Mother tree事務局・広報のSです。
今回は「棚卸ししたお悩み解決①『勤務時間編』」と称し、
私が会社員時代に直面していた悩みと、それをどうやって解決したかについてお話します。
・第1回「ある朝突然、通勤電車に乗れなくなってしまいました。」
・第2回「「漠然とした悩みや不安」の正体は何者なんだろう？」
私が勤めていた部署は、他の部署に比べて人数の少ないところでした。
そのおかげで（そのせいで？）、若手の割には色々な仕事を任せてもらっていたと思います。
必然的に残業時間は増え、繁忙期は22時ごろまでオフィスにいることもしばしば。
当時は千葉県内の実家から都内まで通勤していたので、帰宅する頃には日を跨いでしまうことも少なくありませんでした。
睡眠時間も短くなる一方です。
平日は満足に眠れない分、休日は遊びや勉強に向けるエネルギーなどなく…満足いくまで眠り続けていました。
単純に考えると、定時で帰れるように工夫して仕事ができれば、この悩みは解決します。
もちろんその努力もしていましたが、定時退社にはもう一つのハードルがありました。
それは「大手を振って定時で帰るべきではない」というルールです。
「先輩より早く帰ってはいけない」
「自分の仕事が終わったら、残業してでも他の人の仕事を手伝うべき」
いつの間にかインプットされたルールに縛られ、ただ一言「お先に失礼します」が言えなくなってしまっていました。
ただ、このルールは誰が決めたものなのでしょうか。
周りの社員を観察してみると、自分より年次が上の人が残っていても、爽やかに挨拶して退勤する人はいますし、それを咎める人もいません。
他の人の仕事を積極的に手伝わなかったからといって、村八分にされた人もいません。
私がルールだと思っていたものは、社則や部署の決まりとして明文化されているものでもなければ、法律や条例でもありません。
その正体は、自分が自分自身に課した「マイルール」だったのです。
それから週に一度、定時で帰る日を意識的に作ってみました。
はじめは恐る恐る退勤していたのですが、数週間続けたところで「私が定時で帰ることなんて、誰も気に留めていない」ということに気がつきました。
自分を縛りつけていた「マイルール」の存在に気づいたこと、勇気を出して、段階的に「マイルール」を破ってみたことで、週に一度と言わず、定時で帰れる日は遠慮なく帰るようになりました。
今まで苦しんでいた「勤務時間の長さ問題」は、会社ではなく自分の判断で、案外あっさり解決したのです。
次回は「棚卸ししたお悩み解決②」上司との関係性がテーマです。
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