ショックアブソーバーのフルード交換をご依頼いただきました。

MCFWit の masa です。
先ずはフロントフォーク。

ダンパーフルードはこの様な色味に
焼けているというか劣化というか、
もともとはクリアーな色味ですので、
目でみても使用感はありますね。

オーリンズのフロントフォークといえば、
内部の仕上がりがとにかく美しいんです。

スプリングからダンパーロッドまで、
とにかく無駄なフリクションが発生しないような作りが印象的です。

お次はリアサス。

バルブやシムもバラして洗浄。


そしてオーリンズTTXといえば、
オーリンズならではの減衰力調整用のロッド。
ラッパ状といいますか、
なんとも表現が難しいのですが減衰力調整ダイヤルを回す事でダンパーフルードの流量がリニアに変わる仕組みが採用されています。

リアサスペンションも内部までキレイな仕上がり。

TTXシリーズはフルード充填後のエアー抜きが少し困難。
手動で1時間ほどで許容範囲内でのエアー抜きは完了。
リアサスペンションはフリーピストンを使ったガス加圧式ですので、
ショックアブソーバーフルード充填後は、
窒素ガスを充填します。
ガス加圧後に、ダンパーロッドの動きが不規則であった場合は内部のエア抜き不足などが考えられるのでそうい場合はやり直しとなります。
今回も、
フロントフォーク、リアサスペンションに使用したダンパーフルードはもはや当店では定番の、
Moty's さんの M381SAF
SAF←はショックアブソーバーフルードの略でございます。
ショックアブソーバーフルードを定期的に交換する事で快適な足回りを長く楽しむ事が出来る。
かもしれませんね。
といったところで👋