肥毒との戦い~溶ける野菜★6-5 | 自然栽培の元田農園@嫁ブログ

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自然栽培の元田農園、代表元田裕士と歩いたこれまでとこれから。
自然栽培との出会いや「食」の事、土の事、お金の苦労。
原種米「旭一号」栽培の日々の様子からプライベートまで!?
赤裸々に語ってみたいと思います。

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自然栽培と出会い

気がつけばもう14年が過ぎました。

 

今までダーリンが頑張ってきたこと。

ずっと自然栽培を追いかけてきたこと。

追い求めていること。

 

いっぱい勉強して、失敗して、発見して、見聞きしてきたこと。

体験したこと。

 

そして。。。これから目指したいこと。

 

ずっと一緒に歩いた嫁の視点で

ときに真面目に。

ときに赤裸々に。

   。。。(///∇//)

語っていきます!

 

第6章 肥毒との戦い

第6章第1話・~無肥料の米作り 1年目

第2話・~米作り1年目の結果

第3話・~米作り1年目その後

第4話・~腐敗と発酵

第1-5章までのお話

 

第6章第5話・肥毒との戦い~溶ける野菜

 

あれは2005年の春のこと。。。

 

私に連れ込まれた自然栽培生産者セミナーで

ダーリンは激おこぷんぷん丸で、大反発!

 

しかし。。

自分の畑を掘って知った衝撃の事実から

さらに深まる謎を追って

自然栽培に取り組んでいくことになります。

(詳しくは第4章までのお話を見てね!)

 

 

そこでまずは大豆!(←こちらは第5章!)

。。大豆ちゃんの頑張りでどうにか出荷!
 (↑醤油にしていただきました!)

 

 

そして同時にスタートさせたお米。

1年目は苦い経験となりましたが。。

 (詳しくは前回のお話で!)

 

 

その年からしばらくは

参加できるセミナーや勉強会はすべて。。

。。主催者から「皆勤賞」だと言われる程。。

東京はもちろん

青森でも秋田でも。。

熊本から飛んで行きました。

 

そのおかげか。。

お米は順調に年々良くなっていくのが

実感できるように!

 

ウンカ被害がほとんどなくなったり。。

収穫量が少しづつ増えてきたり。。

 

前回、少しお話した

腐敗実験でも、カビで真っ黒にならずに

ちゃんと甘酒のような匂いがしてきたり。。

 

 

 

 

腐敗実験。

不思議ですよね。

昨日のお米の写真はわかりずらいので。。

 

↓こちらをどうぞ。。

(2010/2/11撮影 市販の長ネギと元田農園産長ネギ)

↓2010/2/15

↓2010/2/20

↓2010/2/24

 


真ん中の有機栽培長ネギちゃん。

あっという間に溶けてしまいました。

 

冷蔵庫の野菜室の片隅で。。。

こうして溶けていく野菜。

 

 

見たことありますよね。

 

何を当たり前のことを。。と言われそうですが。。

 

 

 

野菜も植物です。

 

 

 

植物って。。普通は枯れませんか?

 

 

 

 

自然栽培の野菜は枯れていきます。

 

↓こんな感じ (コレはカボチャ。)

 

↓コレはトマト

 

( ↑ 種とり用にとっておいた野菜たち)

 

 

 

長ネギは農家の間では

肥料を沢山いれないと大きくならない

「肥料喰い」として有名です。

 

化学肥料を入れない有機栽培ですので

きっと化学肥料の代わりに

沢山の堆肥を入れちゃったんでしょうね。。。

 

 

これも男性陣に議論させると。。。

 

やれ残留している硝酸イオンの値がどうだとか

野菜に含まれている水分がどうだとか。。

使われた堆肥が未熟でどうだとか。。

 

 

けんけんがくがく。。

 

 

どうやら結論はでませんねぇ。。。

 

 

 

何が違うのか。。

 

 

 

きっと農家の意識の違い。

 

 

 

有機栽培がすべて悪いわけでは

決してないのです。

 

牛や豚・鶏のフンである厩肥から

 ( 「きゅうひ」 と読みます。「厩」=「うまや」とも読みますね。

  家畜小屋からの肥料という意味)

