情報が相場を動かすのではない、相場が情報をつくるのである | エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率を利用して、相場の転換点をピンポイントで狙っていきます。エリオット波動については、基本から応用まで書いていく予定です。

前回のブログでは、認知的不協和によるバイアスとはどういうものか?
そして、そのバイアスが個人投資家に与える影響がどういうものか?を説明しました。

では、次にこれらのバイアスが市場にどう影響を与えるのか?
これは、情報経済学とかゲーム理論の分野になります。
シャノンとウィーバーの伝達モデルが有名ですが、
市場には、非常に多くの情報がリアルタイムで流れています。
情報には、発信者⇒伝達者⇒受信者という経路があります。

情報の発信者というのは、経済的な事象、政治的な事件等について、単なる事実として一時的な情報を発信する者、またはそれらの事実と過去の情報を組み合わせて、発信者の意思を入れて情報を発信する者があります。
前者は、失業率やGDPの発表や、ギリシャ追加融資の議決決定等の情報です。
後者は、失業率の低下に伴うQE3導入の可能性、追加融資決定によるユーロ危機の回避等の情報です。

この後者については、バイアスがかかります。
現状の市場の状況と異なる情報を作ることが難しくなります。
現状の状態から判断すると、相場は下がるはずである。という認知と
実際に相場が上がり続けているという不協和を起こします。
この状況で相場は下がるという情報の作成が難しくなります。

次に情報の伝達者ですが、多くの一時情報の中で、有益であろうと判断する情報を選択し、更に多くの媒体に情報を発信する者があります。
当然この者にもバイアスがかかります。現状と不協和を起こしてしまう情報は選択しずらいことになるので、上げることに肯定的な情報が選択され、次に伝達されやすくなります。
更には、大した情報でなくても、現状の上げることに肯定的な情報は選択されやすくなります。

そして最後に、受信者ですが、これは前回の個人投資家が当てはまりますね。

といった、経路をたどって情報は伝達していきます。そしてこれらの過程でそれぞれにおちて、認知的不協和に伴うバイアスがかかるのです。
そして、いままでの説明は、情報の内容に利害関係がない場合の状況です。

相場における情報伝達はこうしたモデルとは異なると思われます。

では、例えばドル円が100円だとします。
ここで、そしてドルが確実に上がる情報をあなたが最初に入手したものとします。
あなたはこのモデルの情報の発信者だとします。
さてどうしますか?

自分なら、この情報を使ってごっそり稼ぎたいと思います。
最初に、ドルが下がるという情報を流しますね。
そしてドルが下がったところを買いまくります。
自分が買った後で、ドルが上がるというニュースを流しますね。
そして、大衆という情報の受信者がそれを信じて買って、ドルの値段が上がったところで、売りますね。

さて、あなたが普段どういうところから情報を入手していますか?
あなたが入手している情報は、一次情報ですか?
情報の発信者や伝達者は、あなたの味方ですか?
あなたは、それらの情報発信者に利用されていませんか?

ファンダメンタルな情報が、相場を動かすのではありません。
相場の動きが、ファンダメンタルな情報を作るのです。

情報の発信者がファンダメンタルの情報を提供しているのです。

あなたが、売買を判断している情報は、本当に大丈夫ですか?

情報というのは、事実ではありません。
相場の状況によって、情報は取捨選択をされ伝達されていきます。
発信者にとって、有利なタイミングで、発信者にとって有利な内容が作られます。
それを踏まえて、情報を使うべきですよね。