H2SXSE +
フロントフォークのメンテナンスです。

いつもありがとうございます!
MCFWit の masa です(^-^)
こちらの車両に採用されているフロントフォークでの今回の気になるポイントは、
左側のフォークトップに設けられた減衰力管理用のバルブユニット。

面白い事するな~
なんてアレコレとぶつぶつ言いながらフォークを分解。

仕組みとしては、
ダンバーロッドから出てくるショックフルードを
フォークトップに設けられたバルブユニットへ流して減衰力を管理調整するといった仕組み。
その為、ダンパーロッド内に射し込まれるプッシュロッド的な部品はありません。

面白い仕組みですので時間があれば後で動画を撮って皆さまにもお見せしましょう。
各部品は洗浄して確認。

フォークインナーチューブは、
ラッピングするほどのキズはありませんのでそのままで。
メンテナンス時期を大きく過ぎると、
シールが固くなりキズが強く入ったりしますので、2年または20000kmほどでメンテナンスするのが色々な面で良いですね。

メンテナンス時期を大きく過ぎていると、
内部の汚れも強くなります。
そうなると、ダンパーユニットやダンパーケースなども分解しての洗浄となり予算も割高になりますので、定期的なメンテナンスをおすすめします。
特に近年は夏が長いですので、
使用しているショックフルード等も熱による劣化が早まっていると考えられますので、
早期でのショックフルード交換も長く快適に乗る為には効果的かと思います。
交換するオイルシールやショートパーツなどなど。

オイルシールとスライドブッシュが3個づつあるのは、納得行く仕事をするため。
各部品を組み込む際に嫌な感触を覚えたり、
違和感があった場合すぐに交換対応出来るように。
エンジン周りのオイルシールなどの交換の際も
オイルシールなどは+1で注文しています。
もちろんお客様へご請求するのは、
本来の必要数ですので悪しからず。
シール類の組み込み確認。
この時に引っ掛かるような動作があれば、
ブッシュやオイルシールが斜めに組まれた可能性があるのでやり直しになります。
油面確認。
初期値は少々高めと感じましたのでショックフルードの注入方法とダンパーロッドのセットの仕方を工夫した上で油面を気持ち下げました。

使用したショックアブソーバーフルードは、
当店定番の Moty's さんのM381 SAF を。
番手は7番使用。

といったところで👋