両建が難しいという話をいただいたので、今日は両建てについて書いてみます。
両建てというのは、名前のとおり「両方のポジションを建てる」ということです。
売りと買いを同時に持つことを意味します。
例えば、76円の買いを1枚持ちます。同時に76円の売りも1枚持ちます。
価格が75円に下がれば
76円の買いポジションは、▲1万円です。
76円の売りポジションは、+1万円です。
トータル±0円ですね。
同じレートで両建てをすれば、値段が上がろうが下がろうが、損益は変わらないということです。
そんなことをやる意味があるのか?
はい、自分も普段はやりません。
今回、何故それをやったかというと
76.10ロングを介入期待で持っていました。
ところが、夕方になっても介入が入らず、ズルズルと75.90まで下がりました。
マイナス20pipsですね。
自分は、今週は、介入期待で常にチャンスを狙うつもりです。夕方に下がろうとそれは変わりません。
利益として200pipsを見込んでます。ただし、今回取るリスクの量は、40pipsと決めています。
リスクリワードが1:5です。
ただし、ロンドン時間で、75.70まで下がったら、ストップにかかりポジションを解消することになります。
すると、翌朝の東京時間で再度買いポジションを持つのは、コストがかさみすぎてしまいます。
再度40pipsのリスクを取ると、前日の分と合わせて80pipsのリスクに対して200pipsの利益という構図です。
これでは、余程介入の可能性が高くなければ、トレードする意味がありません。
ただ、今回はそれほど可能性が高いとは思っていません。
そこで、この75.90の時に売りポジションを持ったのです。
76.10のロングと75.90のショートですので、どれだけ値段が上がっても下がっても、▲20pipsで固定できます。
ロンドン時間やNY時間での介入の可能性は少なく、逆に下げられる可能性のが多いと判断し、損失額を固定したままポジションを持ち続けることを選びました。
76.10ロングは、ストップが75.00、リミットが78.00です。
75.90ショートは、ストップが、76.40、リミットが75.00です。
これの意味は、もしも75.00を割り込むようであれば、想定外の事態が起きていると思われるので、一旦両方のポジションを閉じて、▲20pipsの損失を確定するという意味です。
そして、76.40を超えるような値動きがあれば、それは介入の可能性が高いということで、ショートのポジションの損失を▲50pipsで確定させた上で、ロングのポジションが78.00まで伸びるのを待ちます。
その際ロングポジションのストップを早い段階で、76.50付近まで引き上げて、リスクを最小化します。
この瞬間だけが、リスクが高くなるドキドキ度満点です。
順調に78.00まで伸びてくれれば、ショートの▲50pips+ロングの+200pipsで合計+150pipsとなります。
【おまけ】
この75.90のショートを76.03に売り変えに成功しました。
何をしたかというと
76.03まで上昇した時に、モメンタムの上昇が終わりそうなのを確認して、76.03でショートを入れます。
この時両建てとしては、ショートポジションが多くなっている状態です。
そして、価格が下落して75.90まで下がったときに、最初の75.90のショートポジションを±0で閉じたのです。
これによって、両建ての固定損失が7pipsまで下がりました。

【ユーロ円】


依然として横ばいのレンジのままです。下抜けする目線では見てますが、ここまで長くなると自信ありません。
【ドル円】


介入の噂があるものの市場では徐々に安値の切り下げが起きている。
時間足で見ると、雲の下値で抵抗を受けている。
この雲を自律反発で上抜けは困難ではないかと見ています。
とはいえ、下値もブレイクするわけでなく、膠着状態になっています。
とりあえず、今週の東京時間は、介入期待でロングを入れています。
東京時間が終わる頃には、レートに限らず、リスクヘッジの為にドル円売りを入れて両建てにしています。
これは、介入の必要性が上がるには、このままではどんどん下がってしまうという状況になることだと思います。
