今日は、映画、「パラダイン夫人の恋」より。1948年、ヒッチコック監督、グレゴリーペック主演という、渋いモノクロ映画です。ヒッチコック監督の映画は、どれを見ても、ドキドキ、ハラハラして最後まで楽しめます。古くても良いものは良いのです!
裕福な盲目のパラダイン大佐を毒殺した疑いで逮捕された、美しいがぞっとするほど冷たい若妻。その弁護をするのが、グレゴリーペック。やり手のはずなのに、次第にパラダイン夫人に魅かれ、なんとかして彼女を無罪にするために奔走します。
以下は、弁護士キーンと彼の妻との会話です。
妻:あなたは、きっと立派に弁護できるわ。私は信じている。
夫:君はいつも僕を買いかぶっているよ。
君はいつも僕を買いかぶっているよ。これを英語で
You always have big ideas
about me.
と言っています。直訳すると、「君はいつも僕について大それた考えを持っている。」となりますが、相手が過度な期待を持っていることを指摘するときに使う表現です。
気になるのは、何しろ古い映画なので、もしかしたら今では使わないんじゃないのかしら?という心配です。
でも、Don‘t worry! 今でも使われる一般的な表現だということです