MT-09 トレーサー フォグランプ取付 | 欧州車かく語りき。

MT-09 トレーサー フォグランプ取付

標準装備が増え始めたオートバイ界に於ける「LEDヘッドライト」。

テールランプやウィンカーは以前より散見されたが、ここ最近は小排気量のスクーターにまで装着され始めて久しい。”HID”と云われるキセノンガス封入式の放電ヘッドライトは意外にも普及しなかったが、やはり2輪特有の震動には向かなかったのだろうと勝手に推察。

新型として発表される4輪には殆ど装着されている「LEDヘッドライト」であるが、やはり光量というか、私的造語で云えば「明るさの厚み」というのが、やはり足りない気がする。つまりは単に暗く感じるということ。

依って4輪は片側3~4灯だったり、某ドイツ車等に関しては片側にかなりの数量を搭載して明るさを"数"で確保している模様。
ケルビンと云われる光の色温度も影響しており、殆どがほんのり青味を伴った白色であるから、やはり相対的に暗い印象は否めない。
やはりHID式の方が明るさには軍配か。更に対面的にはとても眩しいわりに、乗り手からはあまり明るさを感じないのも問題ではないかと思う。(単に迷惑になりかねない)

私の愛機であるMT-09トレーサーも、ロービームで片側1灯、ハイビームで計2灯が点灯するLEDヘッドライトを装備しているが、濡れた路面を夜間に走行するシチュエーションではかなり暗い印象。かと云ってハロゲンバルブの様に交換も有り得ない。となると残こる答えは"ランプの追加"しかないわけで。

ということで今回フォグランプを追加してみた。

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先ず選択肢に上がるのは、純正扱いである"ワイズギア"ブランドの追加フォグランプ。税込¥50,000-オーバーの高級品。実の所、これはヤマハが手掛けているわけではなく、「SW-MOTECH」というメーカーの物を専用ステー付属で販売されている製品。
ネット等で取付た方々の話を読むには、かなり明るいと評判だ。
実際に友人が取付けている物を確認したが、漆黒の闇を走行するとヘッドライトの存在が分からなくなる程の明るさだった。

この製品を購入すれば、手間無しで装着が可能なのは分かり切ったことではあるものの、この¥50,000-オーバーという金額を出すのは如何ともしがたい。実際ネット通販や某ネットオークションで1/10の金額でゴロゴロあるのも事実。

しかし、それら"中華製"と思しき製品群から、確かな物を見つけ出す人柱的要素を考えると、それもまた相当な労力とそれなりの出費を伴う。しかし私は敢えて賭けに出た。

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ワイズギア製と"中華製"との比較参考画像。
直径約50mmで純正より一回り小型な製品。純正の作りは良いが、ロケット砲の様に出しゃばった大きさも購入に至らなかった理由。


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ガラスレンズの保護シートが貼付けられている為、さほど小さくは見えないが、
実際は純正のガラスレンズ単体と同じ大きさ。
この製品は"コの字"が所謂デイライトとして機能し、その"コの字"中の部分がプロジェクター式のフォグランプとなっている。デイライト部分が「5W」、フォグランプが「15W」の明るさとのこと。中華製なので実際の数値は疑わしくもないが・・・。

電気系が得意の友人宅へお邪魔し、取付を行う。別購入でリレーとオンオフスイッチも購入していたが、実際はフォグランプにイグナイターの様な部品(10ミリ厚40×30)があり、点灯試験をするとリレーは必要なかった。

実際に点灯さえすれば、あとは配線とフォグランプ本体の固定のみとなるが、ステーは特に付属していない為、その車体への固定方法で1時間近く熟考した。
色々と思案した中で、純正ヘッドライトステーに都合良く長穴の開いた部分を発見し、そこから汎用ステーを延ばす事に。

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というわけで固定完了。
振れを予防するため、カウルに敢えて接触させてウレタンパットをフォグランプへ貼り付けて抑止。汎用ステーも中々ガッチリ収まるものだ。この状態で全く震動しない。
取付ステーの装着位置や方法を書きたい位の苦労はしているが、限られた時間内での作業の為、「とても見せられる代物ではない」と感じたので割愛させて頂きたく。外からはその"体たらく"が見えないのが救い・・・。

時間を見つけて手直し必須です。

ランプの電源類の取出しはフロントカウル内にある余剰電源から供給。デイライトはオンで常時点灯、フォグランプへはスイッチ加工をし、イグニッションオンでの点灯消灯が可能。作業自体は少々のギボシ加工をしたのみ。
ただ、製品が4輪用であると思われ、必要以上に長い配線を纏めて収める場所を検討するに時間が掛かってしまった。

早速点灯してみます。

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デイライト部分のみ点灯。かなりの明るさに驚愕。中華製を侮ってました。
というか限度を知らないのか。正直コレを点灯するだけでキャンプは出来ます。
「眉毛」との明るさの違いたるや・・・。ヘッドライト並です。

続いてフォグランプを点灯。

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デイライト+フォグランプ点灯。コの字の部分の”間”が点灯してます。
対面上ではデイライト単体との違いが分からない。

これはフォグランプの「上方へのカットライン」が比較的しっかり出ている為、フォグランプ自体は眩しくない。つまり光が散っていない。
照射画像がないのが残念だが、横1本のラインが意外にもしっかり出ていたので、対向車への眩しさはないと思われる。

デイライトが明る過ぎる気もするが、自身で確認したが5メートルも離れれば眩しさは感じないレベル。せいぜい5W程度の明るさなので、特に近距離でない限り問題ないのではないかと思われます。デイライトだけに昼間はこの位ないと意味を成さない。(本当は夜間に減灯したいが・・・)

今回、フォグランプは送料込で¥7,000-程度、追加ステーで¥600-程度しか掛かっていない。作業者へご馳走した宅配ピザの代金の方がウェイトを占めている。
フォグランプならこの程度の価格が妥当と感じるのは自分だけではないはず。

ワイズギア製の高額フォグランプよりは少なからず劣るだろうこの製品だが、この出費なら十分満足のいくモノだった。ダメなら数多存在する他製品を購入すれば良いだけだから。それでも純正品を超えるまでにはまだまだ。

純正ポジション及びヘッドライトとの色味が少々違うが、ヨシとします。
あとは耐久性です・・・。