欧州車かく語りき。 -151ページ目

伊万里造船所跡 (川南造船所)

オートバイは身軽で良いですね。

特に変わった趣味嗜好な私にはもってこいです。
何せ、観光地でも無く、人も通常では寄り付かない様な場所ゆえ、駐車場等もあるわけがありません。

となると全長2メートル幅は1メートルに及ばない車体が迷惑になる可能性は4輪と比べるまでもない。

そんなオートバイで訪れた九州の廃墟2か所目は、佐賀県は伊万里市、国道204号沿いにある伊万里造船所、正式には川南造船所という。

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国道に突如として、不気味な姿を現した。実を言うとこの場所を見つけるのに小一時間伊万里市を彷徨っていました。そう、廃墟に地図があるわけもないので自力で見つけるほかないのだ。

ヒントは国道沿いという事だけ。結果、偶然立ち寄った公園に年末に仕事をされるトラックの運ちゃんが小休止されていた。すかさず尋ねると、少し考えて・・知ってるとの事。おまけにそちら方向へ行くので付いて来いとの事。お言葉に甘えて引っ張ってもらうと、わずか5分少々で到着。(意外に近くにいたみたい)丁重にお礼を言ってお別れしました。年末に御苦労様です。

そんな私も年末に一人オートバイで何やってんだか・・・。

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ここは創業当時、ガラス工場だったそうだが、造船会社に買取られ戦時中はかなり栄えた模様。
その際、輸送船や回天と呼ばれる人間魚雷を製造していた。ここもまた戦争遺産でも
あります。

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ここはかなりの空間。確かに船が入りそう。

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屋根には丸い穴が開いており、明かりが差し込んで不思議な空間になっている。

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戦後しばらく通常営業していたようだが、昭和30年に閉鎖後そのまま放置されている。
googleアースでも確認出来ます。

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外から見ると少々不気味ですが、中は意外に明るい雰囲気で恐怖感は無い。

滞在時間はさほど長くはなかったが、造船はともかく人間魚雷がこの場所で製造されていたかと思うと複雑な思いで建物をみて回ってしまった。

今の技術なら正確な魚雷を製造するのに何ら問題は無いだろう。しかし60年も前だと潤沢な物資も技術も無く、人間そのものが操作し相手にぶつかって行くしかなかったのか。

私たちはそんな歴史の上に存在している。不況がどうのとか、世の中が悪いとか、さらには自分の命を自分で断つ者も増えている現実を考えると、一体何やってんだか・・・。

死について色々と考えさせられる廃墟探訪となりました。

長崎 針尾電波送信所

廃墟好きという、あまり常人の間では話題に持ち上がらないモノが好きな私にとって、九州は沢山の廃墟が残る貴重な土地です。

やはり高価な都内の土地には不必要なモノはあまり残しておくことが出来ない事からか、数は少ない。(当たり前ですね。)

佐世保には有名なハウステンボスがありますが、そこからわずか5キロ程度離れた場所にこの”針尾無線塔”は存在します。

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西海橋からその全容を初めて見た時は異様な雰囲気に釘付けになったモノだ。
高さ150メートルはあろうかというコンクリートの柱が丘の上に三本綺麗に並んでいるのを見ればそれもそうだろう。

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今回初めて近くまで寄ってみた。現在は海上保安庁の持ち物であり、基本的に立ち入り禁止。ところが、みかん畑の真ん中にあるのでその道を登るとかなり近くまで寄る事が出来ました。

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一番太い所の直径は10メートルくらいはあるでしょうか?一部心無い者が落書きをしているのが困りものだ。
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隣との距離はおおよそ300メートルで正三角形で均等に並んでいるそうだ。

大正時代に築かれたこの建物は第二次世界大戦勃発のきっかけで有名な”ニイタカヤマノボレ”を送信したとの事。要は戦争遺産。
その後1997年までは使用されていたが、現在は単なる柱の様です。近くに海上保安庁のアンテナが沢山あるので、それもそのはず。

地元ではこの塔の存続を求める声が上がっているそうだが、こういった遺産を無くして欲しくないと思うのは廃墟好きな私以外にもいるのがわかっただけでも嬉しいもの。

少々意味合いが違う様にも思いますが、壊すのは簡単ですが、歴史を創るのは簡単では無い思いは共通の様です。

帰省ツーリング 島原小浜温泉へ

毎年強制恒例化している九州長崎への帰省。

今年はヨメのオートバイを積んでの帰省。
関東の人間として、そうそう九州をオートバイで走る機会がないので無理して車に積載。

今回訪れたのは、雲仙市にある小浜温泉。以前一度行った事のある温泉で、地元の方曰く雲仙温泉より格段に暖まるとの事で、実際入り比べてみると暖まっている時間が確かに違い、この小浜温泉はかなり長い間汗が吹き出しています。

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ここ小浜温泉は海が目の前にあり、町中に温泉の湯気が噴出しており、昔の熱海みたい?に温泉情緒たっぷり。
ほんの僅かしか離れていない雲仙温泉が乳白色の硫黄泉であるのに対し、無色透明で塩味のお湯です。伊豆などもそうですが、海が近いと塩分が濃くなるんですかね。

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実家のある佐世保を昼過ぎに出発した為、現着は午後4時に迫っていた。よって私営の宿の立ち寄りは無理と判断。市営の公衆”浜の湯”浴場へ。
市内の方は¥100、市外でも¥150。安っ。地元のおっちゃんと温泉談義を楽しみながら1時間近くも入ってしまった。おかげでかなり汗が吹き出した。ちなみにこの日は風が強くとても寒く気温計は4℃以上になる事は無かった。

往路同様、帰路も諫早ICまで行くのに国道57号を通りますが、一本道の為非常に混みます。
その迂回路として県道201号があり、その道は小浜鉄道跡がそのまま道路として利用されています。
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その小路でのワンショット。途中いくつものトンネルを潜る、とても細い道で車がすれ違うのもやっとですが、途中にある緑のトンネルはとても雰囲気があり素敵な道でした。

長崎道を20分ほど走りましたが、とっぷりと陽は落ちてオンボードの気温計は-1℃~+1℃を行ったり来たり。厚着していた事もありますが、温泉効果でさほど寒く感じる事無く無事帰宅しました。

冷たい空気の中を走ると鼻の中が痛くなるのは私だけでしょうか?でも楽しいハーフデイツーリングでした。