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エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率を利用して、相場の転換点をピンポイントで狙っていきます。エリオット波動については、基本から応用まで書いていく予定です。

今日は、mixi及びメール等で頂いたご質問の回答コーナーにしたいと思います。

Q:頑張っているのに勝てるようになりません。FXをやめようと思ってますが…どうしたらいいですか?
A:損切と同じように、どこかでやめるという線を引くことは大切です。「成功する為に始めたけど、自分には向いていないかもしれない」と判断すべき線を置いておくのもひとつの手段です。例えば、この30万が無くなったらやめよう。とか1年続けて結果が出せなかったらやめよう。みたいに。

Q:一目均衡表を使って売買しています。転換線、基準線が、雲の上にある時にGCしたら買い、雲の下にある時にDCしたら売りというルールでやっていますが、使い方が間違っていますか?
A:間違っているとは思いませんが、単純にこれだけのルールで毎回やっていたらトータルで負けていくだろうなとは予想できます。少しルールを追加するなら、『雲や基準線、転換線に傾きがなく横ばいの時にはやらない』、『雲を抜けて1回目のGC、DCのみエントリー』のふたつです。自分的には、全体的な売り買いのバランスやトレンド方向の確認のために一目均衡表を表示させています。

Q:●●●というシステムが、かなり儲かっているという話をマイミクの方から聞いたのですが、ご存知ですか?
A:それは、そのシステムを買ったあなたが儲かるシステムではなくて、売っている業者とあなたに紹介をした人が儲かるシステムです。有料商材の9割は偽者だと思っていますので^^;

Q:損切を勧めていますが、自分は損切をしないので、常にプラスで勝率100%です。いたずらに損切をすすめるのはどうかと思います。
A:それは、素晴らしい手法ですね。一度自分も研究してみます。
【10月25日の経済指標】
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【ドル円】
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今日は、76円割れを試したものの、先週末の安値を抜けることはできませんでしたね。
76.00に強い抵抗を見せるものの、転換船に高値を抑えられ切り下がってきています。
介入期待の買いと、安値更新のブレイク期待の売りでの押し合いが続いているように感じますね。
方向性がでるまでは、手を出しづらいとこですが、単純なチャートからの様相であれば、下落トレンド続行中ということになりますが、介入狙いであれば、76.7付近でのロングの指値を入れておくのも悪くはないかと思います。ただこの場合、ストップは深めの76.00より下に入れるべきですね。それを考えるなら、可能性は低いもののリスクリワード重視で成行きでロングを入れて、ストップを75.70付近に置くのも悪くはないですね。


【ユーロ円】
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日足を見ると、まだ上昇の余地はあるようにも感じます。
ただ、時間足をみると、横ばいのレンジで現在が調整波であることは間違いないと思われますので、A波が終わりB波の途中と考えるのが妥当でしょうかね。
ただ、下落のC波がどこで始まるのか?この予測は難しいですね。モメンタムを見るとまだ少し上がりそうです。レンジのカウンタートレードを狙うならば、売り方向だけをお勧めします。
106.50付近でのモメンタム反転ショートですかね。
ただ、明日の日本時間以降は、介入が警戒されますので、ご注意を^^;

個人的には、悩んだ結果
ドル円のロングを76.10成行で入れました。
ストップは、75.70です。リミットは78.00です。
リスクを40pips、リワードを190pipsということで、PF4.75のトレードです。
今週の介入可能性を、25%以上はあるんじゃないかという想定でいきます。
ニュースの見かたが良くわからないという質問がありましたので解説しておきます。
ただ、自分はファンダメンタルを根拠に売買はしないのであまり参考にならないかもしれません。

では、ロイターの今日の記事を自分ならどう見るか?を説明します。

ドル76円前半、介入警戒感が下値をサポート=東京市場
2011年 10月 24日 12:39
[東京 24日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の76円前半。ドルは前週末の海外市場で過去最安値を更新したが、きょうは安住財務相による円高けん制発言を受け、米系ファンドのドル買いが入っていた。
 他方、国内の輸出勢が若干のドル売りを出し、結果的にドルは76円前半で一進一退の値動きとなった。  ドルは早朝の高値76.60円付近から一時76.15円まで下落したが、その後は76.30円付近を中心に小動きとなった。市場では、「東京勢はみんな様子見になっている」(邦銀)との指摘が聞かれる一方で、介入期待感から米系ファンドはドル買いをしているという。 「介入待ちでドルロングにしている(海外)ファンドが多い。介入しても、彼らに利益確定の機会を与えるだけだろう」(外銀)という。マクロ系のファンドはユーロ/ドルの戻り売りスタンスだという。 安住淳財務相は24日朝、財務省内で記者団に対し、前週末に海外市場で1ドル=75円台に突入した為替市場について、「投機的な動き。実体経済を反映していない」とした上で、「(円高が)行き過ぎれば断固たる措置をとらないといけない」と述べた。22日に事務方に対し、「どういうことでも対応できるよう準備を指示した」ことも明らかにした。   
 21日の海外市場でドル/円は75.78円まで下落したが、「最安値をつけたのはニューヨークの午前9時過ぎで、オプションのカットタイム(期限)を目前に、オプション関連のフローが出ていた」(外銀)とされる。
 また、「ユーロ/ドルなど、幅広い通貨ペアでドル安に振れていたことがドル/円にも波及したためだろう。さらに、政府の円高対策などに海外勢が期待し過ぎていた面があり、そのポジションの投げもドル/円を圧迫した」とバークレイズ銀行チーフFXストラテジストの山本雅文氏はみている。 
では、このニュースを見て、どうしますか?なんとなく今のうちに買っておいたほうがいいように伝わるバイアスの入った情報に見えそうじゃないですか?

