MCFWit 自由人masaのブログ

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四国は香川県にて、
株式会社モーターサイクルファクトリーWit
という会社を設立し、バイクの修理やメンテナンス、カスタムなど
を主に生業としております。

当ブログをお読み頂き、
それが皆様がお乗りのバイクや車を楽しむヒントになれば幸いです。



いつもありがとうございます(^-^)
MCFWitmasa です。

冷却水の交換もご依頼くださいましたので、
はじめから入っているクーラントを洗い流します。


クリアーになるまで、
水とMoty's さんの M750 ラジエーター洗浄液を通していきます。


今回は6回ほどヒートサイクルを繰り返しました。

サーモスタッドもこの際ですので確認。


開弁温度は85度から86度付近でしたので問題なく使えますね。

クーリングラインの洗浄が終われば、
M747を注入。


M747は特殊精製水で濃度調整されたクーラント。また、レーシングスペックでありながら不凍液としての性能も有している贅沢なクーラントなんです。

ヒートサイクルの合間にリアブレーキキャリパーもメンテナンス。


パッドシムは鳴き止め効果が望めますので、
車外パッドに変更する場合も使いまわしましょう。


ブレーキフルードレベルはこのくらい。


キャリパーピストンを押し込んだ状態にてアッパーレベルに調整していますので継ぎ足しは不要です。

完成後は試運転を多めに行ってブレーキパッドの当たりも出しておきました。


ブレーキタッチや引き摺りなど、
入庫時よりかなり改善されたかと思います。


といったところで👋

サ◯トリーみたいに言ってみる。



いつもありがとうございます(^-^)

MCFWitmasa です。


今回は既存のお客様のご紹介にて、

新規のお客様からのご依頼。

CBR1000RR-Rのステアリングステム周りのメンテナンスとブレーキ周りの不具合解消のメンテナンスでございます。


ひっそりこっそり営業スタイルですので、

ご紹介はありがたいですね。


いつもありがとうございます(^-^)


という事で作業のほうを進めます。

(ました。)



作業前に試運転を行って、
フロント周りがかなり頼りない症状なのを確認しましたので、それらを踏まえた上で現状確認をしながら作業を進めていきます。


フロントフォークはガス圧低下
左側に関しては2kpaまで落ちていたので電サスの反応はかなり悪いかと。
右側は4kpaはありましたが、
ギリギリかと。
それぞれガス補充はしておきましたが、
ガス圧が下がっているという事は、内部のフルードのエア噛みなどが考えられますので、
なにかのタイミングでメンテナンスを行いましょう。

当店では作業実績がございますので、
カートリッジ分解までのメンテナンスは対応しています。


スプリングのイニシャルは、
左側が全抜きから三回転締め
右側が全抜きと、左右で異なるのと抜き過ぎですのでフロントの接地感というか高さと言うかほぼ皆無でした。

スタンダードのスプリングですとある程度のプリロードは必要かと思いますので、抜きすぎ注意です。

右側の調整に関しては、ガス圧低下で伸びて来ないフォークをイニシャルで誤魔化していたのかなと思うところですが、それでは根本的なところがズレているので結果が異なるのです。

このフロントフォークで吊るしのセットのままでしたら、全緩めから5回転は締めておいて欲しいかなと個人的に感じます。

調整する場合はスプリングのへたりや個体差等を踏まえて、全締めからの緩め回転数で管理するのがいいかと。


ブレーキキャリパーボルトは純正で中空ボルトが採用されていますので、どうしても内部に水が進入してしまいます。

ですので定期的なメンテナンスは必須ですね。


ステムベアリングのほうは、
打痕も、削れや擦れもないので軽いラッピングのみで対応。




セットアップには、
Moty's さんの MS41とMG85











ステムベアリングのプリロード調整は、
車種や車重、仕様などで微妙に異なるのですが、電子制御のステアリングダンパー採用車ですのでその動きが活かせるであろう数値に収めています。

お次は、
ブレーキキャリパーのメンテナンス。



ブレンボのキャリパーは他に比べると少しシビアに感じますので、
定期的かつ短めのスパンでのメンテナンスがトラブル回避の為必要なのと、
新車からですと慣らし後とまでは言いませんが、10000kmくらいで最初のシール交換をしたいところではありますね。

といったところで、後半に続く~

つづく?


