九州周遊ツーリング その5
旅も終盤に入り、この日を残し次の日は帰宅の途につきます。
熊本県は人吉市の北東に位置する水上村の民宿、”川原”さんにお世話になり、
午前8時に出発。
午前8時に出発。
この日の目的地は長崎は佐世保。高速で飛ばせば2~3時間ですが、大分の日田にある、とある施設にまたもや私的興味で寄る為、みなさんにはこれまた迷惑な話ですがお付き合い頂きます。
お宿のマスターにその旨伝えると、遠回りだが高速佐賀経由で行くのが時間的に早いという。しかし国道265号~椎葉ダムを抜けて、先日は通っていない阿蘇の東側のミルクロードを走るやや強行軍を選択。細かい峠だらけでゲップが出るのが予想される。
お宿のマスターにその旨伝えると、遠回りだが高速佐賀経由で行くのが時間的に早いという。しかし国道265号~椎葉ダムを抜けて、先日は通っていない阿蘇の東側のミルクロードを走るやや強行軍を選択。細かい峠だらけでゲップが出るのが予想される。
カーブの数で言ったら300ヵ所以上あった印象です。おまけに通行止めの看板のある道を恐らく通れるだろうと選択し、ホントに通行止めで引き返したりしたのが後で後悔する事に・・・。

阿蘇までの道すがら、ガソリンスタンドはもとより、販売機すら無い国道265号線をひた走り昼食も取れぬまま、阿蘇東側のミルクロードへようやく到着したのは午後1時をすっかり過ぎ後。
天候メチャ怪しい・・・。この空模様で気温も低い。

4410番ピアスの牛さんも愛想よく寄ってきたので、写真を撮ってあげました。
ミルクロードから再びやまなみハイウェイに出て瀬の本高原から、今日のイベントである”筋湯温泉”の日本一の打たせ湯に立ち寄ります。
ちなみに私のオートバイの残走行距離というのがメーター内に表示されますが、ミルクロードからやまなみハイウェイに入った時点でーーーの表示、つまり残距離”ゼロ”になっており、非常にヤバイ状態。いつ止まってもおかしくない感じ。
ちなみに私のオートバイの残走行距離というのがメーター内に表示されますが、ミルクロードからやまなみハイウェイに入った時点でーーーの表示、つまり残距離”ゼロ”になっており、非常にヤバイ状態。いつ止まってもおかしくない感じ。

ここが日本一の打たせ湯。筋湯温泉の看板です。何ヶ所か外湯があるがやはりココしかないでしょう。
この温泉街は近くだからでしょうか、黒川温泉の様な雰囲気を出そうという努力を感じる事が出来ますが、もう少しと言ったトコ。

この打たせ湯が筋肉の痛みによく効くことからこの名が付いたそうだ。
最初は痛いが慣れると気持ち良かった。無色透明のお湯は適温で長湯出来る。
およそ30分お湯と戯れ、冷えた体をしっかり温めてから出発。
そう、オートバイに近寄るとガソリンの事を思い出した。すると仲間がエネオスの看板を手前で見たという事なので、安心しながらスタートするも、道を間違えたか、ハタマタ閉店したか、ガソリンスタンドなんざありゃしない。実を言うと瀬の本高原にエネオスがあったが、異常に高いのと近所にあるだろうと、根拠のない理由でパスしてしまった。
朝の通行止め引き返しもここへきて、切羽詰まらせる事柄へとなってしまった。
山道は通りたくないが、ここは阿蘇の真ん中、最高のワインディングの宝庫、無理な注文です。
筋湯温泉から色彩ロードなる道で国道210号をとにかくアクセルを開けずに目指す。
前方に遅いオートバイが見える・・・それも5台はいる・・・。
山道は通りたくないが、ここは阿蘇の真ん中、最高のワインディングの宝庫、無理な注文です。
筋湯温泉から色彩ロードなる道で国道210号をとにかくアクセルを開けずに目指す。
前方に遅いオートバイが見える・・・それも5台はいる・・・。
ん~抜かしたい!最高のワインディングが台なしだ。しかしそれは叶わぬ夢。
自分が悪い。
自分が悪い。
メーター内のガソリン計の液晶表示は全く何もない。それもかなり前から・・・。
もつか・・・?最悪は誰かにシュポシュポ(正式名称”醤油チュルチュル)を町に行って買ってきてもらうか。
もつか・・・?最悪は誰かにシュポシュポ(正式名称”醤油チュルチュル)を町に行って買ってきてもらうか。
温泉を出て20分くらいか、国道210号に出た。交通量は多い。これは期待が持てそう。国道210号の交差点を日田方面へ左折し、5分程走ると遠くに緑の看板が・・・。
もしやあれは”JOMO”では??恐る恐る進むと正解。
もしやあれは”JOMO”では??恐る恐る進むと正解。
スタンドが見えた瞬間、なんとなくガス欠の症状が出たような気がするのは私が焦っていたせいかな。
満タン33Lタンクが無事給油を済ませると33.5L入っていました。しかしよくもったな。表示が消えてから軽く20キロ以上は走った事になる。良かった良かった。
テンションは戻って、先ほどの筋湯温泉が第一目的地、第二の目的地は豊後森にあります。地図によると国道210号から少し入ったトコらしい。そこはすぐに見つかった。

