ECU書換のBefore After | 欧州車かく語りき。

ECU書換のBefore After

忘年会のツーリングを12月中旬に開催してからというもの、あまりの寒さで全く乗る事の無かったMT-09トレーサー。

気持ち的には乗りたい状況だったのだが、ここ最近のパンチの効いた寒さに負けていたのが正直なトコ。あと5度でも平均気温が上がってくれれば・・・と思いつつも、まだ2月。
カスタム化へのテンションまでガタ落ちしていたが、仲間内でECUチューンの話が出たところで行動へ移してみた。

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というわけでお邪魔したのは「MOTO JP」。
横浜市港南区にあるECU書換え専門店?。MT-09ではそれなりの情報をお持ちの様なのと、施行価格に惹かれて、この週末に作業依頼を予約した次第。

仲間2台と合計3台でお邪魔したのはPM1時頃。MT-09とトレーサー2台なので、
施行する側としては楽なのかどうかは不明だが、1台30分程の工程。

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タンク横のカウル類及び燃料タンクを浮かす感じでECU本体を取り外してから、
パソコンにてフルパワーマップをダウンロードする模様。
友人のMT-09はアクラポヴィッチ製フルエキゾーストが導入されていたので、
「MOTO JP」オリジナルのマップをダウンロードする都合で施行価格は+¥10,000-。
因みに我々ノーマルマフラーは¥29,800-(税別)となる。

EU仕様によるフルパワーマップを基本に、エンジンブレーキの緩和、ラジエターファン作動低温度化、点火時期、燃料噴射の調整をして、レブリミット変更(今回は変更無)、制御されたスロットルバルブ開度の調整等々を行った。
二次エア(AIS)キャンセルも可能だが、ノーマルマフラー故、こちらも触らず。

MT-09シリーズには、電子制御スロットルの採用により出力モード切替が装備されており、最もパワフルな"Aモード"、スタンダードな"STD"、雨の日等、唐突なレスポンスを必要としない場合の為の"Bモード"の3タイプの走行モードが選択可能。
因みに電子制御スロットルを採用していない「MT-07」にはモード選択の装備はない。

今回のECUチューニングにより、それらのモードの内"Aモード"と"STDモード"のみに効果を適応。とは言ってもエンジンブレーキ緩和は"Bモード"にも適応されるとのこと。

ゴニョゴニョな内容の「誓約書」にサインをし、支払を済ませ帰路へ。
横浜から自宅までは1時間少々の中々程よい距離で、途中は自動車専用道路も使用する為、効果を図り知るには絶好。その効果の程は以下の通りだ。

先ずはエンジン始動。
当たり前かもしれないが、今迄との変化はなくブリッピングをするも変化を感じることは出来ない。
私は巷で騒がれる「オカルト製品類」に全く変化を見出せない程の”鈍感気質”であるため、本当は変化があるのかも知れないが、取り敢えずは判らない。

走りだして、法定速度。
違います。ハッキリ違います。アイドリングからの発進で少々気を使うクラッチミートに全く気を使わずにいけます。(因みにモードは”STD”)明らかに半クラッチの時間が短くなりクラッチへの負担は少なからず減少していると思われる。
3~5000rpmでの走行でのトルク感が増して、走り易くなったおかげで低速回転域から高速回転域への繋がりがボヤケてしまい、MT-09特有のピリッとした乗り味が損なわれていないか・・・という心配は次の信号待ちからの発進で消え失せた。

アイドリング付近で普通にクラッチを繋ぎ、アクセルのみ全開。早々に回転が上昇し6500rpm辺りからフロントタイヤの接地感はゼロに。荒々しさは失われていなかったので一安心。

その後、わざと渋滞に捕まり、ラジエーターファンの始動確認。
以前は105度始動→100度停止が、100度始動→95度停止を確認出来た。
一方、エンジンブレーキの緩和は感じ取ることが出来ず。これも"私"だからかも知れない。しかしエンジンブレーキ緩和の仕組みは、アクセル全閉時に燃料を完全にカットする所を、ほんのり噴射して弱くする制御故、燃費悪化の懸念があるため、自分的にはこの程度で良しとしました。

そして試乗後半は高速ステージですが、具体的な数値が"一応"書けないので、ご想像にお任せします。「効果テキメン」とだけ書き記します。
ただ、エンジン側の規制は解かれましたが、車体の規制?が露呈する始末。

超高速域にハンドルが大きく振られて、それ以上は恐怖が先行し、アクセルを開けることが出来ませんでした。これは同行した友人のトレーサーも同様とのこと。
モタード車両の様な感じで、走行風によるものなのか、前輪の接地感が速度を増すごとに希薄に・・・。私の車両はリアの車高が上がっているので、ノーマル車の友人よりは前輪荷重が多いのは確かですが、まるで「鯉のぼり」の様にハンドルを基準として車体がユラユラと振られる感じ。速度が増すほどに酷くなっていきます。

ステアリングダンパー装着が過ぎりましたが、ハンドルのみ抑え付けても解決には至らないだろうと。
今現在はディメンションに依るものと想像してますが、ネットに出回る動画では250km/hに迫る速度で走るトレーサーが確認出来ます。
もしかすると、換装した大きなスクリーンか、純正ではあるものの大き目のハンドガードの影響か。

何れにせよ、走行風の影響で車体前半部「持ち上げられてる感」が否めません。

せっかくのフルパワーが生かせないのは納得がいかないので、暫くは車体を詰める方向でカスタムは進めようと思う所存です。

本題の「MOTO JP」のECUチューニングはオススメ出来る製品と思います。