なので、75円を切るまでは、買いも売りも同量もったままにします。
これでもし75円を切ったとしても-20pipsで被害が抑えられるようにしています。
逆に期待どおり介入が入った場合は、200pips程度のリワードを見ています。
リスクヘッジの売りは、76.50で終わるようにしています。
両建て用のショートを75.90から76.03に乗り換えで来ました。
なかなか、応用のできそうな手法です。
今後研究していきます。
なかなか、応用のできそうな手法です。
今後研究していきます。
【TPPの発足から現在までの経緯】
TPPとは、『Trans-Pacific Partnership』の略であり、環太平洋連携協定と訳されています。
内容としては、加盟国間の関税を撤廃し、サービス貿易、政府調達、競争、知的財産権、国民の移動の取り決めを含んだFTA、EPAのひとつです。
こちらが、2006年5月にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4カ国で結ばれた協定の原文でですが、全部読もうとすると160頁あるので大変です。最初の数ページにこの協定の目的が載っているので、そのあたりだけでも目をとおすといいかもしれません。
www.sice.oas.org/Trade/CHL_Asia_e/mainAgreemt_e.pdf
その後、2010年3月には、米国、豪州、ペルー、ベトナムを加えた8カ国での交渉が開始されました。
2010年10月には、これにマレーシアも参加し、現在は9カ国での交渉が行われており、2011年11月にハワイで行われるAPEC首脳会議で妥結することを目指しています。
来月のことなので、日本でもこの参加に是非が急いで問われている状況です。
APECでの妥結ということですが、タイやインドネシア等、APEC加盟国でTPPに参加してない国との軋轢は生まれないのでしょうかね?
【日本における貿易協定】
日本は、2000年頃より、二国間協定であるFTA(Free-Trade-Agreement 自由貿易協定)を進めてきました。
現在では、シンガポール、メキシコ、マレーシア、チリ、タイ等の13ヶ国と結んでおり、現在でもGCC,豪州との交渉を進めています。詳しくは外務省HPを参照してください。
それを考えると、何故これほどにTPP参加が話題になっているのか?
それには、今まで日本が協定してきたFTAにTPPのいくつかの違いがあるからです。
FTAでは、農産物等の重要品目については、関税撤廃の除外とした協定を結ぶことができました。
しかし、今度のTPPについては、元々除外品目がほとんどない上に、多国間で同じルールを用いる必要があり、参加国の中に農業輸出国である米国、豪州、NZがあるので、農産物の除外ということを日本が提案しても受け入れられる可能性がないことです。
【TPP参加表明国の経済状況とそれぞれの思惑】
参加表明国のGDP及び輸入額、輸出額の一覧です。
データは、外務省の2009年のものを使っています。
外務省APEC関連統計資料
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/tokei/index.html
米国のGDPは、全体の88%にも及び、輸出額は58%、輸入額は69%という状況です。
米国の貿易赤字を減らすための策略ではないかと思う程です。個人的にはですけどね。
米国、豪州等の農業輸出国が貿易赤字になっていますね。
シンガポールについては、輸出額がGDPを上回るという面白いことになっていますね。
参加表明している国には、それぞれに参加の意義や目的があるものと思われます。
それぞれの利害を調整しているところですが、アメリカによる安全保障と引き換えにアメリカに有利な貿易協定が結ばれるのでは?と思ってしまうのは自分だけでしょうか。
【日本の農産物貿易の現状とTPP参加について】
日本の農産物の平均関税率は、10%前後と言われています。米については778%です。
つまり、日本に輸入された米が10,000円だったとすると、関税がなくなると、1300円位ですね。
おいしいコシヒカリ一万円と、激安輸入米1300円です。
どちらを買いますか??
