GWツーリング 再びの九州へVol.2

大阪より鹿児島入りした翌朝。
鉛色した空は今にも泣きだしそう。深夜に降った雨があがったが、その際吹いていた強風は未だ轟音を立てている。
今の所、雨粒が落ちてきていないのが、せめてもの救いだ。
しかしドライ路面も束の間、宿を出発して30分もしないうちに雨が降り出した。急ぎ給油を兼ねて雨具を装備する。
鹿児島といっても殆ど宮崎県と熊本県の境目だった為、今夜の宿である阿蘇は”牧内温泉”まではそれほど距離は無い。はずだった・・・。
持参したものの、電源のトラブルで使用出来ない私のナビに変わって、ナビ装備済みのF650GSのトモオ君に先導を依頼した。が、それが失敗だった。
予定としてはえびの市から人吉のループ橋を通って熊本入りしようと話していたにも関わらず、小林市に至ってしまった。
そして市内を抜け、国道268号を東へ向かっている。
「ん??」と思ったが、ナビを装備しており何か抜け道でもあるのか??と思い不信ながらも付いて行った。外国製品のナビは時として不思議な道を選ぶし。
だがしかし、行き先表示は”宮崎”しか出てこなくなり、雨は強さを維持したままだ。もしかして?と思いトモオ号を止めると、「人吉の看板が出てこないから・・・」との事。
あのう、だいぶ前に「人吉こちら」という表示あったんですが・・・。
それも30キロ以上前に・・・。
結果、ナビを装備した方向音痴より、ナビが無い自分の方が間違い無い事を確信した。
という事で元来た道を戻る事30分程、殆ど宿に近い所まで戻ってきてしまった。
そこから時間も時間だし、雨も降っているので高速道路を選択。
えびのICから熊本益城ICまで一気に北上。途中なんとか雨も止み、雨具を脱いだ。

高速を使ったおかげで比較的早く内牧温泉へ入る事が出来そうだと確信した所で、お茶を飲む為九州といえばのファミレス”ジョイフル”へ。
昨日、遅めの昼食で夕食に響いたので、本日は昼食抜き。
朝食をがっつり食べているので、昼食はさほど必要無いと思わせるのは健康的なのか・・・。
一時上がった雨だったが、降ったり止んだりを繰り返していた。
私はR100RSだったので、雨具を着用する程の事は無かった。さすがです。

1時間程お茶を楽しんだ後、15分程で内牧温泉郷へ到着。昨日に引き続き今夜も”秘湯を守る会の宿”である。
今夜は、後発であるハルちゃんが東京から熊本に単身向かっており、連絡によるともうすぐ到着しそうな感じだった。さすが一人で九州まで自走で来るなんて・・・。

無色透明の温泉は、湯温的にちょうどよろし。

そうこうしていたら、先程まで東京にいた人が来ました。AM2時?に出発して阿蘇にPM4時って早くないですか。

お待ちかねの夕食。昼食抜きだけにビールが滲みる・・・。
中央は馬刺し、左上の白いはビシソワーズスープ。一番下は左からほたるイカ、朝採りタケノコの寿司、謎の喰い物、ニンジン餅。
どれも旨かった。

ここんちの食事はヤバイ。どれも旨く驚愕した。
ステーキはどうだか不明だったが、野菜や果物、この鍋で炊きこんだ白米さえも自家栽培のモノ。
焼酎のラインナップも充実しており、一番飲んだ人間の宿泊代はめでたく¥20000を越え、本人曰く宿泊代歴代1位だそうな。てゆーか貢献度高し。

デザート。これもまた旨い!
カボチャプリンのカボチャや卵、アイスに使用される牛乳も自家牧場や農園の物。無論いちごも。ミルクジェラートといえる歯触りのアイスには、上にある3種の味付けで頂く。(左からピスタチオ、ブルーベリー、塩)

一夜明けた朝食。これも自家栽培の物が並ぶ。
食事ネタばかりで恐縮だが、秘湯を守る会の宿にしては、とても充実した食事内容だったので敢えて書いた。
夏場に行く東北の秘湯辺りだと、恒例の”冷やし岩魚”等々、食事自体への期待は薄い。今回もそうだったのだが、さすが九州、宿泊代もさすがだが、この老人ホームの様な名前の”新和苑”は良い宿だった。
朝食を済ませ、1人増員となった一行は長崎へ向かうべく熊本市街へ。
そのまま国道57号で降りたのでは詰らないとの事で、一路”ミルクロード”へ。