つづき

でございます。


いつもありがとうございます(^-^)
MCFWitmasa です。

マフラーパイプの角度変更と、
センサーボスの取り付け。




そして、
リア周りのメンテナンスで気になったところはここ。


リアサスアッパー側が左にズレ過ぎていたのでスペーサーで位置調整。

ピロだから~、フローティングだから~
と思うでしょうが、
このサスペンションはラジアル方向に動くモノに対して直角に取り付けられますので、
リンクアーム、ロッドを含めたパーツ類は出来るだけ全てが整列して組付けられる必要があります。

また、
リンク類はニードルローラーベアリングを使っていますので、斜めにストロークをすると無駄な負荷も掛かりますし、
サスペンションのロアー側はコ型でリンクアームに被さるワケですからリンクアームに対して可能な限り直角に取り付ける必要があるワケです。

それぞれに儲けられたクリアランスは僅かなのですから、それなりに位置決めを行わないとズレの許容範囲を超えてアームやロッドのブラケットどうしが接触し擦れてしまい本来の動きが妨げられてしまうという流れになります。

実際のところそうい接触が起きるために、
動かない足周りとして完成しているパターンも多々あるので、
気を遣うところではあるんですね。

取り付け時点でズレてしまっていては、
それぞれが動き出してからの、
ネジれ等を許容するクリアランスは既に失っているという事でもあるんです。

といったところで👋









ニダボの続きでございます。


いつもありがとうございます(^-^)
MCFWitmasa です。

化石状態だったスプロケットハブは化粧直しをしてシルバーペイント。

スプロケット交換の際は、
ボルトナットも変更します。

理由は単純
スプロケットやチェーンが綺麗になってもここがくたくただと見た目が悪いからです。


へたりが出ていたハブダンパーと、
ハブシールも交換。


チェーンはEKさんのゴールドを。


オイル交換も行いました。


オイルフィルターも交換しますので、
取り外してみると、


案の定、無かったですね例のワッシャーが。
在庫で持っていたのでそれを使います。
 
キットパーツに例のワッシャーを含めて欲しいところ… 

オイルは、Moty's さんのM151H の40番を使用しました。



といったところで、その他の作業その2へ続く

つづく?

という事で後編~

です!


いつもありがとうございます(^-^)
MCFWitmasa です。

キャブレターもメンテナンス。


息継ぎ症状があると聞いていましたが、
特に感じられずで、空燃比を測定したところ数値が安定していないのでその数値を踏まえての各部のチェックでございます。

一つ確認出来たのは、
メインジェットの取り付け間違い。


このモデルは内側2気筒と外側2気筒でメインジェットの番手が異なり、
内側二つが105番 外側の二つが102番となるので純正の番手で行く場合は取り付け位置に気をつけて取り付けましょう。

全域で少しリッチ気味ですので、
4気筒とも102番か103番辺りにして燃費仕様に振ってもいいかもしれませんね。

スロットルワイヤーも切れかかっていたので交換。


おそらくスロットルコーン(ドラム)にワイヤーを掛ける時にコジッてキンクさせてしまっているのが要因かと。
ありがちなトラブルですね。


スロットルワイヤーの純正品は既に廃盤ですので、代替品で長めのをチョイス。
取り回しを工夫すれば使用に問題はありません。




お次は、冷却水交換。
今回はMoty's さんの M747 への変更なのですが、その交換過程で既に入っている古いクーラントを洗い流す為のフラッシングを行います。

そのフラッシングのサイクルを繰り返すうちに冷却水経路のゴミ等が取れると、


ゴミ等で塞がっていた箇所から冷却水漏れが発生する事もありますので、
古い車両等の場合は、シール、パッキン、ホース類交換が必要になりますので、
多めのご予算をご用意ください。

サーモスタッドもくたくた。


サーモスタッドも純正は廃盤。
他の車種のモノが使えますが、
今回は、スズキ純正部品が手元にあったのでこちらを使いました。


冷却水はMoty's さんの M747


冷却水を注いでヒートサイクルを数回繰り返してしっかりとエア抜きを行います。

そのサイクル中に空燃比も確認。


空燃比センサーはマフラーにボスを溶接して取り付け。


キャブ車でも空燃比計を使って、
フィーリングと数値を確認しながらセッティングを行います。

また空燃比計を使う事で、
燃料系統なのか点火系統なのかのトラブルシュートも早くなるので、

お客様へ確認し、
問題がなければ空燃比センサーボスをマフラーへ取り付ける作業も有料で行っています。


ブレーキキャリパーもメンテナンス。


キャリパーシールの組み付けは、
グリスではなくブレーキフルードを使います。
ダストシールの組み付けや、ピストンを組み付ける際にはグリスを使ってもいいかと思いますが、
ブレーキフルードで潤滑したほうが後々のトラブルが少ない様に感じます。




といったところでその他の作業へ続く

つづく?