2025 J2 第26節 ヴァンフォーレ甲府 対 大分トリニータ
甲府 2-0 大分
【得点】
1-0 鳥海 芳樹(後半2分)
2-0 三平 和司(後半39分)
シュート数や内容など大分を圧倒した前半の甲府
前半のうちに先制点、また追加点を挙げることができれば精神的な部分は当然として
暑い中、体力的にも余裕をもって試合を運べると思われましたが、無得点で折り返し
それでも後半早々に得点できたことは攻守にある程度計算できた後半を展開できたものの思われます
90分通して甲府が良かったというよりも大分が迷って戦っているように感じ
DFからFWまで選手の距離が近過ぎる、ボールを受けてから次のパターンを選択している、またボールを見過ぎているといった部分が
甲府にとってプラスに働いており、一言で言えば「戦いやすかった」と表現できます
今節印象的だったシーンは2得点目、三平のループは見事でしたが
その前の熊倉の動き出しからのトラップ、相手を翻弄するドリブルは熊倉自身、自信に繋がるプレーであったと思います
2025 J2 第25節 レノファ山口 対 ヴァンフォーレ甲府
山口 0-1 甲府
【得点】
0-1 内藤 大和(前半40分)
結果が全てと捉えればアウェイの地で0-1で勝利は満足ではありますが
まだシーズンは10試合以上あることを含めてまだ内容が求められる段階での状況では残念な内容でした
前節と同じ部分を触れることになりますが圧倒的に試合の入りが悪すぎる
今節は山口の攻撃陣に助けられましたが、仮に早々に失点してしまえば今の甲府には逆転する攻撃の圧力は無く
試合が早い段階で決まってしまうような試合の入りです
これは中断期間に戦術や連係等を積み上げていた他チームに対して甲府は皆無
むしろ中断期間前のある程度良い状況さえも捨ててしまった首脳陣の責任は大きく
また毎試合次節対戦相手の分析を行うスカウティングの実際との乖離が試合序盤からの劣勢を生み出しているとも考えられます
今節を無失点だったと考えるのか、多くのピンチがあった中で耐えての無失点と判断するのか
監督やコーチ、また多くのスタッフ陣がどのように見ているのかこの一つだけでチームの置かれている位置が解ると思われます
このままでは未来が無い試合が続けばただ試合を繰り返しているだけの
昨年のシーズン、また一昨年のシーズン、さらにはそれ以前から続く昇格は口だけのシーズンで終わるでしょう
2025 J2 第24節 ヴァンフォーレ甲府 対 モンテディオ山形
甲府 1-3 山形
【得点】
0-1 氣田 亮真(前半10分)
0-2 土居 聖真(前半16分)
1-2 鳥海 芳樹(後半9分)
1-3 坂本 亘基(後半27分)
中断期間を経て、プレーオフラインを目指してどこまでチームを底上げができたのかを示す一戦
残念ながらこの期待は早々に崩れ、築き上げてきた戦術や連係さえもリセットさせてしまった内容でした
まず1トップのマテウス レイリアについて
マテウスは汗かき役として奮闘はしていましたが、圧倒的に1トップ適性の無い選手を起用したため
前線にタメが作れず、前線までにボールが至らない、簡単に跳ね返されて相手ボールになることの繰り返し
選手起用とフォーメーションによる自滅による2失点と何もできなかった前半45分でした
またボランチの林田とヴァウ ソアレスは類似したプレースタイルのため
両者を活かした主に攻撃のスイッチがはまらず、ここも攻撃の停滞に繋がっていました
更に言えば山形の甲府対策が見事で
カウンターなどにより、甲府の守備陣が戻り切れていない状況で時に無理にでも押し込むとラインや対応がズレることを狙い
ここは3失点全てに見られたとも言えます
負けるべくして負ける、試合に入る準備段階で負けた試合で、大塚監督及びコーチ陣の手腕に改めて疑問が生じる一戦でした
1万人入れることに躍起になっていたクラブのようですが、まずは結果、そして現在の順位が最大の集客力であることを自覚してほしいです