自分ではこれといった努力もせず、拍子抜けするくらい簡単に解決してしまいました。

Mother tree事務局・広報のSです。

前回に引き続き、「棚卸ししたお悩み解決③『通勤編』」と称し、

わたしが会社員時代に直面していた悩みと、それをどうやって解決したかについてお話します。

・第1回「ある朝突然、通勤電車に乗れなくなってしまいました。」

・第2回「「漠然とした悩みや不安」の正体は何者なんだろう？」

・第3回「休日は遊びや勉強に向けるエネルギーなどなく、眠り続けていました。」

・第4回「おじいちゃんの呪い」

都内の企業に勤めていた時、実家のある千葉県から電車で通勤していました。

電車に乗っている時間はおよそ1時間半。

しかも、首都圏で5本の指に入るレベルで混雑率の高い路線を使っていました。

都心に通勤している以上、満員電車は仕方ないものと諦めていました。

しかし、講座を受けるきっかけとなった「電車乗れない事件」もあったように、

満員電車に長時間乗り続けることで、いつの間にか精神的に負荷がかかっていたようです。

また、せっかく勤務時間を短くできても、通勤にトータル3時間以上かかってしまうので、

平日の余暇の時間や睡眠時間がなかなか増やせないというジレンマもありました。

一人暮らしも考えましたが、都内は家賃も高いし、敷金や引っ越し代を払えるだけの貯金も無い。

そもそもそのお金があるなら、他のことに使いたいし…。

そんなことをグルグルと考えていた時、偶然参加した職場の飲み会で、

普段あまり関わることのない人事担当の女性社員と話す機会がありました。

他愛のない話で盛り上がっていましたが、

ふとしたきっかけで通勤や住まいの話になり、

半ば愚痴のような形で私の悩みを話してみました。

すると驚いたことに、新しく「家賃補助制度」の導入が検討されているそうなのです。

遠方から通勤している社員が会社の近くに住めるよう、

家賃や引越し費用の補助を予定しているとのことでした。

私の状況（千葉から1時間半かけて通勤）はちょうど要件を満たしているらしく、

そこからはとんとん拍子に話が進みました。

飲み会で話していた社員から人事部に提案が上がり、

新しい家賃補助制度のテスト要員として、

私は会社のお金で都内に引っ越すことができたのです。

こんな偶然があるのか、と驚いているうちに諸々の手続きや準備が進み、

１ヶ月後には都内のマンションを借りて生活していました。

会社まではドアtoドアで30分。

電車には乗りますが、以前より混雑率の低い路線で、乗車時間自体は10分程度と、かなり負担が軽減されました。