私が迷惑をおしてまで、そして峠をいくつも越してまで来たかったのはコレ。
豊後森機関庫。見ての通り、その昔、蒸気機関車を格納していた言わば機関車の車庫。
それが曽木発電所跡と同じ産業遺構として、残されている。関東にも沢山の廃墟があるが、こうして自治体が保存の動きを起こす事はかなり稀である。九州地方の人は廃墟が好きなのかと思ってしまう。軍艦島もそうだ。
この時点でもう午後3時をまわっていたので、日田市内まで国道210号を走り、大分道~長崎道で佐世保まで一気に戻る。僅かな距離なのでもちろん休憩無し。
佐世保に着くと遅い昼食に筑豊ラーメンを頂き、この日の走行は約350キロにて終了。
佐世保に着くと遅い昼食に筑豊ラーメンを頂き、この日の走行は約350キロにて終了。
鹿児島県 大口市 ”曽木発電所遺構”
九州ツーリングを敢行していたゴールデンウィーク。
仲間数人とのオートバイツーリングであるが、廃墟好きは私一人、やや好き?なのがあと一人。
大変申し訳なく思いながらも、せっかく廃墟が数多くある九州なので今回も廃墟探訪を敢行。
大変申し訳なく思いながらも、せっかく廃墟が数多くある九州なので今回も廃墟探訪を敢行。
霧島方面から熊本南部へ向かう途中に、比較的無理なく立ち寄ることが出来るのが、
大口市は曽木にある”曽木発電所遺構”。東洋のナイアガラと言われる”曽木の滝”が近くにあるので、そちらの方は有名だろう。しかしこの廃墟は保存を望む声も多いらしく、補強等に工事もなされている。
大口市は曽木にある”曽木発電所遺構”。東洋のナイアガラと言われる”曽木の滝”が近くにあるので、そちらの方は有名だろう。しかしこの廃墟は保存を望む声も多いらしく、補強等に工事もなされている。
近くに説明等が書かれた看板や、駐車場も完備された廃墟ではなく産業遺構だ。もちろんその駐車場は滝の方に比べ、人はまばらで当然と言えば当然。

これが、曽木発電所跡遺構。
他人の受け売りだが、まさに廃墟、遺構というよりは遺跡の様相。
この画像はまだ水が完全に抜かれていない為、本来の姿ではない。これが6月になれば完全に姿を表す事だろう。

こちらは廃墟関係のHPより頂きものだが、完全に姿を現すとこんな感じ。
この辺りでは夏の風物詩なのかもしれません。
この曽木発電所を創業したのはもちろん日本人で野口 遵(のぐち したがう)さんという。
この方はずいぶんとやり手な様で、日本窒素肥料株式会社(現:チッソ株式会社)を興し、その枝分かれとして会社を何社も発足した。その中の会社は名前を変え今も存在する。その中に積水化学㈱や旭化成があり、そんな凄い方だそうだ。
この方はずいぶんとやり手な様で、日本窒素肥料株式会社(現:チッソ株式会社)を興し、その枝分かれとして会社を何社も発足した。その中の会社は名前を変え今も存在する。その中に積水化学㈱や旭化成があり、そんな凄い方だそうだ。
この遺構は現在下流にある鶴田ダムを建設する為に湖底に沈んだそうだが、発電所が発電の為に沈んでしまうのは、なんとも不思議な気分だ。
九州周遊ツーリング その4
九州周遊4日目は本日もまた快晴の下、霧島温泉よりスタート。

