MT-09 トレーサー 空力改善・・・。
先日、ECUチューニングを施行し、劇的変化を遂げた我がトレーサー。
最もパワーを発揮する「Aモード」ではアイドリングより少し上の回転数以降は、アクセル開度に関わらずフロントを持ち上げようとする程の改善がみられた。せいぜい120PSといった馬力だろうが、今まで乗ってきたどのハイパワー車よりも危険に感じるのは、車体の"軽さ"のせいであるのは間違いなさそう。改善という言葉を使用したが、腕に覚えのない人からすると少々"改悪"という印象にならざるを得ない。
私は腕に覚えがあるということもないが、男たるや危険な香りに惹かれてしまうのです。
それよりも問題なのは、施行後の高速走行で発生したハンドルから車体へかけての、
大きな振れ。ウォブルというものなのか・・・。
あくまで印象でしかないが、フロント荷重不足によるタイヤの接地不足の様に感じる。
そこで考えたのが"MOTO GP"等では昨今ブームの「エアロフィン」の装着。
四輪でいうなら「カナード」というアイテム。

1.5mm厚のPVC(ポリ塩化ビニール)の黒色を利用して、カット後に曲げ加工。
取り敢えず試作ということで、強力両面テープにて取付。


正面から見ると存在自体目立たないので、まだマシ。
しかし車体に装着されるカウル類が大きく湾曲している為、不自然さは否めないか。

取付けを確認し、両面テープが落ち着くのを待って、首都高速へ。
某オートバイ月刊誌で以前にこの手の部品の特集をしていたのを読んだが、ダンボール等での施工ですら効果があるとのことだった。それも交差点を曲がるだけで直ぐに効果が体感出来るという興味深い記事だったので、期待しながら試乗してみた。
結果、「コーナリングで何となく落ち着いた気がする」程度・・・。
コレも実際取り外したり付けたりという作業を、実際はしていない為、プラシーボの可能性が非常に高い。湾岸線を走らなかったので、例の「車体の振れ」を確認する領域には入らずだったが、この感じだと恐らく収まらないだろうといった所。
この部品を製作し、この程度の結果だったことを踏まえ、次回は車体から上方への立ち上がりまでの距離を"50mm"と"70mm"を製作して試そうと思う。
その他、実際の振れをよくよく思い出しながら考えてみると、フロントの脚廻りの柔らかさも影響している様にも思えてきた。
旧型MT-09及び現行を含むトレーサーはフロントフォークの調整機構が右側にしかなく、それも「伸び側」の調整のみのことから、柔らか過ぎるきらいがあるというのはネットで散見された。
ハンドルの振れは得てして振れ出すと止まらないということが多く、最初の振れが起こらなければ良いわけで、一度振れ出した場合、それを速度を落とす等で収束させてからハンドルを抑えると、その後は意外にも振れが出なかったりするものだ。
次回はリアとのバランスを見ながら、フロントフォーク調整代を最強に設定し、それでも発生するのか、或いは弱まるのかで、フロントフォークの見直しも必要になるだろう。
空力改善フィン。私自身の中では「オカルト」のカテゴリ入してますが、
MOTO GPでの使用実績を考えると満更でもないのかも知れない。少々の手間は掛かるが、お金が掛からないのでもう少し遊んでみよう。
ECU書換のBefore After
忘年会のツーリングを12月中旬に開催してからというもの、あまりの寒さで全く乗る事の無かったMT-09トレーサー。
気持ち的には乗りたい状況だったのだが、ここ最近のパンチの効いた寒さに負けていたのが正直なトコ。あと5度でも平均気温が上がってくれれば・・・と思いつつも、まだ2月。
カスタム化へのテンションまでガタ落ちしていたが、仲間内でECUチューンの話が出たところで行動へ移してみた。

横浜市港南区にあるECU書換え専門店?。MT-09ではそれなりの情報をお持ちの様なのと、施行価格に惹かれて、この週末に作業依頼を予約した次第。
仲間2台と合計3台でお邪魔したのはPM1時頃。MT-09とトレーサー2台なので、
施行する側としては楽なのかどうかは不明だが、1台30分程の工程。

