旅のおわり 盆ツーリング2010
二泊目のお宿は岩手県南部の大沢温泉”菊水館”。
台風の影響で夜は傘をさしながらの、湯めぐりとなったが、夜半に通過した台風は雲をを全て連れ去ってくれた。

川沿いの半露天風呂は夏の太陽に照らされ、眩いばかり。
となると、見えなくてよい部分も眩いばかり・・・。
夜には形を潜めた”アブ”がまたもや湯船を周回し始め、それを退治すべく朝から振り回すハエ叩きを振り回すのも、この時期の風物詩。
朝風呂を6時前から楽しんで、たらふく朝食を頂いた後にもう一度湯浴みをしてから出発。やはり出発前に入ると汗だくの出発となるのは致し方ないか。完全に元は取っている。

昨日とは打って変わって快晴の下、皆さんと快走します。
さすが15台ともなると最後まで1枚の画像に入れるのは難しい・・・。
これから目指すのはB級グルメの優勝商品の”横手やきそば”です。
実はジャンクフードが好きな皆さんの中には、なんと集合前に既に”横手やきそば”を食べていた者もいたのには驚いた。
本当はB級グルメの方が口に合ってしまうのは、私も含め貧乏性が多いのでしょうか・・・。
大沢温泉から県道を繋いで、国道107号で横手市へ入りますが、快晴という事で気温もうなぎ登り。横手市でGSのメーター内ハ33℃を指していた。
2日前に食したメンバーに案内をさせるつもりが、よくわからん・・・との事で新規に四天王に選ばれた”皆喜多亭”さんに決定。
ここはカレー焼きそばがウリだそうだ。個人的にカレー好きなので独断で決定させてもらった。

腕を振るうマスターの背中。やはり”ラブ”なんですね。
この日は昼前に到着したのが功を奏して、貸切状態。というか15人で入れば貸切にもなりましょう。

肉玉カレー焼きそば¥650+大盛¥100也。通常のカレーの無いタイプもあるので純粋な”横手焼きそば”も楽しめます。

この、上にのっかった半熟玉子が特徴の”横手焼きそば”。
その他の特徴は、麺は茹で麺との事。サラダ油等をまぶしていないのも特徴とはマスター談。
さすが四天王に輝いた店の焼きそばだけあります、旨いです。
何がどう?と言われると筆舌し難く、麺の歯応え喉越し、特製ソース等の全てのハーモニーが絶妙で、そのものを味わうとでも言いましょうか。
カレーは半分にしか掛かっておらず、カレーバージョンと純粋焼きそばバージョンと二つの味が楽しめるのも良いです。
そうそう、単なるカレーの様に感じましたが、ソース焼きそばとの相性も抜群。

秋田道横手ICに程近い国道107号沿いにあるこじんまりとした店舗。
奥様と二人で切り盛りされており、この人数で押し掛けたら迷惑だったにも関わらず、手際良く焼きそばを作って下さいました。
マスターとは再訪の約束をしてお店を後に・・・。(ちなみにシャッターを押しているのがマスター)
お腹を満たした一行は、本日のメインである”川原毛大湯滝”への入浴へ向かう。秋田道の横手ICから湯沢IC方面が無料なので使わない手は無い。よって、ここから1時間も掛からないだろう。
熱風ではない東北の風が体を冷ましながらも、アスファルトからの照り返しがそれを上回り、走る車が少ないから良いようなものの、渋滞などに出くわしたら死人が出そうだ。それでも温泉を目指す。

そして到着、川原毛大湯滝。
お盆と言う事もあり、沢山の人出で賑わっていた。
落差は10メートル以上だろうか・・・打たれると結構痛い。おまけに熱い。

1時間程楽しんだだろうか。今夜の宿まで1時間も掛からない位置ではあるが、3時過ぎには引き上げる。その駐車場への帰路途中に見えるのは川原毛地獄。
川原毛地獄から最後の夜を過ごすべく、須川高原温泉への道すがら、やはり北東北ですね、良い道路が目白押し!おまけに交通量の少なさは特筆!高速コーナーの連続、たのすぃ・・・。

それなりに飛ばしていたので、須川高原温泉には比較的お早い到着。
秋田県東成瀬村とのちょうど県境に立地するこの旅館を数百メートル歩くと、有名な栗駒山荘がある。
当初こちらを予約しようと思ったが、繁忙期はハガキでの予約な為、諦めた。でもこちらの須川高原温泉に宿泊すると栗駒山荘の日帰り入浴券が貰えるので・・・。