この情報を分解してみましょう。

【事実伝達】
●正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の76円前半。ドルは前週末の海外市場で過去最安値を更新したが、ドルは76円前半で一進一退の値動きとなった。ドルは早朝の高値76.60円付近から一時76.15円まで下落したが、その後は76.30円付近を中心に小動きとなった。
これだけです。

【情報発信者が選択した情報】
●「東京勢はみんな様子見になっている」(邦銀から)
●「介入待ちでドルロングにしている(海外)ファンドが多い。介入しても、彼らに利益確定の機会を与えるだけだろう」(外銀)
●マクロ系のファンドはユーロ/ドルの戻り売りスタンス
●安住淳財務相は24日朝、財務省内で記者団に対し、前週末に海外市場で1ドル=75円台に突入した為替市場について、「投機的な動き。実体経済を反映していない」とした上で、「(円高が)行き過ぎれば断固たる措置をとらないといけない」と述べた。22日に事務方に対し、「どういうことでも対応できるよう準備を指示した」ことも明らかにした。
●、「最安値をつけたのはニューヨークの午前9時過ぎで、オプションのカットタイム(期限)を目前に、オプション関連のフローが出ていた」(外銀)とされる。「ユーロ/ドルなど、幅広い通貨ペアでドル安に振れていたことがドル/円にも波及したためだろう。さらに、政府の円高対策などに海外勢が期待し過ぎていた面があり、そのポジションの投げもドル/円を圧迫した」とバークレイズ銀行チーフFXストラテジストの山本雅文氏はみている。 

【情報発信者が作成した情報】
●きょうは安住財務相による円高けん制発言を受け、米系ファンドのドル買いが入っていた。他方、国内の輸出勢が若干のドル売りを出し、結果的にドルは76円前半で一進一退の値動きとなった。

こんな感じですね。
まずは、今日の午前中の値動きの情報があります。これは紛れもない事実です。
そして、この事実に見合うような情報が選択されます。
もしも、値動きが先週の最安値を更新していた場合は、これらの情報は選択されていなかったことになります。
おそらく下がるべきだったという情報が選択されていたことでしょう。
そして、作成する情報も「実需要の売りが強く、海外ファンドの介入期待の買いをストップ売りを巻き込み最安値を更新した」というような内容になっていたでしょう。

この記事を批判しているわけではありません。
ただ、この記事は、今朝の値動きについてその動きをした要因となりそうな情報を選択して、発信をしているだけなのです。
だから、受信する自分達もこの記事を見て、今朝の値動きの背景には、そういう動きがあったかもしれないと理解するだけでなければいけません。

これによって、介入の期待が高まっていると判断してはいけません。ましてや買ってはいけません。
「先週の安値は更新できなかったんだなー」ということを見ておけばいいんです。

情報のご利用は計画的に^^
前回のブログでは、認知的不協和によるバイアスとはどういうものか?
そして、そのバイアスが個人投資家に与える影響がどういうものか?を説明しました。

では、次にこれらのバイアスが市場にどう影響を与えるのか?
これは、情報経済学とかゲーム理論の分野になります。
シャノンとウィーバーの伝達モデルが有名ですが、
市場には、非常に多くの情報がリアルタイムで流れています。
情報には、発信者⇒伝達者⇒受信者という経路があります。

情報の発信者というのは、経済的な事象、政治的な事件等について、単なる事実として一時的な情報を発信する者、またはそれらの事実と過去の情報を組み合わせて、発信者の意思を入れて情報を発信する者があります。
前者は、失業率やGDPの発表や、ギリシャ追加融資の議決決定等の情報です。
後者は、失業率の低下に伴うQE3導入の可能性、追加融資決定によるユーロ危機の回避等の情報です。

この後者については、バイアスがかかります。
現状の市場の状況と異なる情報を作ることが難しくなります。
現状の状態から判断すると、相場は下がるはずである。という認知と
実際に相場が上がり続けているという不協和を起こします。
この状況で相場は下がるという情報の作成が難しくなります。

次に情報の伝達者ですが、多くの一時情報の中で、有益であろうと判断する情報を選択し、更に多くの媒体に情報を発信する者があります。
当然この者にもバイアスがかかります。現状と不協和を起こしてしまう情報は選択しずらいことになるので、上げることに肯定的な情報が選択され、次に伝達されやすくなります。
更には、大した情報でなくても、現状の上げることに肯定的な情報は選択されやすくなります。

そして最後に、受信者ですが、これは前回の個人投資家が当てはまりますね。

といった、経路をたどって情報は伝達していきます。そしてこれらの過程でそれぞれにおちて、認知的不協和に伴うバイアスがかかるのです。
そして、いままでの説明は、情報の内容に利害関係がない場合の状況です。

相場における情報伝達はこうしたモデルとは異なると思われます。

では、例えばドル円が100円だとします。
ここで、そしてドルが確実に上がる情報をあなたが最初に入手したものとします。
あなたはこのモデルの情報の発信者だとします。
さてどうしますか?