タンク横のカウル類及び燃料タンクを浮かす感じでECU本体を取り外してから、
パソコンにてフルパワーマップをダウンロードする模様。
友人のMT-09はアクラポヴィッチ製フルエキゾーストが導入されていたので、
「MOTO JP」オリジナルのマップをダウンロードする都合で施行価格は+¥10,000-。
因みに我々ノーマルマフラーは¥29,800-(税別)となる。
EU仕様によるフルパワーマップを基本に、エンジンブレーキの緩和、ラジエターファン作動低温度化、点火時期、燃料噴射の調整をして、レブリミット変更(今回は変更無)、制御されたスロットルバルブ開度の調整等々を行った。
二次エア(AIS)キャンセルも可能だが、ノーマルマフラー故、こちらも触らず。
MT-09シリーズには、電子制御スロットルの採用により出力モード切替が装備されており、最もパワフルな"Aモード"、スタンダードな"STD"、雨の日等、唐突なレスポンスを必要としない場合の為の"Bモード"の3タイプの走行モードが選択可能。
因みに電子制御スロットルを採用していない「MT-07」にはモード選択の装備はない。
今回のECUチューニングにより、それらのモードの内"Aモード"と"STDモード"のみに効果を適応。とは言ってもエンジンブレーキ緩和は"Bモード"にも適応されるとのこと。
ゴニョゴニョな内容の「誓約書」にサインをし、支払を済ませ帰路へ。
横浜から自宅までは1時間少々の中々程よい距離で、途中は自動車専用道路も使用する為、効果を図り知るには絶好。その効果の程は以下の通りだ。
先ずはエンジン始動。
当たり前かもしれないが、今迄との変化はなくブリッピングをするも変化を感じることは出来ない。
私は巷で騒がれる「オカルト製品類」に全く変化を見出せない程の”鈍感気質”であるため、本当は変化があるのかも知れないが、取り敢えずは判らない。
走りだして、法定速度。
違います。ハッキリ違います。アイドリングからの発進で少々気を使うクラッチミートに全く気を使わずにいけます。(因みにモードは”STD”)明らかに半クラッチの時間が短くなりクラッチへの負担は少なからず減少していると思われる。
3~5000rpmでの走行でのトルク感が増して、走り易くなったおかげで低速回転域から高速回転域への繋がりがボヤケてしまい、MT-09特有のピリッとした乗り味が損なわれていないか・・・という心配は次の信号待ちからの発進で消え失せた。
アイドリング付近で普通にクラッチを繋ぎ、アクセルのみ全開。早々に回転が上昇し6500rpm辺りからフロントタイヤの接地感はゼロに。荒々しさは失われていなかったので一安心。
その後、わざと渋滞に捕まり、ラジエーターファンの始動確認。
以前は105度始動→100度停止が、100度始動→95度停止を確認出来た。
一方、エンジンブレーキの緩和は感じ取ることが出来ず。これも"私"だからかも知れない。しかしエンジンブレーキ緩和の仕組みは、アクセル全閉時に燃料を完全にカットする所を、ほんのり噴射して弱くする制御故、燃費悪化の懸念があるため、自分的にはこの程度で良しとしました。
そして試乗後半は高速ステージですが、具体的な数値が"一応"書けないので、ご想像にお任せします。「効果テキメン」とだけ書き記します。
ただ、エンジン側の規制は解かれましたが、車体の規制?が露呈する始末。
超高速域にハンドルが大きく振られて、それ以上は恐怖が先行し、アクセルを開けることが出来ませんでした。これは同行した友人のトレーサーも同様とのこと。
モタード車両の様な感じで、走行風によるものなのか、前輪の接地感が速度を増すごとに希薄に・・・。私の車両はリアの車高が上がっているので、ノーマル車の友人よりは前輪荷重が多いのは確かですが、まるで「鯉のぼり」の様にハンドルを基準として車体がユラユラと振られる感じ。速度が増すほどに酷くなっていきます。
ステアリングダンパー装着が過ぎりましたが、ハンドルのみ抑え付けても解決には至らないだろうと。
今現在はディメンションに依るものと想像してますが、ネットに出回る動画では250km/hに迫る速度で走るトレーサーが確認出来ます。
もしかすると、換装した大きなスクリーンか、純正ではあるものの大き目のハンドガードの影響か。
何れにせよ、走行風の影響で車体前半部「持ち上げられてる感」が否めません。
せっかくのフルパワーが生かせないのは納得がいかないので、暫くは車体を詰める方向でカスタムは進めようと思う所存です。
本題の「MOTO JP」のECUチューニングはオススメ出来る製品と思います。
MT-09 トレーサー フォグランプ取付
標準装備が増え始めたオートバイ界に於ける「LEDヘッドライト」。
テールランプやウィンカーは以前より散見されたが、ここ最近は小排気量のスクーターにまで装着され始めて久しい。”HID”と云われるキセノンガス封入式の放電ヘッドライトは意外にも普及しなかったが、やはり2輪特有の震動には向かなかったのだろうと勝手に推察。
新型として発表される4輪には殆ど装着されている「LEDヘッドライト」であるが、やはり光量というか、私的造語で云えば「明るさの厚み」というのが、やはり足りない気がする。つまりは単に暗く感じるということ。
依って4輪は片側3~4灯だったり、某ドイツ車等に関しては片側にかなりの数量を搭載して明るさを"数"で確保している模様。
ケルビンと云われる光の色温度も影響しており、殆どがほんのり青味を伴った白色であるから、やはり相対的に暗い印象は否めない。
やはりHID式の方が明るさには軍配か。更に対面的にはとても眩しいわりに、乗り手からはあまり明るさを感じないのも問題ではないかと思う。(単に迷惑になりかねない)
私の愛機であるMT-09トレーサーも、ロービームで片側1灯、ハイビームで計2灯が点灯するLEDヘッドライトを装備しているが、濡れた路面を夜間に走行するシチュエーションではかなり暗い印象。かと云ってハロゲンバルブの様に交換も有り得ない。となると残こる答えは"ランプの追加"しかないわけで。
ということで今回フォグランプを追加してみた。