牛丼が100円になる日も近いかもしれません。
こちらに農水省がTPPに参加した場合の各種試算があります。
http://www.maff.go.jp/j/kokusai/renkei/fta_kanren/sisan.html
この試算によると
TPPを結んだ場合
農林水産物の生産減少額 4兆5千億円
食料自給率 40%⇒13%
GDP減少額 8兆4千億円
失業者増加数 350万人
となっています。
試算の方法をみると、33品目について、輸入品と競合する品目と競合しない品目に分類し、
競合する品目については置き換わるものとし、競合しない品目については値段が下がるものとしています。
農水省の試算なので、被害額が大きくなるようにはされていると思いますが、それでもTPP参加によって、日本の農林水産業界に大きな影響を与えるのは間違いないように思います。
【TPP参加による日本経済全体への影響について】
こちらに内閣府国家戦略室の包括的経済連携に関する資料があります。
http://www.npu.go.jp/policy/policy08/archive02.html
8頁の試算総括表を見ると、
韓国の動向に左右されるようですが、TPPを結ばないことによって、日本の基幹産業(自動車、電気電子、機械産業)において、GDPが10.5兆円の減少、81.2万人の雇用喪失となります。
【為替における影響】
とりあえず、TPPがどんなものか?まとめてみました。
TPPを結ぶことを農林水産業界が反対し、結ばないことを工業界が反対するという背景が見えてきたのではないでしょうか?
もしもTPPに日本が参加した場合にどうなるかを考察してみると
農産物の輸入が大幅に増えて、工業製品の輸出が少し増えるということだと思います。
農産物を輸出する、米国、豪州、NZの対日輸出額が増えることになるので、日本企業は円を売って米ドル、豪ドル、NZドルを買う事が増えます。円が下がり、他通貨が上がる構図ですね。
また同時に、工業製品の輸出も増えるわけですが、輸出に関しては、アジア各国には既にFTA結ばれている上、TPPによって撤廃される米、豪、NZの工業製品に対する関税率の低さを考えると、輸入ほどの影響がないように思います。
TPP参加は、円安方向の要因となり得ますが、参加までのマーケットへの織り込み具合も不明の上、デイトレ程度の短いトレードでは関係ありませんね。
TPPとは、『Trans-Pacific Partnership』の略であり、環太平洋連携協定と訳されています。
内容としては、加盟国間の関税を撤廃し、サービス貿易、政府調達、競争、知的財産権、国民の移動の取り決めを含んだFTA、EPAのひとつです。
こちらが、2006年5月にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4カ国で結ばれた協定の原文でですが、全部読もうとすると160頁あるので大変です。最初の数ページにこの協定の目的が載っているので、そのあたりだけでも目をとおすといいかもしれません。
www.sice.oas.org/Trade/CHL_Asia_e/mainAgreemt_e.pdf
その後、2010年3月には、米国、豪州、ペルー、ベトナムを加えた8カ国での交渉が開始されました。
2010年10月には、これにマレーシアも参加し、現在は9カ国での交渉が行われており、2011年11月にハワイで行われるAPEC首脳会議で妥結することを目指しています。
来月のことなので、日本でもこの参加に是非が急いで問われている状況です。
APECでの妥結ということですが、タイやインドネシア等、APEC加盟国でTPPに参加してない国との軋轢は生まれないのでしょうかね?
【日本における貿易協定】
日本は、2000年頃より、二国間協定であるFTA(Free-Trade-Agreement 自由貿易協定)を進めてきました。
現在では、シンガポール、メキシコ、マレーシア、チリ、タイ等の13ヶ国と結んでおり、現在でもGCC,豪州との交渉を進めています。詳しくは外務省HPを参照してください。
それを考えると、何故これほどにTPP参加が話題になっているのか?
それには、今まで日本が協定してきたFTAにTPPのいくつかの違いがあるからです。
FTAでは、農産物等の重要品目については、関税撤廃の除外とした協定を結ぶことができました。
しかし、今度のTPPについては、元々除外品目がほとんどない上に、多国間で同じルールを用いる必要があり、参加国の中に農業輸出国である米国、豪州、NZがあるので、農産物の除外ということを日本が提案しても受け入れられる可能性がないことです。
【TPP参加表明国の経済状況とそれぞれの思惑】
参加表明国のGDP及び輸入額、輸出額の一覧です。
データは、外務省の2009年のものを使っています。
外務省APEC関連統計資料
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/tokei/index.html
米国のGDPは、全体の88%にも及び、輸出額は58%、輸入額は69%という状況です。
米国の貿易赤字を減らすための策略ではないかと思う程です。個人的にはですけどね。
米国、豪州等の農業輸出国が貿易赤字になっていますね。
シンガポールについては、輸出額がGDPを上回るという面白いことになっていますね。
参加表明している国には、それぞれに参加の意義や目的があるものと思われます。
それぞれの利害を調整しているところですが、アメリカによる安全保障と引き換えにアメリカに有利な貿易協定が結ばれるのでは?と思ってしまうのは自分だけでしょうか。
【日本の農産物貿易の現状とTPP参加について】
日本の農産物の平均関税率は、10%前後と言われています。米については778%です。
つまり、日本に輸入された米が10,000円だったとすると、関税がなくなると、1300円位ですね。
おいしいコシヒカリ一万円と、激安輸入米1300円です。
どちらを買いますか??