自分なら、この情報を使ってごっそり稼ぎたいと思います。
最初に、ドルが下がるという情報を流しますね。
そしてドルが下がったところを買いまくります。
自分が買った後で、ドルが上がるというニュースを流しますね。
そして、大衆という情報の受信者がそれを信じて買って、ドルの値段が上がったところで、売りますね。

さて、あなたが普段どういうところから情報を入手していますか?
あなたが入手している情報は、一次情報ですか?
情報の発信者や伝達者は、あなたの味方ですか?
あなたは、それらの情報発信者に利用されていませんか?

ファンダメンタルな情報が、相場を動かすのではありません。
相場の動きが、ファンダメンタルな情報を作るのです。

情報の発信者がファンダメンタルの情報を提供しているのです。

あなたが、売買を判断している情報は、本当に大丈夫ですか?

情報というのは、事実ではありません。
相場の状況によって、情報は取捨選択をされ伝達されていきます。
発信者にとって、有利なタイミングで、発信者にとって有利な内容が作られます。
それを踏まえて、情報を使うべきですよね。
今回は、相場における認知的不協和と各種バイアス。またこれらにおける相場への影響について
書いていきたいと思います。
タイトルは、わかりにくいかもしれませんが、中身は大したことないので大丈夫です。

■■■問題です■■■

下記のAさんの考え方の問題点は、どこにあるのでしょうか?
「タバコを吸うと、肺ガンになりやすくなるのはわかっている。でもタバコは好きだからやめられない。でもタバコを吸っている人の全員が肺ガンになるわけではない。禁煙のストレスは体に悪いという噂も聞く。悩んでも仕方ないから、これからもタバコを吸うことにしよう。」

■■■回答です■■■

この問題は、「認知的不協和」と呼ばれる心理学において有名な概念です。よくすっぱい葡萄の理論として説明されますね。この場合で言うと、「タバコを吸いたい」、「タバコを吸うと肺ガンになりやすい」という二つの認知が不協和になってしまうのです。
ちなみに、この認知的不協和になること自体は問題ありません。
人間はこの不協和状態を解消すべくバイアスが働いてしまいます。
正しいのは、「タバコを吸うと肺ガンになりやすい」という認知を重く見て、タバコを減らす、禁煙をするということです。
ところが、Aさんは「全員が肺ガンになるわけではない」という認知を追加して、不協和の解消をはかったのです。

■■■バイアスの種類■■■

【確認バイアス】
自分の判断やとった行動を肯定する情報だけを集めて信じようとするバイアス。
タバコがカラダには良いという情報、禁煙は良くないという情報を集めようとして、信じようとする行動。

【反確認バイアス】
自分の判断やとった行動を否定する情報だけを無視しようとするバイアス。
タバコによる肺ガンの発生率などという情報を無視する行動。

その他にも認知的不協和を解消するために人間に働くバイアスはありますが、詳しくは心理学の分野になりますので省略します。

さて、ここからは、これらの心理的なバイアスが相場にどう影響してしまうのか?を投資家個人と市場というマーケットをひとつの有機体として捉えた場合の二つについて解説します。

まず投資家は、ポジションを持っている状態では、客観的な判断をする為の障害となるバイアスを持ちやすいということを理解しなければいけません。
「上がると思って買う」という行動をしていた場合、下がる要因となる情報を認知した時に、不協和を起こします。
このとき、下がるという情報を重視して、ポジションを閉じるというのが正しい行動になります。
ところが、ここで「上がるという情報を集めて買うという行動を肯定しようとするバイアス」や「下がるという情報を無視して見ないようにするバイアス」がかかります。

どうですか?心当たりないですか?
ここまで下がったら、損切しようと思っていたのに、下がってくると、「もうすぐボリンジャーやストキャスで上げるシグナルが出そうだから、もうちょっと待ってみよう」とか思って、損失を大きくしてしまったとか。

ただ、これは「人間だもの仕方ない理論」と言います。
「わかっちゃいるけど、やめられない理論」とも言います。
タバコが健康被害がありますよ。とわかっていても売れている現状が全てを証明してます。
蛇足ですが、この理論で効率的市場仮説が打ち破れるものと思っております。

そこで、これらのバイアスを避ける方法があるのか?
まず、「上がると思って買う」これが駄目です。
「上がるかもしれない」と思って買うのです、もうすこし詳しくすると
「上がるかも知れないと思って買うけど、もしここまで下がったら、上がることはないから、損切しよう」
と決めてから買うべきです。