夜半にて… | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

夜半にて…

夢の続きを
板張りの床の底に
沈み込ませて

数合わせの物語は
履き違えた色を添える

茜の射す空は
いつも
あどけなさを
押し出しては

その裏に刻む
業の深さと
浅はかさを

人知れず夜に
吐き捨てる

虹を渡る人魚は
苦い顔しながらも
それを見て見ぬ振り

霞んで失って行く
時間に追い落とされぬ様


翔べない羽根
広げ 不格好に
羽ばたいて行く

橙の球体が
世界を照らし出すまで

青いランプの下で