伊万里造船所跡 (川南造船所)
オートバイは身軽で良いですね。
特に変わった趣味嗜好な私にはもってこいです。
何せ、観光地でも無く、人も通常では寄り付かない様な場所ゆえ、駐車場等もあるわけがありません。
何せ、観光地でも無く、人も通常では寄り付かない様な場所ゆえ、駐車場等もあるわけがありません。
となると全長2メートル幅は1メートルに及ばない車体が迷惑になる可能性は4輪と比べるまでもない。
そんなオートバイで訪れた九州の廃墟2か所目は、佐賀県は伊万里市、国道204号沿いにある伊万里造船所、正式には川南造船所という。

国道に突如として、不気味な姿を現した。実を言うとこの場所を見つけるのに小一時間伊万里市を彷徨っていました。そう、廃墟に地図があるわけもないので自力で見つけるほかないのだ。
ヒントは国道沿いという事だけ。結果、偶然立ち寄った公園に年末に仕事をされるトラックの運ちゃんが小休止されていた。すかさず尋ねると、少し考えて・・知ってるとの事。おまけにそちら方向へ行くので付いて来いとの事。お言葉に甘えて引っ張ってもらうと、わずか5分少々で到着。(意外に近くにいたみたい)丁重にお礼を言ってお別れしました。年末に御苦労様です。
そんな私も年末に一人オートバイで何やってんだか・・・。


ここは創業当時、ガラス工場だったそうだが、造船会社に買取られ戦時中はかなり栄えた模様。
その際、輸送船や回天と呼ばれる人間魚雷を製造していた。ここもまた戦争遺産でも
あります。

ここはかなりの空間。確かに船が入りそう。

屋根には丸い穴が開いており、明かりが差し込んで不思議な空間になっている。

戦後しばらく通常営業していたようだが、昭和30年に閉鎖後そのまま放置されている。
googleアースでも確認出来ます。


外から見ると少々不気味ですが、中は意外に明るい雰囲気で恐怖感は無い。
滞在時間はさほど長くはなかったが、造船はともかく人間魚雷がこの場所で製造されていたかと思うと複雑な思いで建物をみて回ってしまった。
今の技術なら正確な魚雷を製造するのに何ら問題は無いだろう。しかし60年も前だと潤沢な物資も技術も無く、人間そのものが操作し相手にぶつかって行くしかなかったのか。
私たちはそんな歴史の上に存在している。不況がどうのとか、世の中が悪いとか、さらには自分の命を自分で断つ者も増えている現実を考えると、一体何やってんだか・・・。
死について色々と考えさせられる廃墟探訪となりました。