牛丼が100円になる日も近いかもしれません。
こちらに農水省がTPPに参加した場合の各種試算があります。
http://www.maff.go.jp/j/kokusai/renkei/fta_kanren/sisan.html
この試算によると
TPPを結んだ場合
農林水産物の生産減少額 4兆5千億円
食料自給率 40%⇒13%
GDP減少額 8兆4千億円
失業者増加数 350万人
となっています。
試算の方法をみると、33品目について、輸入品と競合する品目と競合しない品目に分類し、
競合する品目については置き換わるものとし、競合しない品目については値段が下がるものとしています。
農水省の試算なので、被害額が大きくなるようにはされていると思いますが、それでもTPP参加によって、日本の農林水産業界に大きな影響を与えるのは間違いないように思います。
【TPP参加による日本経済全体への影響について】
こちらに内閣府国家戦略室の包括的経済連携に関する資料があります。
http://www.npu.go.jp/policy/policy08/archive02.html
8頁の試算総括表を見ると、
韓国の動向に左右されるようですが、TPPを結ばないことによって、日本の基幹産業(自動車、電気電子、機械産業)において、GDPが10.5兆円の減少、81.2万人の雇用喪失となります。
【為替における影響】
とりあえず、TPPがどんなものか?まとめてみました。
TPPを結ぶことを農林水産業界が反対し、結ばないことを工業界が反対するという背景が見えてきたのではないでしょうか?
もしもTPPに日本が参加した場合にどうなるかを考察してみると
農産物の輸入が大幅に増えて、工業製品の輸出が少し増えるということだと思います。
農産物を輸出する、米国、豪州、NZの対日輸出額が増えることになるので、日本企業は円を売って米ドル、豪ドル、NZドルを買う事が増えます。円が下がり、他通貨が上がる構図ですね。
また同時に、工業製品の輸出も増えるわけですが、輸出に関しては、アジア各国には既にFTA結ばれている上、TPPによって撤廃される米、豪、NZの工業製品に対する関税率の低さを考えると、輸入ほどの影響がないように思います。
TPP参加は、円安方向の要因となり得ますが、参加までのマーケットへの織り込み具合も不明の上、デイトレ程度の短いトレードでは関係ありませんね。

【ユーロ円】


明日に控えたEU首脳会議の前で大きな値動きはなく、レンジでの横ばいですね。
おそらくいろいろな情報がまことしやかに流れだす頃だと思いますが、冷静に情報を見極めていきたいですね。
【ドル円】

更に戦後最高値を更新しましたね。東京時間での介入がなかったことでNY時間に売り込まれました。
現在は76円台を回復しました。5分足での雲を上抜けしましたが、25日の日中と同じく1時間足の雲の下限で上値を抑えられている状態が続いています。
この雲を抜けて76.50まで上がる感じはしませんね。このまま小幅な値動きで東京時間に突入するんじゃないかと見ています。
前回の8月の介入時は、安値更新から一旦戻した2日後でしたね。
この辺りを考えて、明日の東京時間は少し値を上げてくるのではないかと見ていますが、介入がないと判断されれば更に激しく売られると思います。
現在も、ドル円76.10のロングを持っています。
明日の東京時間が終わる頃には、介入がなかったら、一旦ポジションを閉じようと思っています。