当然こういう光景になります。
昼間も入って、宿泊先でももちろん入りますし、そしてさらに近所の温泉へ。温泉好きなんです皆さん・・・。
絶景ローケションが有名な栗駒山荘の露天風呂ですが、山梨のほったらかし温泉も負けてないと思います。あちらの方が眺めが広角ですね。
明日は低気圧の影響で再び雨予報。スーパー雨男さんがいらっしゃるので致し方ありませんが・・・。(すーぱーあまおと読みます)

明けて最終日、予定通り雨でございます。でも出発時には偶然にも雨粒は落ちていませんでした。さて帰りますか・・・。

2年前の秋に来た時は通行止めだった一関ICへ向かう国道342号。この5月に再開通したばかりだが、天災の爪痕はハッキリと残ったままだ。

一関IC手前にて。天候不順により高速使用で一気に帰宅しました。
今年のお盆ツーリングは皆さんの都合が比較的調整出来た様子で、15名もの参加がありました。ソロも楽しいですが、やはり大人数だと楽しいですね。それとあれだけの走りで事故や検挙(気持ちは謙虚で)、そしてトラブルがないのも大いに自慢出来る事だと思います。
昼間は走り倒して、夜は修学旅行状態・・・。
大人になると自分の都合だけではどうにもならない事が多くなり、そうそう長い間、家を空けるわけにもいかないでしょう。
今年程多くの参加は次回には望めないかもしれませんが、各人予定を調整してまた来年も元気に、そして安全第一で東北に行きましょう。
日常生活を円滑快適に過ごす為にも、非日常を楽しもうではありませんか。これは全てのオートバイ乗りへのメッセージでもあります。
蔦温泉 ”蔦温泉旅館” 11 aug2010

2010の北東北ツーリング、事実上1日目の宿として14名で宿泊。
2か月前に予約依頼をしたが、この風情ある旧館の方は既に満室。
致し方なく、鉄筋コンクリートの新館を手配。人員が全2室に渡り分配されたが、12畳の部屋には青森だからか、エアコンは無い。
しかし、青森と言っても避暑地だったのはもう20年も前の話で、皮肉にもよく温まる温泉と熱帯夜の影響で、正直、終始暑かった印象。
1Fのフロント部分の横にエアコンの効いたリビングの様な部屋があったが、そこはなぜかエアコンが効いており、常に人が居たのを見るに暑かったのは私だけでは無い様だ。

夕食全景。左上はガーリック?ポークステーキ、そして東北といえば、お決まりの冷めた岩魚・・・そう冷やし岩魚。その右横は山なのに海の幸です。
鴨肉、ソラマメ、玉子豆腐に煮物・・・固形燃料で炙る鍋等々、比較的インパクトは無いか。先述した通り、有難迷惑な程温まる温泉と夜になっても落ちない気温の影響で、ビールの旨さは堪らないモノがあった。

これが、よく温まる内湯。というかこの温泉は内湯が男女別が2湯、入れ替えが1湯の計3湯しかない。おまけに露天風呂も無い。
お湯はやや熱めの無色透明。湯船の底に板が張ってあるが、その隙間からお湯が沸いている。全ての湯船で同じとの事。
お湯に紛れてたまに上がってくる気泡はまるで、お風呂で屁をこいているよう。女性が隠れてするにはもってこい。
よく温まる証拠として、この入浴の後に一人が気を失って倒れた・・・。
当初冗談かと思ったら、白目を剥いていたので真剣に気を失った様子。
本人は膝までの足湯として浸かっていたとの事だが、急に気分が悪くなったそうだ・・・。

昨年から冬季営業も開始したという、蔦温泉。
私なら絶対冬に行く事をおススメします。何しろこれほど温まる温泉はそうないと思います。朝風呂の後、出発の準備をしている際も汗が止らなかった。ただせっかく温まるのに露天風呂が無いのが悔やまれる。
雪を見ながらの長風呂が可能であるのは想像に難しく無い。
さすれば、最高の湯浴みが出来る事でしょう。温泉は夏より冬の方が良いのかも知れませんね。いまさらですが・・・。
料金は¥138001泊2食付き。ビールも中瓶2本程飲んでの価格です。
☆ちなみにこの日は偶然にも元テニスプレーヤーの松岡修造氏も宿泊していました。風呂にも一緒に入った様ですが、気付きませんでした。
よって所有物の大きさも不明のままでした。
旅の途中 盆ツーリング2010