ネット等で取付た方々の話を読むには、かなり明るいと評判だ。
実際に友人が取付けている物を確認したが、漆黒の闇を走行するとヘッドライトの存在が分からなくなる程の明るさだった。
この製品を購入すれば、手間無しで装着が可能なのは分かり切ったことではあるものの、この¥50,000-オーバーという金額を出すのは如何ともしがたい。実際ネット通販や某ネットオークションで1/10の金額でゴロゴロあるのも事実。
しかし、それら"中華製"と思しき製品群から、確かな物を見つけ出す人柱的要素を考えると、それもまた相当な労力とそれなりの出費を伴う。しかし私は敢えて賭けに出た。

ワイズギア製と"中華製"との比較参考画像。
直径約50mmで純正より一回り小型な製品。純正の作りは良いが、ロケット砲の様に出しゃばった大きさも購入に至らなかった理由。

実際は純正のガラスレンズ単体と同じ大きさ。
この製品は"コの字"が所謂デイライトとして機能し、その"コの字"中の部分がプロジェクター式のフォグランプとなっている。デイライト部分が「5W」、フォグランプが「15W」の明るさとのこと。中華製なので実際の数値は疑わしくもないが・・・。
電気系が得意の友人宅へお邪魔し、取付を行う。別購入でリレーとオンオフスイッチも購入していたが、実際はフォグランプにイグナイターの様な部品(10ミリ厚40×30)があり、点灯試験をするとリレーは必要なかった。
実際に点灯さえすれば、あとは配線とフォグランプ本体の固定のみとなるが、ステーは特に付属していない為、その車体への固定方法で1時間近く熟考した。
色々と思案した中で、純正ヘッドライトステーに都合良く長穴の開いた部分を発見し、そこから汎用ステーを延ばす事に。

というわけで固定完了。
振れを予防するため、カウルに敢えて接触させてウレタンパットをフォグランプへ貼り付けて抑止。汎用ステーも中々ガッチリ収まるものだ。この状態で全く震動しない。
取付ステーの装着位置や方法を書きたい位の苦労はしているが、限られた時間内での作業の為、「とても見せられる代物ではない」と感じたので割愛させて頂きたく。外からはその"体たらく"が見えないのが救い・・・。
時間を見つけて手直し必須です。
ランプの電源類の取出しはフロントカウル内にある余剰電源から供給。デイライトはオンで常時点灯、フォグランプへはスイッチ加工をし、イグニッションオンでの点灯消灯が可能。作業自体は少々のギボシ加工をしたのみ。
ただ、製品が4輪用であると思われ、必要以上に長い配線を纏めて収める場所を検討するに時間が掛かってしまった。
早速点灯してみます。

デイライト部分のみ点灯。かなりの明るさに驚愕。中華製を侮ってました。
というか限度を知らないのか。正直コレを点灯するだけでキャンプは出来ます。
「眉毛」との明るさの違いたるや・・・。ヘッドライト並です。
続いてフォグランプを点灯。

対面上ではデイライト単体との違いが分からない。
これはフォグランプの「上方へのカットライン」が比較的しっかり出ている為、フォグランプ自体は眩しくない。つまり光が散っていない。
照射画像がないのが残念だが、横1本のラインが意外にもしっかり出ていたので、対向車への眩しさはないと思われる。
デイライトが明る過ぎる気もするが、自身で確認したが5メートルも離れれば眩しさは感じないレベル。せいぜい5W程度の明るさなので、特に近距離でない限り問題ないのではないかと思われます。デイライトだけに昼間はこの位ないと意味を成さない。(本当は夜間に減灯したいが・・・)
今回、フォグランプは送料込で¥7,000-程度、追加ステーで¥600-程度しか掛かっていない。作業者へご馳走した宅配ピザの代金の方がウェイトを占めている。
フォグランプならこの程度の価格が妥当と感じるのは自分だけではないはず。
ワイズギア製の高額フォグランプよりは少なからず劣るだろうこの製品だが、この出費なら十分満足のいくモノだった。ダメなら数多存在する他製品を購入すれば良いだけだから。それでも純正品を超えるまでにはまだまだ。
純正ポジション及びヘッドライトとの色味が少々違うが、ヨシとします。
あとは耐久性です・・・。