声迷線の彷彿線 どこ行き? -132ページ目

weathering

音を発てて
しなやかに
消えて行く
導火線は

限り有る 命の
燃焼に 似て

振り返れども
眼差しは
塵と化し
行方定まらず

紅く 紅く
散らす火花の
燐とした匂いに
咽びながら

今は 無い
感傷を呼び起こそうと
寝た振りで
頭を熱中させる

途絶えて行くなか
思いを馳せてみても
涙の潤みなど
影を潜めたままに

全てが粉々に
破裂した その後は

陰と陽の素粒子も
再現不可能な程

誰の目に
触れる事無く
色も無く

悠久の一部と
成り得るだろうか…

計らずとも…

LIFE IS…

誰かの為に
生きてみたいと
思ってみたりは
するのだけれども

常日頃
大事にしていない
我身を差し置いて

その様な言葉が
吐けるはずも無く

だからと言って
自分勝手に
生きて行くのは
正直厭きて来て

けれど
自発的に肺の収縮は
規則的な繰り返し

終わると言う単語を
知らないかの様で

何時果てるとは
神のみぞ知る

終わらせるのは
難しそうで
意外に簡単

勢いと心持ちと
3秒~3分間で
事足りる

それならば
ほんの少し
自分の為に
生きてみても良いのか


思案巡らせてみた

躊躇ってばかりの
傷口をゆっくりと
なぞってみたり
してみながら

Tarminal communication

真新しい事も
見新しい事も
何も無い24時間を
夜明けまで
繰り返し 繰り返しで

ゆるゆると棚引く
空は いつしか
その境界線を
海と等しくしていた

滲む太陽
蜉蝣が
硬直して行く躰に
螺旋を描き
蛇と化して

何気に味わう
小器用な呼吸のなか
蟠りを嚥下する

嗄れた声で
黄色に鳴き続けるのは
しだいに忘れ去って

目を閉じて呟いた
あの言葉は

再会の約束だったか…
さよならの挨拶
だったか…

今は また朦朧と
意識の端っこで

次の周期を
待ち構えている