”霧島山上ホテル”は温泉街より少々離れた場所にあり、温泉街を通り抜けえびのスカイラインへ。本日もう一台合流するメンバーと、宮崎道は小林IC待ち合わせ。

えびのスカイラインに入るとすぐに”賽の河原”に出ます。

志賀草津道路や吾妻磐梯スカイラインの様な光景。岩の隙間から硫黄ガスが噴出しており、植物が全く育たない恐々とした印象。
本日合流するメンバーは仕事の都合で1日に神奈川を出発、大阪まで高速、そして大阪南港から宮崎港までフェリー利用での上陸。
この方、ETCが装着済みであるにも関わらず平日である為、ETC深夜割引を利用してもフェリーとの合計金額が¥25000程かかっている。
我々先発組は、燃料入れても¥10000程度である事を考えると相当のメリットがあったという事になる。余裕がある事に他ならない。羨ましい限り。
この方、ETCが装着済みであるにも関わらず平日である為、ETC深夜割引を利用してもフェリーとの合計金額が¥25000程かかっている。
我々先発組は、燃料入れても¥10000程度である事を考えると相当のメリットがあったという事になる。余裕がある事に他ならない。羨ましい限り。
小林ICにて無事合流すると、るるぶに掲載されていた小林市内にあるスィーツのお店へ、せっかくだからと言う事で立ち寄りに。ここのお店を”南国屋”といい、くるみチーズ饅頭なるものが非常に旨そうなんで。

小林ICより走る事5分少々・・・。南国屋さん到着。
普通の洋菓子屋さんですが、店内は結構な人数のお客さんが。

これが、くるみチーズ饅頭。裏から割ってしまったので表面に付いていたクルミは見えません。饅頭というよりはシュークリームかな。旨いです。シューとは違いますが饅頭の皮とも違う様な表皮の中には濃厚なチーズクリームが入っています。いわばチーズケーキが中に入っているという事ですな。

こちらはホントのシュークリーム。当たり障りない普通のシュークリームでした。
店内を眺めると、他のモノが旨そうでしたがモタれてきたのでやめときましょう。
10時のおやつを昼前に食べ、その後は大口市の曽木へ。今夜の宿は熊本南部の水上なので距離はさほどありません。
なぜ曽木へ向かうかというと、時間に余裕があるのをいいことに私個人の趣味嗜好である廃墟探訪に皆さんを付き合って頂きました。
なぜ曽木へ向かうかというと、時間に余裕があるのをいいことに私個人の趣味嗜好である廃墟探訪に皆さんを付き合って頂きました。
曽木には”曽木発電所遺構”という廃墟?と言っても単なる廃墟ではない。
廃墟好きの間でも有名であるが、地方自治体により保存の動きもあり駐車場等も完備した
立派な名所でもある。
廃墟好きの間でも有名であるが、地方自治体により保存の動きもあり駐車場等も完備した
立派な名所でもある。

この建物は5月初旬から9月くらまで、ダムの水が減る事によってのみ姿を現す特異な廃墟…いや遺構で、見たくても見れないマニア垂涎の物件である。
当時は全てが初めてずくしの、素晴らしい発電所だったそうで規模も相当なものとの事。
軍艦島もそうだが、九州にはこうした大物廃墟が沢山あるため、廃墟のみで1週間くらいまわってみたい。
曽木には他に東洋のナイアガラと呼ばれる”曽木の滝”もあるが、正直滝よりこちらの方がよほど価値が高いような気がする。とてもナイアガラには見えなかったもんで。
曽木には他に東洋のナイアガラと呼ばれる”曽木の滝”もあるが、正直滝よりこちらの方がよほど価値が高いような気がする。とてもナイアガラには見えなかったもんで。
曽木を出発すると国道267号~455号で人吉市街を抜け、人吉IC近くから水上方面へ伸びる広域農道を走ると、アッという間に市房ダムまで来てしまった。
すっかり昼食を抜いてしまったが、まだ午後3時前なので道の駅の様なドライブインにて軽めの昼食を取ることにします。
すっかり昼食を抜いてしまったが、まだ午後3時前なので道の駅の様なドライブインにて軽めの昼食を取ることにします。
ここはツーリングマップルによると西日本最大級の大噴水があるそう。
ドライブインに入り、うどんを注文して待っていると、”噴水こちら→”とあるではないですか。なんとスイッチまであり、¥500で噴射するとの事。なんじゃそりゃ。
ドライブインに入り、うどんを注文して待っていると、”噴水こちら→”とあるではないですか。なんとスイッチまであり、¥500で噴射するとの事。なんじゃそりゃ。

とりあえず、¥500投入してしまった。なんだかショボイ。80メートルにまで
吹きあがるとあったが、どうみても30メートルくらいか。

待つ事、5分。急に盛り上がってきた!ようやく80メートルくらいまでいったようだ。
これが15分継続。我々が投入した¥500だが大きくなったら他のお客も見にきた。
下の噴水見物場所まで行ったら確実にびしょ濡れになるよな~。
しかし西日本って規模が小さいと思った。
遅めの昼食を食べ終わり、無事噴水も息を引き取り出発。ここからもう10分くらいで今夜の宿である”山奥の宿 川原”さんに到着した。
本日走行約150キロ、トラブルなく一日終了。ビール旨し!