声迷線の彷彿線 どこ行き? -130ページ目

Fuzz

原音を踏み潰した
ファズトーンの声
零して

朝焼けから続く
微熱に身を乗り出して
今日の端っこまで
追いすがるんだ

ばらけてしまうまで
掻き鳴らしたなら

仮眠中の梅雨前線より
ずっと刺激的に

主張を通せるだろう

何事も無かったかの様に
何一つ変わらないが

負けを認めるしか
能の無い犬は

枕を濡らして
涎垂らして

吠える事ですら
許可してもらえず

涙目のままで
溜め息漏らす

しょうも無いから
眠剤で現在を

遠く御品書きして
押し流してしまおう

歪み過ぎて
しまってるから

マーシャルに
頼り過ぎずに

シャンデリア

光の粒弾く
降る硝子の雨
線を越えて

僕が見失った未来は
今は誰かのポケット

夜に憧れて
黄昏れる

永遠に その 付近を

絡み付く 太陽の匂い
忙しなく 鼻を
くすぐって

循環する
紅と蒼の管を

取り留めもないままに
世界は色を違えずに
景色を取り違えてゆく

言葉は軽蔑
のべつまもなく

済し崩しに
突き刺さってゆく

ここから
動く理由も吐けず

微かに ただ
風が吹いているだけ

ただ…だけ

それだけ…

空だけが…割れる

Nothing to reason

空が吹っ飛んで
しまうくらいの
澱みを振りかぶって
放り投げたら

一瞬して
ずぶ濡れになる程の
豪雨が大地に
森に この胸に
傷を削ぐ様に
注いだ

映画にありそうな
速度を緩めると
爆発する爆弾みたいに

有り得ない速さで
行き急いだ
その先に
この手に掴む物は何?

なんて事考えて
くだらない…と
吐き捨ててみても

行き違う人の一言に
耳を峙ててる
矮小な自分は否めない

だからって
あの頃と被らせて
死に切れない死を
迎える猿真似も

演じる気になんて
なれないから

取りあえずは
噎せるぐらい
煙草でも
脳と灰に
溜め込んで

今日を過ぎ去る
と 云う事象を
有り体に感じて

瞳を閉じてみよう