こんにちは
カラーコンサルタントの中井美香です
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時々いただくご質問に
「色のセンスを磨くのって、何をしたらいいんですか?」
というのがあります
そしてそれ以前によく聞くのが
「私って色のセンスが本当になんですよね」という言葉
色のセンスって生まれ持った感覚だと思われがちです。
そして、本当にすごいセンスを生まれつき持っている方もいますが
ある程度のセンスなら後付けできます
例えば
洋服の色づかいを人から褒められたい
素敵なインテリアで「おこもり生活」を快適に整えたい
食欲がわく料理の盛り付けをしたい
こういうのに必要な色のセンスなら
ちょっとトレーニングするだけで身につくんですよね
要は、知っているか、知らないか。
そしてそれを、ちょっとやってみるか、みないか。
これだけの差なんです。
特に「やってみる」ことはキモで
10回文章を読むよりも
その時間で1回でも手を動かした方が身に着きます
というか、頭で理解するだけでは身につかないです
なので、もしも色のセンスを「本当に身につけたい」
そんな風に思われている方は、ちょっと面倒ですが
これからご紹介するトレーニングを
やってみていただきたいなーと思います。
【色のセンスを磨くトレーニング(基礎編)】
まずは「色が繋がっている」という感覚を磨きましょう!
色には性格が似た色と違う色があります。
で、似た色同士を次々と順番に並べていくと
最後はもとの色にもどってきて「輪っか」ができます
これを「色相環」と呼んでいます↓
色の感覚を磨く最初の1歩として
この似た色と違う色が、肌感覚で分かるということがとても大切です
これが分かると、感覚的に「快適な色合わせ」ができるようになり
その結果、気持ち悪い色合わせをしにくくなります
そんな「色の繋がり」感覚を磨くトレーニングがこちら
<準備するもの>
配色カード、紙、のり、ハサミを用意
合計枚数によって、種類が違うのですが
おすすめはこちらの158色セットか199色セットです。
でも、最初は158色でいいかな。
使いこなせそうなら199色を購入されるとよいかも
こちらは、
伊東屋とかの文房具専門店とか
大きめの本屋さん
あとネットでも購入できます。
ちょっと余談ですが
オンラインカラーレッスンを受講していただく方には
もれなくプレゼントもしております
ではでは始めます
<トレーニングの手順①>
カラーカードはビビッドトーン(記号:V)の色だけを使います。
ビビッドドーンの色24色を
だいたい1cm幅くらいにカット
そして、白い紙の上にカットした紙片を
勢いよくバラまきます
<トレーニングの手順②>
ばらけさせた紙片を今度は
自分の感覚を頼りに
色が似ている順番に並べてみましょう
スタートは1番の
「むらさきみの赤」から始めるのが分かりやすいです。
カードの裏に記号と番号が書いてあるので「V1」を探して
その色から始めてくださいね
24枚を全部並べたら「答え合わせ」
配色カードと並べた紙片を見比べて
同じ順番で並んでいるかどうかチェックします。
この似ている色を並べる作業は
簡単な様ですが、最初は少し悩むかもしれません。
特に青から紫あたりの並びは案外難しいものです
ただここを押さえることで色を見分ける力の基礎ができます。
「イエベ、ブルベの見極め方を教えてください」
というご質問もよくいただきますが
何事も一足飛びにはいきません。
まずは本当に簡単なことから。
そういう意味で「侮ることなかれ」のワークなのです。
<トレーニングの手順③>
②を間違えなくなったら今度は
色相環の通り、「環っか」にならべられるようにしてみましょう。
輪っかが理解できると色同士の相性が分かります。
そうすると「アクセントカラー」に何色をもってくるといいのか?
等々が分かり配色上手になれます
やり方としては、まずは「色相環」を用意。
(色相環はカラーカードの表紙に載っています)
そして、紙片を色相環の順番に並べてみましょう!
学校では教えてくれない、本当に使える「色のはじめかた」お伝えしてます▼