と、その前に大観峰へ。
九州の方々のブログでよく見る光景。今日もまたどんよりとした天候にも関わらず、数多のオートバイ乗りが。

大観峰ですが、あまり見晴らしがよくないようで・・・。

ミルクロードのパーキングではこの有様。この場所は何度か訪れているが強風か濃霧か・・・しか味わった事無い。

阿蘇らしい光景に今年も出会う事が出来ました。
そして標高を下げると、天候は回復の兆しが。熊本市内へ至る頃には晴れ間も見え始め、気温も上がってきていた。
熊本から島原へ向かう為に国道57号を熊本港へ。ここで2回目のトラブル発生。

めでたくリアタイアにクギがブッスリ・・・。気が付いて良かった。
そして立寄ったスタンドで修理をしようと、このクギを抜くと・・・。
なんとこの刺さった先で曲がっており、貫通はしてませんでした。
パンク修理代¥1500得した気分で、熊本港へ。本日も特に昼食は無し。熊本ラーメンも良いけど、”黒亭”はイマイチだったし。

てなわけで、オミヤの馬刺しを購入しただけで長崎県は島原へ・・・。
普賢岳って形変わってる?頂上の突起は無かった様に思うが。

フェリーを下船後、温泉卵を頂くべく雲仙地獄で休憩。温泉卵な割に固ゆでなのはなぜだろう。

路肩からも温泉が噴出しており、長時間の駐車はマズイと思われ。
立ってるだけで暖かいので、気分も緩みます。立寄り湯も考えたが時間的に押し気味だったのでスルー。
阿蘇やフェリー、お宿やここ雲仙地獄も観光客が少なく感じたのは、不景気のせいか。
島原から諫早市内を経て長崎道にて東そのぎICから西海町へ。

そんなこんなで大した行程では無かったが、無事長崎へ到着。
明日はオートバイを離れて4輪でお土産デイ。中華街も・・・。
GWツーリング再びの九州へ
GWが過ぎ去り、現実に引き戻されしばらく経過したにも関わらずの夢物語備忘録です。
当初、GW前半の天候不順が懸念されたが、”オコナイ”の良い私に天は見方に付いております。

今回、二年振りに九州へ。その行程は大阪~九州の往復はフェリーを使用する。よって東京から大阪までのショートツーリング。(私にはショートなんですね)
夕方5時前に南港フェリーターミナルに入れば良いので、朝は比較的ゆっくりなAM7時に足柄SA集合。大阪へ昼過ぎに到着し、恒例?の新世界で串カツを頂く予定。

特に走ってみたかったわけではない”新東名”、御殿場の分岐での交通量で判断し、流入量が明らかに少なかったので選択した。
新しいから当然ですが、路面がキレイで、なおかつカーブの少なさは新しい大動脈という印象。

プラスチックの防音壁?に自分が映るのは、劣化のない今のうちだけでしょう。
新東名を全区間走行し、静岡最西の三ケ日JCTで合流すると、東名高速は渋滞中。岡崎より先は渋滞ポイントだけにここへ合流すれば当然か・・・。
渋滞をやり過ごし、豊田から伊勢湾岸道へ移る頃には気温も上がり、混雑は無いもののスピードを上げても暑い。おまけに自分のクラッシクカーにも辛い状況。
大阪への最短距離を行く為、三重県亀山の先で名阪国道へ。ここは無料である為、お財布には優しい。
が、ここで小トラブル発生。
名阪国道へ移って直後にリザーブになった私のR100RS。
横浜町田IC直前でガソリンを満タンにしたので当然だが、大阪まではもつまい・・・と思っていた矢先。
左足先が「冷たい」。なんだ?!と思い見てみるとガソリンが左バンクキャブレタからダダ漏れ。たまたまあった停車帯に止まりエンジンを停止するも、漏れ続けている。
コックをオフの位置にし、とりあえず漏れを止め、フロートを外し、フロートの動きを確認し、また戻す。
フロートバルブを交換したばかりなので、何かゴミが噛んだのだろう。
案の定、オーバーフローは無くなった。リザーブにした事で、底に溜った何らか大きめのゴミでも詰ったと思われる。
そこから移動する事5キロ程度先のICで下車。無料だけに助かります。これも名阪国道を選択した副産物だ。

