自然栽培と出会い
気がつけばもう14年が過ぎました。
今までダーリンが頑張ってきたこと。
ずっと自然栽培を追いかけてきたこと。
追い求めていること。
いっぱい勉強して、失敗して、発見して、見聞きしてきたこと。
体験したこと。
そして。。。これから目指したいこと。
ずっと一緒に歩いた嫁の視点で
ときに真面目に。
ときに赤裸々に。
。。。(///∇//)
語っていきます!
第6章第5話・肥毒との戦い~溶ける野菜
あれは2005年の春のこと。。。
私に連れ込まれた自然栽培生産者セミナーで
ダーリンは激おこぷんぷん丸で、大反発!
しかし。。
自分の畑を掘って知った衝撃の事実から
さらに深まる謎を追って
自然栽培に取り組んでいくことになります。
そこでまずは大豆!(←こちらは第5章!)
。。大豆ちゃんの頑張りでどうにか出荷!
(↑醤油にしていただきました!)
そして同時にスタートさせたお米。
1年目は苦い経験となりましたが。。
その年からしばらくは
参加できるセミナーや勉強会はすべて。。
。。主催者から「皆勤賞」だと言われる程。。
東京はもちろん
青森でも秋田でも。。
熊本から飛んで行きました。
そのおかげか。。
お米は順調に年々良くなっていくのが
実感できるように!
ウンカ被害がほとんどなくなったり。。
収穫量が少しづつ増えてきたり。。
前回、少しお話した
腐敗実験でも、カビで真っ黒にならずに
ちゃんと甘酒のような匂いがしてきたり。。
腐敗実験。
不思議ですよね。
昨日のお米の写真はわかりずらいので。。
↓こちらをどうぞ。。
(2010/2/11撮影 市販の長ネギと元田農園産長ネギ)
真ん中の有機栽培長ネギちゃん。
あっという間に溶けてしまいました。
冷蔵庫の野菜室の片隅で。。。
こうして溶けていく野菜。
見たことありますよね。
何を当たり前のことを。。と言われそうですが。。
野菜も植物です。
植物って。。普通は枯れませんか?
自然栽培の野菜は枯れていきます。
↓こんな感じ (コレはカボチャ。)
↓コレはトマト
( ↑ 種とり用にとっておいた野菜たち)
長ネギは農家の間では
肥料を沢山いれないと大きくならない
「肥料喰い」として有名です。
化学肥料を入れない有機栽培ですので
きっと化学肥料の代わりに
沢山の堆肥を入れちゃったんでしょうね。。。
これも男性陣に議論させると。。。
やれ残留している硝酸イオンの値がどうだとか
野菜に含まれている水分がどうだとか。。
使われた堆肥が未熟でどうだとか。。
けんけんがくがく。。
どうやら結論はでませんねぇ。。。
何が違うのか。。
きっと農家の意識の違い。
有機栽培がすべて悪いわけでは
決してないのです。
牛や豚・鶏のフンである厩肥から
( 「きゅうひ」 と読みます。「厩」=「うまや」とも読みますね。
家畜小屋からの肥料という意味)
何年も時間をかけて「堆肥」を作り上げる方。
キチンと土の中の養分と投入する堆肥な成分を
土壌分析してから取り組まれる方。
志の高い有機栽培生産者の方々も
多くいらっしゃるのですが。。
その反面。
単純に化学肥料の代わりに
厩肥をぶっこんどけばいいだろう的な
経済活動中心に考えるだけの方々が
まだまだ、もっと多いのも事実です。
自然栽培農家にしたところで
キチンと土つくりに取り組まなければ
同じこと。
いつまでたっても溶ける野菜になるのです。
自然栽培に取り組み始めて
ずっと二人三脚で担当してくださった
販売店の産地担当さんの言葉が。。
とても印象に残っています。
「溶ける野菜はいらんとですよ。」
自然のまんまで育つように。。
肥毒まみれの土が
少しでも浄化されていくように。。
真摯に土と向かいあって。。
最近。
「腸活」
って言葉が流行ってますよね。
腸内環境を整えることで
健康で美しくなる活動の事だそうです。
(「幸福ホルモン」と呼ばれるセロトニンや、快感を増幅するドーパミンなど、人の感情を左右する上で欠かせない神経伝達物質は、腸で合成されているそうですよ!)
第1章でお話した
横浜の友人の奥さんみたいに
そこから生まれる自然な笑顔が。。
あの時の友人の奥さんと旦那さんのように。。
小さな大切な「幸せ」をはこんでくるのではないかと
「美味しい」って顔がゆるむのも。
「なんか調子いいよっ」って笑顔も。。
そこにある小さな小さな大切な「幸せ」をはこぶ。。
そんな食材を作って欲しいと。。
「溶ける野菜はいらんとですよ。」
その一言にも込められている。。
。。そんな気がしてなりません。
自然栽培に取り組み
成功させるには。。
とにもかくにも
肥毒を取り除くこと。。
土つくり
種つくり
人つくり
この3本柱を同時に進めることが
大切だと師匠は言います。
(こちらは第3章にて!)
土の中の肥毒に虫が大量発生しても。。
種の中の肥毒に購入小粒大豆ちゃんが全滅しても。。
あれだけはっきりと
肥毒層を確認したのですから。。
覚悟の上でした。
やっぱり一番厄介なのは。。
人の頭の中にある肥毒でした。
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最後までお読みいただきありがとうございます!
前回までのお話はこちら↓
第1章 自然栽培との出会い(無肥料という常識外れの衝撃)
第2章・今なぜ自然栽培なのか?(実は家族みんなアレルギー)
第3章・まずは畑を掘ってみた(衝撃の事実)
第4章・そして「NHK教育の高校講座」~ファンタジーを科学してみる
第5章 まずは大豆を植えました~自家採種の生命力
第6章 肥毒との戦い
★今ココ→第5話・~溶ける野菜
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ID @khg3139e
~元田農園@嫁とのナイショ話~
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(某TV局の取材VTRだよっ)
ごめんなさい。おゆるしを。あいしてる。ありがとう。