作業レポート

いつもありがとうございます(^-^)
MCFWit の masa です。
ZX-10R SE 走行会仕様の車両メンテナンスをご依頼いただきました。
今回メインとなった作業は、
電子制御式フロントフォークのメンテナンス。
内部を出来るだけ洗浄したいので、
色々と分解します。
ピストン室は治具を製作し対応。


フリーピストンとガス室も蓋を開けて確認。

それぞれはこのような形。

画像上側の白い筒がフリーピストン
画像下側のが減衰力の要であるシムバルブでございます。
ダンパーロッドケースも
治具を製作し、インナーチューブから分離し、
しっかりと洗浄いたしました。
前回のブログでのガス加圧タイプのオーリンズフロントフォークと同じく、
この SHOWA のフロントフォークユニットも、
ガス加圧タイプですので、
しっかりとエア抜きが出来て、
ガスを充填する事が出来れば、
ダンパーロッドがこのような動作を行います。
今回使用したフォークオイルも、
Moty's さんの M381 SAF
指定オイルの粘度に近づくようにブレンドして対応いたしました。

この他、
サーキット走行へ向けて冷却水を
Moty’s M747 レーシングクーラントから、
M750 x M667 仕様へ変更。

ブレーキ周りも洗浄し、
メンテナンス。

Moty's M381 のショックフルードと、
ENDLESS さんのブレーキパッドの相性が、
個人的にとてもよく感じていますので、
おすすめさせていただきました。