声迷線の彷彿線 どこ行き? -134ページ目

嘆きの晴れ 癒すのは訝しい雨

まるで
さもありなんとでも
云う様に

皮肉屋の太陽は
夜の続きを渇望する
白々しく薄らぐ
月の陰口と僕のはけ口を
笑いながらも
涙流す

暗く澱んで
波打つだけの
時計の振子の疲弊が
揺れる夕暮れと
隣り合わして

拙い想いだけを
握り締める

駆られる激しい
情緒の様に
狂おしい曇天が
騒ぎ出して

突如 全てを撃ち付ける
銀の鱗粉が
視界ごと染め上げる

躁鬱さを燦々と
映し出す雨に
痛みを感じながらも

洗い流す悦びに
心 震え 踊る

それでも尚
焦躁は無くなる事
望まぬ様に

白い影みたく
蝕んで逝くんだ

カレイド・パレード

万華鏡を覗き込んだら
冷たい感触の昼が
顔を出してた

或る日に置き去りに
したまま
忘れていた
希望の様に奇麗さを
着飾って

集中線がずれた
目眩と
等しく比例している
六等星みたいに
揺れる

僕は それを
掴み取ろうと
足先を浮かして
みるけれど

同じ景色は
得られない
一秒毎にフェイズする

極彩色が
占有し続ける
灰になった世界は

スベテが艶やかな
嘘と言う幻と
絶えず交錯して
飼い慣らされて
いるはずだから

眠り疲れて
また眠る夜にも
夢という名の
記憶のコラージュ
フラッシュバック
咲いて行くの?

境界を今日は
越えていないから
五秒から十秒にかけて

キミの日々
見せて欲しい
眼圧の低い右目に
はっきりと
発光するくらい

ところで

もうすぐ零に
近くなるから
目的は やや南に
逸れて

靡く影すらも
雲海のなかで
背泳ぎし始め

流されて消えるみたいだ

紅いサイケな
筒のなかに
凝縮されて

緑の丘

酷く生暖かい溜め息
針の証を示す

錆びた鉄の向こうで
忘却は死んだふり
朝の月を浴びてる

応答の無い
腕時計は今も
胸のなか
静かな面持ちで
僕を笑って

乾いた地平線

言葉に出来ない
騒がしい脳裏を
帽子に詰めて

臥せ目がちで
悲しくなる景色を

いつか緑の丘に
持ち替えて

枯れ果てて
行きたい