名阪国道~西名阪~阪神高速を経て、ようやく大阪市内へ。
通天閣まであと少しだ。最後の地図の確認をし再出発。

PM2時新世界到着。なんだか好きなんです。ここが・・・。

どて焼きとノンアルビール。泡の粒がでかいのがビールらしさを薄くします。この際仕方ない。
新世界も昼時少々回った事と連休初日だったからか、人は少なかった。

小学生の頃、よくCM等で見たサンフラワー号。大阪南港に到着です。
R100RSはガソリン漏れがあったものの、それ以外は快調そのもの。
フェリーの夕飯はバイキング形式のものだったが、新世界で食べ過ぎたので、スルー。夜9時過ぎにいわゆる”コインスナックコーナー”で摘まんで本日の業務終了。

翌朝、あと30分という所で、ゆっくり鹿児島を眺めた。
たっぷり睡眠を取る事が出来た一行が下船するのは鹿児島は志布志港。前の記事でも書いたが、値段と今夜の宿の場所を考えると志布志に行く意味はあまり無かった。

フェリーを使用したとは言え、無事R100RSに噴煙を上げる桜島を見せてあげる事に成功した。良かった良かった。

そして道の駅”桜島”へ到着。
ここで時間もまだあるので、まったりしていると変化が・・・。

なんとなく爆発。
火口の回りに灰が降り出したのが確認出来る。もしかして・・・。

という事で急いで桜島から逃避。もう遅いか・・・。

桜島フェリーから桜島を見ると・・・やはり降りだしてしまった。
もはや桜島は確認不能。

フェリーの中なのに、この状態。
鹿児島の方々はこれが普通なんだろうが、凄い事ではなかろうか。
降灰を避ける意味でも、時間が押してしまった昼食を鹿児島市内で遅い摂る事にした。

有名店なのかどうか不明だが、昼時外れた割にそれなりに混雑していたお店へ。黒豚スタミナ炒め定食?みたいなのを発注。(名前よく覚えて無い)
これが肉厚でジュースィで旨かった。なぜか白米も旨かった。白米と濃い目で味付けされた肉のハーモニィ?が特に良かった。
あとは今夜のお宿である栗野岳にある栗野岳温泉”南州館”に向かうだけ。
明るい時間に到着したいので、鹿児島北ICから栗野ICまでひとっ走り。途中4気筒勢が我々の前に合流し、良いペースを築いてもらった為、それなりの移動距離にも関わらず比較的早い時間に栗野ICに着いた。

良い雰囲気の栗野岳温泉”南州館”。この裏山には八幡地獄という自墳するお湯が見れる。

これが八幡地獄。
雲仙地獄や箱根大涌谷の様なものだが、観光客らしきは皆無。というか宿に宿泊した人間しか基本的に訪れない場所だろう。

こんな事もあろうかと、フェリーのバイキング朝食にあった生卵を持ってきておいた。そこで温泉卵をマイセルフ。
この時点で雨がパラパラと降り始めており、明日の天気を予想させテンションを下げる。
しかし雨でも快適に走る為のR100RSだから、それほど問題ではない。
テレビはあったが携帯は圏外。静かな夜になりそうだ。
アクセルワイヤ交換して良かった

一部破断が発見されたアクセルワイヤだったが、案の定とんでもない事になっていた。

引き代の調整中に気が付いたのがこの右バンク側のワイヤ。
これならしばらくは持ち応えそうな印象だ。
しかし、全く予期していなかった左バンク側のワイヤは酷い状態だった。

かなりの量が破断しており、この状態では恐らく2000キロは到底もつまい。
製造された23年。総走行距離は40000キロ強。当たり前といえば当たり前だが、気にしなければ発見せずに旅先でのいやなトラブルとなった可能性大である。
強制開閉のキャブレタと比較し、軽いアクセルワークが特徴の負圧キャブレタだからここまで使用出来たという事もあろうか。
交換後のアクセルの感触はほんの少し軽くなった気もしたが、殆ど変化は無く、”たまたま”キャブレタの調整をしなければ全く疑う余地の無い部分であった。
見なければ良かったと思ったが、今は「見て良かった」に変わった。
これを記事を見て、今一度アクセルワイヤとクラッチワイヤを疑って頂きたいです。
その後入念な暖気の後、オートバイ屋から自宅まで乗ったが、さらにオートバイの感触が良くなった。これだからこの年代の車両は堪らない。
さて、使う事はないだろう予備のオイルも用意したし、荷物も積んだし、風呂に入って明日に備えるとします。
まだ路面は濡れているが、雨は辛うじて上がったようだ・・・。