何年も時間をかけて「堆肥」を作り上げる方。

 

キチンと土の中の養分と投入する堆肥な成分を

土壌分析してから取り組まれる方。

 

志の高い有機栽培生産者の方々も

多くいらっしゃるのですが。。

 

その反面。

単純に化学肥料の代わりに

厩肥をぶっこんどけばいいだろう的な

経済活動中心に考えるだけの方々が

まだまだ、もっと多いのも事実です。

 

 

 

 

自然栽培農家にしたところで

キチンと土つくりに取り組まなければ

同じこと。

いつまでたっても溶ける野菜になるのです。

 

 

 

自然栽培に取り組み始めて

ずっと二人三脚で担当してくださった

販売店の産地担当さんの言葉が。。

とても印象に残っています。

 

 

 

「溶ける野菜はいらんとですよ。」

 

 

 

自然のまんまで育つように。。

 

肥毒まみれの土が

少しでも浄化されていくように。。

 

真摯に土と向かいあって。。

 

 

 

最近。
「腸活」
って言葉が流行ってますよね。

 

腸内環境を整えることで

健康で美しくなる活動の事だそうです。

(「幸福ホルモン」と呼ばれるセロトニンや、快感を増幅するドーパミンなど、人の感情を左右する上で欠かせない神経伝達物質は、腸で合成されているそうですよ!)

 

 

第1章でお話した

横浜の友人の奥さんみたいに

(第1章第5話。まだの方はぜひ読んでね!!)

 

 

 

そこから生まれる自然な笑顔が。。

あの時の友人の奥さんと旦那さんのように。。

小さな大切な「幸せ」をはこんでくるのではないかと

 

「美味しい」って顔がゆるむのも。

「なんか調子いいよっ」って笑顔も。。

そこにある小さな小さな大切な「幸せ」をはこぶ。。

そんな食材を作って欲しいと。。

 

 

 

 

「溶ける野菜はいらんとですよ。」

 

 

 

その一言にも込められている。。

 

。。そんな気がしてなりません。

 

 

 

 

 

自然栽培に取り組み

成功させるには。。

 

とにもかくにも

肥毒を取り除くこと。。

 

土つくり

種つくり

人つくり

 

この3本柱を同時に進めることが

大切だと師匠は言います。

 (こちらは第3章にて!)

 

土の中の肥毒に虫が大量発生しても。。

 

種の中の肥毒に購入小粒大豆ちゃんが全滅しても。。

 

あれだけはっきりと

肥毒層を確認したのですから。。

覚悟の上でした。

 

 

 

やっぱり一番厄介なのは。。

 

人の頭の中にある肥毒でした。

 

 

 

 

 

次回 第6章第6話 肥毒との戦い~畑掘り2回目

 

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます!

前回までのお話はこちら↓

 

第1章 自然栽培との出会い(無肥料という常識外れの衝撃)

第1話・きっかけ~当時の現状~ 

第2話・「自然栽培生産者セミナー」

第3話・自然栽培生産者セミナー in 成田

第4話・追い打ちをかけるようにして

第5話・どうして「無農薬の人参」なのか

 

第2章・今なぜ自然栽培なのか?(実は家族みんなアレルギー)

第1話・~化学物質過敏症

第2話~ダーリン自身もアレルギー

第3話・気づけば周りは毒ばかり

 

第3章・まずは畑を掘ってみた(衝撃の事実)

第1話・衝撃の事実

第2話・肥毒層とは

第3話・肥毒って?

 

第4章・そして「NHK教育の高校講座」~ファンタジーを科学してみる

第1話・自然栽培の原理

第2話・火素と水素

第3話・じゃあ土素って何?

 

第5章 まずは大豆を植えました~自家採種の生命力

第1話・~大豆の根粒菌

第2話~根粒菌って何?

第3話~自家採種の生命力

 

第6章 肥毒との戦い

第1話~無肥料の米作り 1年目

第2話~米作り1年目の結果

第3話・~米作り1年目その後

第4話・~腐敗と発酵

★今ココ→第5話・~溶ける野菜

 


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