフロントの接地感というか高さと言うかほぼ皆無でした。
スタンダードのスプリングですとある程度のプリロードは必要かと思いますので、抜きすぎ注意です。
右側の調整に関しては、ガス圧低下で伸びて来ないフォークをイニシャルで誤魔化していたのかなと思うところですが、それでは根本的なところがズレているので結果が異なるのです。
このフロントフォークで吊るしのセットのままでしたら、全緩めから5回転は締めておいて欲しいかなと個人的に感じます。
調整する場合はスプリングのへたりや個体差等を踏まえて、全締めからの緩め回転数で管理するのがいいかと。

ブレーキキャリパーボルトは純正で中空ボルトが採用されていますので、どうしても内部に水が進入してしまいます。
ですので定期的なメンテナンスは必須ですね。

ステムベアリングのほうは、
打痕も、削れや擦れもないので軽いラッピングのみで対応。


セットアップには、
Moty's さんの MS41とMG85




ステムベアリングのプリロード調整は、
車種や車重、仕様などで微妙に異なるのですが、電子制御のステアリングダンパー採用車ですのでその動きが活かせるであろう数値に収めています。
お次は、
ブレーキキャリパーのメンテナンス。


ブレンボのキャリパーは他に比べると少しシビアに感じますので、
定期的かつ短めのスパンでのメンテナンスがトラブル回避の為必要なのと、
新車からですと慣らし後とまでは言いませんが、10000kmくらいで最初のシール交換をしたいところではありますね。
といったところで、後半に続く~
つづく?