声迷線の彷彿線 どこ行き? -135ページ目

白昼夢

ビニールの日傘を
さした
麻で出来た女性が
入道雲に呑まれて行った

焼け焦げた
ストローハット
バラけて
葉緑体を
取り戻した

穴の開いた様に
口を開いた僕は
ぼんやり眺めてる

いい加減な燃えカス
くすぶりながら
訝しげな眼で讃えてる
くだらない思いに
縛られた午後は
もう どうでも良い事

亜麻色の音色に
精算して
受信器をセットする

騒がしい未来を地雷に
埋め込みながら

砕け散る瞬間を
聞き逃さないように

TRUtH? directhion

片目でサイコな
夢を観る

赤と青と緑の発光体

浮き沈みを繰り返す
フラミンゴの様な腕が陽に当たり過ぎた
アイス捉え切れず
ドロドロになる

疲弊している殻の躰
唇から這い出して
溜め息と元素
今或る誤解と
ひとつになる

ざらついた感触の感性

擦り抜ければ
自ら火のなかへ
飛び込んで行く
蛍の群れの様に
慌だしく煌めいて
弾けて消える

それは人の行なう
記憶の改竄に
とても良く似ていて

壊れ 拡散し
また集積して…
その度に
統合性は皆無に近付き
真実という情報は
解明出来なくなる

触れる事のない心因は
嘘と蜃気楼に等しい

この塞ぐ細い腕を
払えば

夢の続きは見れるのか?

今の続きは見れるのか?




rest in peace…

concrete

崩れそうになる
鉛の澱みを
同じ色の意図を
持った糸で
張り巡らせて
支えてる

些細なバランスで
均衡を壊してしまう
様な寒い景色を
素敵に感じる

全てが溶けて
雨に成り代わり
酸性な想いの雫で

このビルを崩して
しまう前に

取り込まれて
しまおうか…

白でも無く
黒でも無い

この撹拌された
色素そのものの
世界の中へ

混ざる事など
出来やしないけれど
たまには汚れるのも良い

0と1を
陽子と陰電荷を
繋ぎ合わす
素粒子を
シナプスに直結させ
ケーブルと同化して

赤銅の束に
劈く程の紫を
往来させて

夜と闇の隙間を

歩いてみる間に