話が少々前後してしまうが、集合前に昼食を酸ケ湯温泉の酸ケ湯そば¥550を食べていました。
一応名物で以前に一度食べていたのですが、再確認。
そばは所謂”そば”ではなく、冷麦・・・いや太い素麺、細めの茹で過ぎたパスタとも思える、腰の無い麺にカツオ出汁。
不味くはないが、旨くも無い様に思います。私が十割そばが好きなのが大きく影響していますが。

そして付け合わせがそば団子¥350と画像が無いがシャケのおにぎり。
このそば団子は想像通り、そば粉を練り上げて油で揚げてあるもの。
そのもの自体に味は無く、荒塩を付けて食べるのだが、これまた・・・な感じであった。食感、味共にサトイモに酷似しており、粘り気こそ無いものの、サトイモ嫌いな私には受け入れられない食物だった。
一番旨かったのは大きめのシャケのおにぎりであった。そう言えば、ここのオバチャンは「ウチのおにぎりは美味しいよ!」と最初に言っていたのを思い出した。

酸ケ湯のもう一つの名物である、千人風呂にも入りたかったが待ち合わせ時間が迫っていたのでスルー。
実を言うと、この前に温泉、と言っても秘湯・・・いや野湯と言うべき”田代元湯”を目指してハイキングに挑んだ事で時間が無くなっていた。
しかし途中でゲリラ豪雨にやられ断念せざるを得ない状況に涙を飲んだ後だった。画像の路面が濡れているのはその名残だ。ちなみにパンツまで濡れている状態で、携帯も豪雨で落ちた・・・。
この田代元湯という温泉は明治の大規模な遭難事故である、”八甲田山雪中行軍”が目指した温泉地で、もちろん当時のモノでは無いが閉鎖した温泉旅館の廃墟が存在し、その露天風呂?がそのまま生きている貴重な秘湯。
次回はぜひ入りたい温泉です。

そして今夜お世話になる、”蔦温泉旅館”数年前に100周年を迎えた老舗中の老舗旅館。画像から左側には新館なる鉄筋コンクリートの建屋が接続されているが、木造家屋の方は至る所に歪みが出ている。味があってゆっくり出来るお宿。(お宿の詳細は別頁にて)
明けて翌日は辛うじて雨粒は落ちていないが、台風4号の接近に伴い低い雲が立ち込めている中の出発となった。
この日のプランは比内地鶏の昼食を食べてから、男鹿半島は寒風山を登ってから秋田道にて花巻温泉方面へのルートだった。
が、しかし東北地方の西側から接近する台風を少しでも避けるのと、豪雨の中のツーリングも辛かろうと言う事で、大館市内の比内地鶏屋での昼食後に直接高速で花巻方面へ向かう事に予定を修正した。
蔦温泉を出発し、十和田湖から発荷峠、そして樹海ラインを使って小坂IC方面へ下りると、ついに雨が降り出した。さほど強くない雨の中、雨具を着用した一行は一路大館市の比内地鶏専門店”ひないや”を目指す。
小坂ICから30分程で到着、ここで後追いのハルちゃんとの待ち合わせも兼ねている。昨日の宿で携帯電話が落ちていたのと、もう一つの携帯は圏外・・・全く打ち合わせが出来なかったが、殆どジャストで合流成功。

そして”ひないや”の比内地鶏の親子丼セット¥2000也。
上げ底のドンブリではあったが、ぷりぷりの比内地鶏とその味付けは絶品でした。以前比内の街中で食べた際の比内地鶏はコンクリートの様な硬さでしたが、本物は?こうも違うのでしょうか・・・。
大雨にも関わらず行列していたのは、そういう事なのでしょう。
このお店を出る頃から雨が本格化し、かなりの豪雨の中東北道を小坂ICから花巻南まで飛ばす事に。

花巻南ICにて。時刻は真夏の午後3時だというのに、まるで夕暮れの様相。この時点ではほぼ雨は上がっており、台風の通過を予感させる中、続々とゲートを通過する仲間達。
カメラが防水で無い事から、この日の画像は殆ど無し。防水カメラ欲しくなります。
そしてこの日のツーリングは終わりを迎えます。天気予報によると明日は台風一過の快晴との事。期待出来そうです。
この日の宿は”大沢温泉 菊水館”昨日に引き続き秘湯を守る会加盟の宿です。日中に雨で楽しめなかった分、沢山あるお風呂で楽しみました。