声迷線の彷彿線 どこ行き? -131ページ目

canpus

黒いキャンバスに
浮かび上がる
シュールなアートは
R指定

ボードレールの詩
みたいに
難解で退廃的

鼈甲細工の街路樹を
迷惑がらずに
潜り抜けて

紫陽花を摘む
白い指先に
触れたら

欠けた キミが見えるよ

罅のある硝子越しに

遠く影が笑う
錆びた幽の続きを
具現化する

素敵なペルソナ
ぶら下げながら

絵の具を垂れ流し
描きなぐる絵筆に
何を携えて…

見つめているの?

Greenwood snow

絨毯に植え付けた
幸せと愛探して

弱り目に祟り目の
姿勢と身体晒した

グジャグジャに
掻き混ぜた
フロートの様な
賢こさを忘れた空に
瞳を沈ませて

カシミア100%
保証書付きの地面に
横たわれば

死んで欲しいアイツも

殺したいアイツも

抱き締めたいあの子も

天使と悪魔も

皆等しくになる

気持ち悪いくらい
円く切り揃えられた
緑 身籠もって

少し湿る様々な
濃淡の風に揺れる
香りを吸い込みながら

舞い上がり
やんわりと失墜する様に

今は無い

冬の訪れを
垣間見た気がしたんだ

夜半にて…

夢の続きを
板張りの床の底に
沈み込ませて

数合わせの物語は
履き違えた色を添える

茜の射す空は
いつも
あどけなさを
押し出しては

その裏に刻む
業の深さと
浅はかさを

人知れず夜に
吐き捨てる

虹を渡る人魚は
苦い顔しながらも
それを見て見ぬ振り

霞んで失って行く
時間に追い落とされぬ様


翔べない羽根
広げ 不格好に
羽ばたいて行く

橙の球体が
世界を照らし出すまで

青いランプの下で